カルテット
午前中は剣術の指導をウィリアムから受けた。そして午後からはアイシャから魔法の指導を受ける。
「アレク遅かったわね」
「ごめんなさい。にわでとおひるねしてた」
「まあ2歳児にはそりゃしんどいわよね。でも頑張らないといけないの」
「わかっているよママ」
「なら今から魔法について教えるわ。魔法についてはどこまで知っているの?」
私は2年間本で学んだことをそのまま言う。
「魔法の核となるのは身体の中にあるマナコアで基本元素は火、水、風、土で特殊元素に重力、氷、雷があってその2つに分類されない元素を特別元素っていう!あとは基本元素は一人一元素しか使えくて、たまにすごい人は二元素や三元素使えたりする!」
「うん。よく勉強しているわね。ステージについては勉強してる?」
「うん!しているよ!」
「ならいいでしょう。まずはアレクが使える元素を探しましょう」
アイシャは本を取り出した。
「この本には基本元素の使い方が書いてあるの。読んでみて」
私はアイシャから基本元素の使い方の本を受け取った。初めて見る本で読むのが楽しみだ。
その本に書いてあったのは、魔法には大きくわけて2つの方法がある。詠唱魔法と無詠唱魔法で詠唱魔法は術者のイメージをより鮮明にするために用いる方法であり、その魔法についてしっかりとイメージができている場合は詠唱は必要なく無詠唱で行えるとのこと。
そして基本元素の何が使えるかは自分のマナコアを覆っているマナの流れを感じることでわかるらしい。マナコアを覆っているマナを感じることができると同時にそのマナの色も感じることができ、火なら赤。水なら青。風なら緑。土なら茶。特別元素なら銀。と決まっており複数の基本元素が使える人はマナの色が複数あるらしい。
つくづく魔法は実に興味深いな。
「ママ!本読めたよ!」
「そう?ならまずはマナコアを覆っているマナを感じるところからはじめましょう」
「うん!」
私は目を閉じ、マナコアにあるマナを探す。
ふぅー……
身体の中心に暖かい核
その核を覆っているマナ……
ふぅー……集中しろ。自分の身体に意識を向けろ
……あった
色は……赤、青、緑、茶!!!
全部使えるではないか!これはどういうことだ?
私は自分が四つの元素を使えるとしり驚きが隠せない。
するとアイシャが
「どうしたの?アレク。感じることは出来たの?」
「う、うん。で、でも全部の基本元素使えるみたい……」
アイシャは私の言葉を聞き、ピタリと固まる。
「……それは本当?アレク」
「う、うん」
私は本に書いていた魔法はイメージが大切ということを思い出し、親指に火のイメージ、人差し指に水のイメージ、中指に風のイメージ、薬指に土のイメージをそれぞれ具体的にしてみる。
すると
それぞれの指に魔法が浮かび上がる。
「ほら!できた!ママできたよ!」
アレクの手を見てアイシャは気絶した。




