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地球 ヒミコ  作者: ミゼットくん
四女神連邦編
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ヒミコ邸に賽銭箱と等身大フィギア立つ

「はぁ〜疲れたわ」

ヒミコ教国から100kmほどのところにヒミコ邸は建てられてあった。

「しかしやっとこれでうるさい国民共から離れる事が出来たわ。なんで玄関にお賽銭箱まで置かれんのよ!それに集まったお金って誰が貰ってたのかしら?」

ヒミコが不機嫌そうに言う。すると玉兎が返す。

「まあまあ落ち着いて下さいよヒミコ様。もうすぐ自由気ままな生活が待っているんですから」

「うさっ!あんたいつ来たのよ?来ないでって言ったよね?」

「ええ、でもヒミコ様が寂しいんじゃないかと思って。それにヒミコ様が帰ってくるまでずっとここで待っていましたし」

「それ、私が来る前からでしょうが‥」と呆れるヒミコだが玉兎は構わず続ける。

「私もここに暮らします。国はアリスにでも任せようかと…」

「はぁ!?何言ってんの!帰れ!」

「ヒミコ様がいないと私、何もできませんし」

「いや、あなた私の食料管理やってるんでしょ!どうすんのよ!」

「あっ、暮らすのは冗談ですよー。ただ100キロ位なら毎日顔を出す位しなきゃと思いまして…、車を飛ばせば1時間ちょい位で来れるし…あっと、逆にヒミコ様が毎日うさちゃん国に来てくれてもいいですけど」

「ばっ、馬鹿か!何で私がそんな事をしなくちゃいけないのよ!」

「ヒミコ様、可愛いですね」

「なっ……、だーもう!いい加減に帰れ!」と怒るヒミコ。

そしてヒミコの家の中に入る。


次の日の朝、玄関にはお賽銭箱が置かれていた。それを見てヒミコは唖然としてしまった。

そして溜息を吐きながら思う。

「はぁ~、やっぱりだめだわ……。ここでも変な奴らが現れるのかしらね……」と愚痴をこぼす。

すると玉兎が声をかけてきた。

「ヒミコ様、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」と尋ねてきた。それに答えるようにヒミコはこう返す。

「これ置いたのあんたね?」と言った。それに対して玉兎は素直に認めた。

「バレましたか。実は最近気になっている店があるんですが一緒に行きませんか?ヒミコ様がよく食べてたパンケーキのお店があるんですけど……」と言うと、ヒミコが呆れたように

「話をそらすな!これ持って帰ってよね。」


「えー、だってヒミコ様のファンが大勢いるんですよ。ここに置いておかないと困りますよ」と玉兎は反論するが、ヒミコは聞く耳を持たなかった。

「そんなの、あんたの家の前にでも置きなさいよ!あんたのバニーガールのフィギアでも隣に置いてさ!」と言い出した。

それに対して玉兎は笑って答える。

「それはいいかもしれませんね。それならここに置いておく必要もないですよね」と言うと、ヒミコは満足そうに頷いた。

その後、なぜかヒミコの実物大フィギアと自身のバニーガールフィギアを作製してそこに賽銭箱を置いた。

勿論、屋根付きの建物の中に置くことにした。しかし、妙に色っぽく作ってしまったもんだと少し後悔もしていたが。。

そして毎日玉兎が賽銭を回収することにしていた。

その事を知ったヒミコはその日に文句を言いに来た。

「ねえ、あのセクシーなフィギアなんなの?」と言うと、玉兎はニヤリとした表情で返す。

「それは秘密です」と言うと、ヒミコは怒ったように言った。

「秘密とか言ってるけど、あれはどう考えても私を狙った奴でしょ!絶対に私のフィギアをエロ目線で見てるよね!」と言うと、玉兎は笑いながら否定した。

「いやいや、まさかそんな事はありませんよ。私のフィギアだって結構エロいでしょ」と言うと、ヒミコは呆れたように返した。

そしてヒミコは続けた。

「あんたのフィギアはともかくとして、私のを性的な目で見るなんて許せないわ!」

「まあまあ、そんなに怒らないでくださいよ。それにあのフィギアのモデルになったのはヒミコ様でしょ?別に悪い事してるわけじゃないんだし」

「五月蝿い!」そう言ってヒミコは口から冷気を吹き自身のフィギアを凍らせて粉々に破壊してしまったのだ。

「せめてこういうのにしてよね」といいながら氷で自分の像を作製したがただ立ってるだけの何の面白みもない像だ。

玉兎はあんぐりと口を開けている。

「これ、何の面白みもないですよ。」と玉兎は抗議する。しかし、ヒミコは聞く耳を持たず勝手に氷像を作り上げていった。

「ああ、もういいわよ。私はもう行くから」

と言って去っていった。

残された玉兎は仕方がないと思いその像に座布団を敷きその上に置いた。が、数時間後に溶けて消えてしまう事に気づいた。

なので今度は普通のヒミコのフィギアを作って自身の像の隣に置いておいた。そして、その前に賽銭箱を置いていた。

そしてその像の周りには沢山の花束が置かれていた。

ここは金智英共和国の首都にある、金智英のオフィス兼自宅である豪邸だ。ヒミコ教国と変わらず一人暮らしだ。

その部屋の窓辺に立ち景色を見渡す。金智英は感慨深げに呟いた。

「さて、今日も頑張ろうかしら」

この国の首相となってから既に半年が経過していた。

「金智英共和国でも等身大フィギアを作るべきです」と李夏官房長官は提案してきた。

現在、国民の支持率は80%を超えていて経済成長率も順調で治安も安定している。国民の暮らし向きも良い。

ただ、一つだけ心配なことがあったのだ。それはヒミコが作ったというセクシーな像と玉兎のバニーガールの像だ。

あの像は国民の間で話題になっていた。金智英も気になって一度見に行ったことがあるのだが、確かにあれは芸術品のように美しく、それでいてエロティックでもあった。

「あんなの恥ずかしいだけだわ!第一、あんな物を飾るなんて頭がおかしいわよ!」と金智英は憤慨していた。

「しかしヒミコ様の像はともかく玉兎様の像はとても可愛くて良いと思いますが‥」と李夏が言うと、

「だーかーら!あんた、あの像を見て何とも思わないの?」と金智英が尋ねる。李夏は少し考えて答える。

「いえ、特に何も思いませんが……しかし観光スポットとしてかなりの人気ですし、それにあんな格好しなくてもチマチョゴリでいいかと」

「まあ、確かにそうだけど……」

と金智英が言うと、李夏は続けた。

「じゃあ、早速作成にかかります」と言ってきたので許可を出したのだった。

そして完成したとの連絡を受け見に行くと色んなチマチョゴリをきた金智英が五体ほど飾られていた。躍動感のある作りでとても素晴らしく可愛らしくもあった。それを見た金智英は満足そうにしていた。

そしてお賽銭箱の横には「国民皆様のご健康と幸せを願って」と書いてあった。

翌日、早速観光客が沢山訪れたらしい。そのおかげなのか旅行関係の宿泊施設や土産物屋などが急に繁盛し始め、そこで働く人も増えていた。政府の税収も増えた為に福祉や公共サービスなどが向上したのだ。

「この調子なら経済的にもかなり改善できるし、今後の課題は更なる産業の発展と労働環境の改善かな?」と金智英は考えていた。

そして今度は像の前で記念撮影をする観光客が増えていた。そして観光客だけでなく、地元民や学生たちまでも撮りに来ていた。

そのうち調子に乗って写真集まで置かれることになった。しかも写真集は1ヶ月で売り切れてしまった。あっという間に完売したのだ。

まあ、それも当然か。ここでしか購入できない上に量も少ないので転売するとプレミア価格が凄いのだ。

なので外国で特に日韓での発売を求める声が大きかった。

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