もう一つの地球
ここは、もう一つの地球。
「ねえ、サトル♥」
妻のレイが、肌の透けた薄い下着姿で俺を求める。
レイの恵体は、俺の本能を刺激してやまない。今すぐ彼女を抱きしめたい。だが、理性が俺を静めてしまう。
「少しだけ、待ってくれないか。10分でいい」
俺は、自分の部屋に入りその手のハウツー本を手に取った。何度も読んだページをもう一度確認する。
『オドロキ!この体位なら大丈夫。死亡率12%以下。あなたも生還できるエッチ特集 』
俺は、何度も記事を指でなぞり確認する。よし、エッチにはリスクがともなうんだ。男は性交での放精の際に20%の確率で絶命する。この確率はあくまで統計的な話で、女性が愛を感じない場合に、男性に有害となる体液が分泌されるらしい。結果20%という確率だ。もし、俺が果てても国の補助もある。俺も子供は欲しい。レイと俺の子供が欲しい。良し。俺はイケる。ヤレる。大丈夫だ。生き延びれる。オレはレイを愛してる。俺はレイと子供と幸せな家族になる。
俺は部屋を出て、俺を待ちわびて潤んだ瞳で見つめるレイを抱き上げた。
俺も彼女の潤んだ瞳を見つめ、互いの同意の確認を感じた後、彼女にキスをした。彼女の舌を甘く感じた俺は「レイと離れる事は無い」と気持ちが定まり彼女を寝室に運んだ。
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3年後。
「パパだいちゅきー」
娘のエイミの笑顔は、俺の得た幸福を改めて噛みしめさせてくれる。子供に恵まれた俺は、会社でも尊敬され給金も以前とは比べものにならない。
レイも変わらず、愛らしく美しい。俺は幸福の絶頂にいる。
「ねえ、サトル♥ 私、2人目が欲しいな」




