第四話 ボスってマジですか
〈ゴブリンシャーマン 推薦レベル10 推薦人数二人〉
まじですか、まじですか
う~ん、俺レベル4なんだけど
無理じゃね
逃げる?
それだけは
どっちにしろ矢ないし
やるか
「こい!、ゴブリンシャーマン!」
俺はゴブリンシャーマンの元へと走り出した
そして矢を手に持ち突き刺そうとした瞬間
俺はブレーキをし、魔法を避けた
俺は詠唱が間に合うと思っていなく突っ込んでいくと今のようになった
それからは少し距離を置き相手の攻撃をひたすら見た
約十五分後
「よし完璧に覚えた。ここからが俺の反撃だ」
まず一つ目の攻撃俺がゴブリンシャーマンの半径五メートルほど近づくと杖で攻撃してくる
だがその攻撃は単調で横への薙ぎ払いか杖で突いてくるかの違いだ
そして違いも分かりやすくゴブリンシャーマンの視界から半分以上死角だった場合横での薙ぎ払いだ
だから俺はそれを狙って避けるためのジャンプをする
そして予想した通り薙ぎ払いが来て空振りに終わり
そこで俺はまず一本ゴブリンシャーマンの頭へと突き刺した
ここでポイントなのができるだけ目を狙わないこと
目を目狙い攻撃すると片目の視界が失われるが今まで覚えてきた相手の行動が変わるからだ
「ぐぎゃあ」
ゴブリンシャーマンが悲鳴を上げた
俺は一度下がりスタミナを回復した
スタミナが回復し次に俺はゴブリンシャーマンの正面十メートルのラインに近づいた
次の瞬間ゴブリンシャーマンは詠唱をし始めた
俺はそれを見て堂々と正面を歩き出す
正面のゴブリンシャーマンとの距離が半径三メートルになったとき詠唱が完了し
その魔法をそく放たれた
俺はその行動を予想し顔すれすれのところで避けもう一本矢を突き刺した
その瞬間ゴブリンシャーマンは怯み俺は矢を三本掴み突き刺した
だがまだ怯みは終わらなくもう三本追加で突き刺した
矢を突き刺すとゴブリンシャーマンが動きだし俺はスキルを使ってその場を離れた
《スプリントダッシュ》
スキルを使うとスプリントの際の踏み込みに強化がされかなりの初速になる
クールタイム二分
俺が場を離れるとゴブリンシャーマンが何かを詠唱し始めた
俺はこの技を知らないそれもそうだこの攻撃はゴブリンシャーマンのHPが半分になって初めて発動する技だからだ
俺は立ち止まりスタミナを回復しながら攻撃を見ていた
時間で言うと一分半その魔法は完成したらしい
ゴブリンシャーマンがこちらを笑いながら見てきてその瞬間魔法が放たれた
魔法が放たれる寸前で俺は走り出した
その魔法はレーザービームのようなものをだしていた
早さは俺の全速力より0.2秒ほど早いだからじりじりとレーザーが迫ってくる
だが俺は逃げながら気づいたことがあった
それはレーザーが縦一直線だということに
それに気づいた俺は全速力で走りながら時間を稼いだ
そしてレーザーと俺が今にもぶつかる一秒前クールタイム終了
「ここだぁああ!、《スプリントダッシュ》」
レーザーが俺に触れる寸前俺はスキルを使いゴブリンシャーマンに突っ込んだ
「一か八かの勝負、食らいやがれ!」
俺は矢を二本持ちゴブリンシャーマンへと突き刺す
がまだ死なない
更に三本追加
「頼むいけぇええ!」
矢を突き刺した次の瞬間ゴブリンシャーマンはポリゴンとなり砕けた
「あ、あっぶねぇぇえ~」
俺は疲れて座り込んだ
レベルが3上がりそれとお金とドロップアイテムが手に入った
お金は2.000マネ手に入った
(ドロップアイテム、[ゴブリンシャーマンの杖])
杖かいらないが確認してみるか
[ゴブリンシャーマンの杖]
第一のエリアボスが落とすレアアイテム
そして俺は思ったどうせ使わないし売れば金になるんじゃねと
そうと決まれば次の街で売るしかないと俺は元気が出た
そしてそのまま次の街へと向かった
「ここが海の街メイデスか、げ、海のにおいここまで再現してるのかよ、このゲームは」
と思いながら街を歩きだす
俺は街につき早速とあることを確認した、フレンドチャットだ
先ほどボスを倒したときにミントさんにチャットしていたのだ
スカイ:すみません。突然ですが少しだけお時間大丈夫ですか?
ミント:全然大丈夫だよ
スカイ:ありがとうございます。早速なのですがエリアボスを倒して武器がドロップしたのですがどこに売りに行けばいいのでしょうか
ミント:え、エリアボス倒したの!、おめでと、てかすご!どうやって?
スカイ:相手も行動をずっと見て避けてました
ミント:すごいね。ごめん、ごめん。えーと武器を売る場所だっけ?
スカイ:はい
ミント:一番無難なのはNPCがやっているアイテムショップか、鍛冶屋なんだけど。実はもう一つ、プレイヤーが開いているお店でも売れるよ、けど注意ぼったくられる可能性もあるんだよね
スカイ:わかりました。今回はNPCがやっているアイテムショップで売ります
ミント:最初はその方がいいかな
スカイ:ありがとうございます
ミント:いいよ気にしないで。あ、けど一つ
スカイ:なんですか?
ミント:敬語をやめよう
スカイ:善処します
ミント:よろしい
てことでアイテムショップに行くか
『いらっしゃいませ』
「アイテムを売りに来た」
『かしこまりました、ではアイテムをこちらに』
「はい」
『ゴブリンシャーマンの杖が2万マネです』
「たか」
『はい、今では冒険者様があまりお持ちにならないのでこちらの金額です』
「売ります」
『かしこまりました』
「最後に素材集め用のつるはしと斧って買えますか?」
『はいもちろん買えます、こちらの通りの赤色の屋根の建物が鍛冶屋となっておりそこで販売していますよ』
「ありがと」
『ありがとうございました~』
次に鍛冶屋に行きつるはしと斧を買った
ここで驚いたのがつるはしと斧が一つ5千マネずつと高いが耐久値が無限らしい
こうして俺は二つの神器がそろい船に乗り鉄鉱山に向かった