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畑・種・神
今回、ドラゴンボールネタなので、
わからなかったらごめんなさい。
あたり一面に広がる畑には黄金の穂先が揺れている。
種をまくときは辛かったけど、こうして実りのときを迎えられるのはとても嬉しいと少年は思った。
「収穫物の初穂を神に捧げてきなさい」
村の長に命じられ少年は兄とともに神の住む祠へとやってきた。
「あの神様顔色悪くないか? それに頭に触覚みたいのが生えてるし」
神は少年たちを見つめてにやりと笑う。
「ポコペンポコペン、だーれがつついた……」
「やべえ、魔族のほうだった」