才能
この世界に転生して二年が経った。
私はこの二年をただ過ごしてきたわけではない。
魔法が使えるのかすらわからなかったが、あまりにも暇だったのでマナコアになりうるものを探してみたところ少し熱を持った破片をたくさん身体の中に見つけたのだ。
私はこの破片がマナコアの形成に繋がると考え、この二年間必死に破片を一か所に集めていた。
それもあと少しで終わる。晴れて私は魔術師になることができるのだ!!
そしてこの二年でわかったこと。
ウィリアムは魔法が使える。属性は土。そして職業は冒険者だ。訓練を見ている限りウィリアムは魔法を得意としていない。魔力を使い身体教科を施し、剣を使い接近攻撃……だろう。
「どうしたのアレク??パパを見てるの?」
「うん!パパってつよいの?」
「強いわよ~!アレクはパパの血が半分混ざっているから冒険者になりたがるのかしら。心配だわ」
アイシャは私が冒険者になるのかもしれないと不安なのか……
「だいじょうぶだよ!つよくなってみんなをまもるの!」
「ふふっ。そうね。強くならなくちゃね」
「うん!べんきょうしてくる!」
「アレクは勉強がほんとに好きねえ」
私は本を通じてこの世界のことを学んでいる。だが、この世界はあまり発展していないように感じる。前世の記憶はあまりないがなんとなく不便に感じるのである。
あと少し……
あと少しでマナコアの形成が終わる。
あとすこ「アレクーご飯よー!」
あぁもう!あと少しだったのに!
「はーい!いまいくー!」
私はマナコアの形成をやめ、夕食をとるためリビングに向かう。
「ねぇパパ」
「どうした?アレク」
「ぼくもつよくなりたい!!」
「アレクにはまだ早いなあ〜アレクは俺とママが魔術師だからマナコアは形成されるだろうから魔法に関してはそれからだなー」
「けんじゅつ!けんならいたい!」
「ほほう。アレクは剣に興味があるのか」
「うん!」
「よしわかった!2歳の誕生日プレゼントとしてアレク用の木剣を贈ろう!」
「ほんとに!?ありがとう!!」
よし。これで小さい身体でも修練が行える。
でも剣術とかはわからないんだよな。独学でするしかないか……
「ごちそうさま!べんきょうしてくる!」
「おういってこい!」
「アレクはほんとに勤勉というか……まだ2歳なのに勉強だなんて。将来はどんな大物になるのかしら」
「そうだなあ。将来が楽しみだ」
そんな会話を二人がしている時、上で爆発音がした。
ドコォォン!
「大丈夫か!アイシャ!」
「えぇ…それよりアレクが!」
「まて!アイシャ!危ないだろう!俺が行くから!」
ウィリアムがアレクの所に向かう。
そしてウィリアムは驚愕する。
「おいおい……まだ2歳だぞ……なんで2歳がマナコアを形成し終えているのだ……」
「ウィリアム!アレクは!?アレクはどこ!」
「あ、あそこだ……まだ2歳だぞ……俺たちの息子は天才だ……」
「う、うそでしょ……2歳でマナコアが……そんなのありえるの……?」




