スタートライン
よしご飯も終えたことだし今度こそマナコアの形成を完成させるぞ!
ふぅ……落ち着いて自分の中にある熱を感じろ……
………
あと少し。
……よし!
ドゴォォン!!
マナコアの形成が完了した!
今の気分は最高だ!!なんでも出来そうだ!
「ア、アレク……?」
私はアイシャの声を聞いて我に返った。
「え、え、家が……」
そう。家が崩壊していたのだ。
「アレク……ちょっとこっちに来て」
私はそう言われてアイシャとウィリアムの方に近づく。
(怒られるよな……まさか爆発するなんて……)
「す、すごい。まだ2歳だぞ。マナコアが形成されている……」
(……え?怒らないの?)
だってこの2年間必死に形成するために破片集めたんだもん。
「アレクあなたは天才よ。2歳でマナコアに目覚めた人なんていないと思うの。あなたは力の使い方について学ぶ必要があるの。わかる?」
「う、うん。ごめんなさい」
「謝る必要はないの。これからあなたは学ばないといけないことが増えたの。頑張れる?」
「う、うん!つよくなってみんなをまもる!」
「わかったならそれでいいわよ」
ふぅ……なんとか乗り切ったが、本にマナコア形成時に家が崩壊するなんて書いてなかったぞ!ホラ吹きめ!
私はこうしてマナコアを得た。
当たり前だがマナコアのステージはブラックの下位だ。
これから沢山の修練を積む必要がある。
「ようやくスタートラインだ」
そうして私の目まぐるしい1年が始まった。
マナコアが形成した次の日。
「今日から剣術を教えるぞ!午後からはママが魔法について教えてくれる!がんばるんだぞアレク!」
「うん!がんばる!」
そう言って今日早速もらった短剣を持った。
(うぉぉぉお!これが剣か……木製なのはご愛嬌ってやつだな)
剣を持ったことはないはずなのだが、なんだか身体にしっくりくる。
「アレク良いかまえだ。さあ来い!」
私は深呼吸をしてからウィリアムに飛びかかる。
だが剣を持ったことなどない私は剣の振り方など知るはずもなく簡単に振り払われてしまう。
「まあ2歳児って感じだな。剣術というより剣術遊びだな」
そりゃそうでしょうよ。こちとら2歳だぞ。
「剣術むずかしいね。でもなんだかできるきがするよ」
私は身体が動こうとするままにウィリアムに飛びかかる。
剣を振る時はモーションをなるべく最小限に抑えて、素早く振り下ろす。
頭の中でそんな事が浮かんだ。
それを実践してみる。
「お、良くなったじゃないか」
私の一打はいとも容易く躱される。
だがまだだ。そのまま足を素早くスライドさせ斜めに振る。
「おいおい。ほんとに2歳か?」
流石にこの動きにはウィリアムも驚きを隠せないようだ。
「剣術わかるきがする!」
そうして午前中は剣術に打ち込んだ。
昼食を挟んでから魔法の修練を始めようか……
私はそのまま倒れ込んで目を瞑った。
そしてウィリアムは
「アレクは凄い才能の持ち主だ。魔法だけではなく剣術までも……か」




