魔法の基本
アイシャが気絶した。
この状況どうする……?
とりあえず
「パパー!ママがたおれたー!!」
その声を聞いてウィリアムが急いで駆けつける。
「どうしたんだ!アレク!」
説明しづらいな……
「えっとね……僕が基本元素四つ全て使えることがわかって、それを見せたらママが倒れちゃった」
その言葉を聞いてウィリアムがピタリと固まる。
「お、おいアレク……冗談だよな?」
流石に信じれていない様子のウィリアム。
私は基本元素四つ全て使える事を証明するべく、先程と同じようにそれぞれの指先に魔法を出した。
「おいおい……うそだろ……カルテットが存在したなんて……」
「……この状況は理解した。アレクは一人でお勉強でもしてきなさい」
「う、うん」
私はアイシャとウィリアムを残して一人自室に戻った。
「まさかのカルテットとはな……流石の私もびっくりだ」
だが、これでいい。カルテットとして魔法を極め、剣術も極めることができれば私はこの世界で一番強くなれるはずだ。
そのためにも早く基本を覚えないといけないな。
アレクは木剣をもって今日の剣術のおさらいを始めた。
「アイシャ大丈夫か?」
「えぇ……アレクはどこにいるの?」
「自分の部屋にいるはずだ」
「そう……」
2人はアレクの才能に関してどうすればいいか混乱している。
「あなた……アレクは王都できちんとした先生に見てもらうべきだと思うの」
「俺もその意見には賛成だ。だがまだ2歳だ」
2人はアレクについてどうするべきか頭を悩ませる。
「まあまずは俺たちが剣術と魔法の基本となる事を教えよう。後のことはそれからでも大丈夫だ」
「そうね……そうしましょう」
アレクが一人で修練を開始して2時間ほど経った。
「アレク〜さっきはごめんなさい。魔法の練習の続きをしましょう」
アイシャの声を聞いてアレクは修練を開始してはじめて休憩に入る。
「わかったー!いまからいく!」
「アレク。あなたの才能は人間の域を遥かに超えているわ。あなたは他の人から狙われる対象となるの。だから強くなるために修練を積む必要があるわ」
「もちろんだよ!僕はつよくなるよこの世界の誰よりも」
「うんうんその意気ね」
そしてアレクはアイシャから魔法のコントロールについて学び始めた。
「アレク。魔法には魔力を消費することは知っているわよね。その消費をなるべく抑えるためには2つ方法があるの。なんだかわかる?」
「んー!1つは魔法の具体的なイメージだと思う!」
「正解よ。もうひとつは?」
「んー!わからない」
私は魔力を抑えるための方法を今までも考えてきたがわからなかった。
「もうひとつはね。魔力の質を良くすることなの」
魔力の質を良くする?なんだそれ
「魔法を使う時に魔力を消費する。その魔力はどこからくるの?」
「んーマナコア?」
「そうマナコア。マナコアから魔力を練るときに荒く練るのじゃなくて丁寧に練るの。これは練習が必要でこれを覚えることができたら、魔法を使う時に自然と良い質の魔力を練れるわ」
「むずかしいね。でもやってみるよ!どうすればいいの?」
「マナコアから魔力をつくる感覚をまずは身につけるの。今魔法を使えば身体の中にある魔力を一気に吸われる感覚があると思う。はじめはみんなそうだけど、それではすぐに魔力が尽きてしまうわ。だからまずはただの魔力を手のひらにだすこと。そうすれば魔力をつくる感覚っていうのを感じることが出来ると思うわ」
「わかった!でも魔力を手のひらに出すっていうのはわかったけど、魔力に色って付いているの?」
「魔力に色はついてないわ。でも魔力を手のひらに出せば手のひらに魔力がでているってことはわかるわ。それに見ているだけでも魔力を感じれるの」
なんと興味深い話だ。やっぱり魔法というのは奥が深い。
「わかった!がんばってみる!」
そうして午後から2時間ほど修練をしたが魔力を手のひらにだすことはできなかった。




