第三話 新たなフレンド?
俺はリビングに行き冷蔵庫からスムージーを取り出しその場で飲んでいると声をかけられた
「おかえり」
「ただいま。そっちこそおかえり今帰って来たのか?」
「うん」
「へ~、お疲れ」
「まあけどもう一回出ていくけどね」
「そうか、そういやどこ行ってたんだ?」
「何それストーカー?きもいんだけど」
「聞いただけでストーカー扱いかよ。やばすぎんだろ」
「はは、ごめん、ごめん。どこ行ってたかだっけ、今日は最近渋谷で有名なカフェに行ってきた」
「そんなの俺が知ってると思うか?」
「写真見たらわかると思うよはいこれ」
そう言って写真を見せてきた
写真の内容は妹こと冷夏と冷夏の友達の唯華とカラフルなパンケーキとのツーショット写真だ
「相変わらずいいね多いな」
「まあいちよう私たち二人とも人気インフルエンサーなわけだし」
そう冷夏と唯華は絶賛大人気中のインフルエンサーなのだ
「いや~それにしても朝一に行ってよかったよ。お客さん続々来てたし」
「朝から元気だな」
「そういうお兄ちゃんは元気ないね。今日はパレソフィとかいうゲームをやる日じゃなかったっけ」
「それがさ」
冷夏にすべて話すと爆笑された
「あははは~~、ちょ、お腹痛い、矢があたらないやって、あは、はははは~~」
「笑いすぎだろ」
「だ、だって」
冷夏はゲラだ、だからよくこうやって爆笑される
少し時間が経ち冷夏の笑いが収まった
「は~~お腹いたい」
「じゃあ俺そろそろ行くぞ」
「分かった、バイバ~イ」
こうして俺は部屋に戻り持ってきたスムージーを飲み干し再びログインした
ログインするとクラフトが完了しており俺は矢をインベントリに入れ街を出た
街を出て俺はもう一度森に入りモンスターを探した
今回もゴブリンを見つけたので俺は再び弓を放った
だがしかし当たらない
再び
また再び
なんどやっても当たらなかった
「く、くそ、え?、ん?、はぁ~~~~」
何度撃っても当たらなくため息をついているとゴブリンがこっちに向かってきていた
もうどうすることもできない
俺はどうしようかと思い悩んでいる隙にもゴブリンは来ていた
そしてその時ひらめいた
「こうすりゃあ、当たるだろおぉぉお!」
その攻撃は矢筒から矢を取り出しゴブリンの頭を突き刺したのだ
「ぐぎゃあ!」
その攻撃でゴブリンは悲鳴をあげポリゴンとなって砕けていった
(ドロップアイテム、[ゴブリンの手斧])
「よ、よっしゃ~~~」
俺は猛烈に喜んだのだ
当たり前だゲームを始めて約一時間半俺はやっとモンスターを倒せたのだから
だが俺はあることを忘れていた
このゲームをオンラインゲームだということを
「こっちから声が?」
「やっと一匹モンスターを?」
「「あ」」
や、やっちまった~これオンラインゲームだ~人がいるの忘れてた~
「は、はは、どうも」
「どうも」
「ではこれで」
プレイヤーの隣を通った瞬間俺はガンダッシュをした
そしてスタミナが無くなると同時に近くの木にもたれこんだ
「は、はっず~~ガチではずい」
少し時間が経つと恥ずかしさも収まり俺はもう一度ゴブリンを倒しに行った
そして練習がてらに弓を放つのだが当たらない
そしてゴブリンが俺に近づいてくると先ほどのように矢を頭に突き刺した
こうしてゴブリンは倒せた
そして思った
「弓いらなくね」
う~ん、これじゃ弓使いじゃなくて矢使いじゃん
まあいっか、これから練習していけばいいんだし
そんな感じで俺はゴブリンを狩に行った
それからレベルが上がり現在ではレベル3まで上がったのだ
そして俺はそのポイントをAGIとSTMに5pずつ振った
それから俺はずっとレベリングをして5まで上がった
そして矢が半分になった
やばい燃費がやばすぎる
本来ヘッドショット一発で倒せるゴブリン一体に矢を何本も使いすぎた
この世界の弓使い鬼畜過ぎんだろ
と弱気をはいていたら近くから戦闘音が聞こえた
「ヒロト前へ」
「了解」
「ヒロトが前に出たと同時に|マキが詠唱を開始してくれ」
「分かった」
凄い連携をしながらモンスターと戦っていた
まあゴブリンだけどな
だが複数体いるようだ
俺が三人の連携を眺めているとなんと声をかけられた
「そこにいるのは誰だ」
「す、すみません」
「もしよければ手伝ってくれないか?」
「え、わ、分かった」
なんと俺は三人の連携に加わって戦うことになった
「一時的な見方だ安心してくれ」
「「了解」」
「君はヒロト、いやタンクが守ってくれるから後方で援護射撃を」
「え、あ、はい」
「くるぞ!」
「「「了解」」」
「ファイヤボール」
俺は魔法使いが放った魔法と同時に弓を放った
そして彼女の攻撃は当たり、もちろん俺の攻撃は外れた
俺が苦笑いしていると
「ドンマイだ、次頼むぞ」
「了解」
もう一度弓を放った
だが当たらなかった
「ドンマイだ、次頼むぞ」
「了解」
そしてもう一度弓を放った
だが!当たらなかった
「ド、ドンマ」
「あなたどれだけ外すのよ!」
「す、すみません」
怒られた
そして戦闘も終わった
「えっと、助けてくれてありが」
「言わなくていいでしょ、何も役に立ってないし」
「う」
「ご、ごめん、彼女ちょっと気が強くて」
「は、はい、じゃあ俺はここで」
「あ、うん、またね」
俺がとぼとぼその場を離れようとしたときとある出来事があった
「モ、モンスターよ」
「な、こいつは、ホブゴブリン!、マキ離れろ!」
「え」
次の瞬間俺の体は勝手に動いていた
全速力でホブゴブリンへと向かって行き頭めがけて矢を突き刺した
「「な」」
「ひゃ」
ホブゴブリンがよろけたところをもう一本矢を取り出し突き刺した
だがまだ生きていたのでさらにもう一本突き刺した
そうするとホブゴブリンはポリゴンとなって砕けていった
そしてレベルが1上がった
「だ、大丈夫かマキ」
「え、ええ」
「それにしてもお前なかなかやるじゃねえか」
「ありがとう」
「それにしても矢をそのまま突き刺すなんてね」
「どうにも矢が当たらなくてな、けどこうすれば攻撃が当たることに気が付いてな」
「す、すごいな」
「あ、あの、さっきはありがとう」
「全然かまわないよ」
「それとさっきはごめんなさい」
「いや、それに関しては実際俺も悪いから気にしなくていいよ」
「うん」
「じゃあ俺はこれで」
「ちょっと待ってくれよ」
「ん?」
「俺たちとパーティーを組まないか?」
その言葉はとてもありがたい
だが
「ごめん、いいかな。俺はそういうの向いてないんだ」
「そ、そうか。じゃあせめてフレンド登録しようぜ」
「それはかまわない」
「じゃあ俺も、俺はヒロトよろしくな」
「よろしくスカイだ」
「わ、私も、マキ、それが私の名前、よろしく」
「よろしく、スカイだ」
「僕の名前はレンよろしく」
「よろしく、スカイだ」
「よしこれでフレンド登録完了だな」
「じゃあ俺はこれで」
「ああまたな」
「じゃあな」
「バイバイ」
「またな~」
こうして俺はレンたちのパーティーと解散した
「いっちゃたな」
「だな」
「うん」
「でもよかったのかい、別れちゃって」
「ん?」
「大丈夫、また会えるよ」
「だね」
「ん?」
一方俺はレンたちと解散してから道に迷っていた
約五分ほど森を彷徨いながら歩いていると出口らしきものが見えそのまま森を出た
そして森を出たと思っていたら目の前にエリアボスが立っていた
「おう、まじか」
<ステータス>
PN:スカイ
LV:4
JOB:弓使い
2.000マネ
HP(体力):20
MP(魔力):10
STM(持久力):40
STR(筋力):10
DEX(器用):15
AGI(敏捷):30
TEC(技量):15
VIT(耐久力):10
LUC(幸運):15
スキル
・ラッシュアロウ Lv1
・ショットアロウ Lv1
・スプリントダッシュ Lv1
装備
右:初期の弓
左:無し
頭:革の頭鎧
胴:胴の革鎧
腰:腰の革鎧
足:足の革鎧
アクセサリー:無し