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EP17 登録(2)

どこで切るか迷っていたら長くなり、尚且つ遅くなってしまいました…

申し訳ありません

考えているうちに、彼女には盾役だけではなく武器も持たせることにしました。

あの神に貰った剣ですが、結局僕が使っても意味が無いんですよね。

〈剣術〉を〈拳闘士〉に統合してシエルに渡してしまったため、シエルの方が上手く扱えます。

という訳で..........


「おおっ、遂に女を買ったのか!」

「ゴードンさん、変な意味で考えているのでしたら.......」

「はい! 私はお兄さんの奴隷です!」


彼女のギルドカードを発行するために、装備を整えてギルドに直行しました。


「彼女は普通のパーティメンバーとして購入しました。盾と鎧を装備させてるでしょう」

「わりいわりい......ただ、お前みたいな奴でも性欲はあったんだなと」

「邪推は結構ですが、第二次性徴前の女性に手を出すほど腐ってませんよ」

「だいにじせーちょうが何だか知らねえが、大事にしろよ。結構可愛いじゃねえか」


可愛いという点においては、認めざるを得ないのでしょうね。

自分は性的興奮を覚えることが無いため、交際関係となる事を強要された場合は互いに干渉せず、互いに迷惑を掛けない形で交際できる女性が良いですね。

婚姻や妊娠、出産などは長期的な経済面でのリスクを考慮するとあまり興味がないです。

子を産み育てるというのが当たり前のように提唱されていますが、子供は経済面に余裕があり、尚且つ健康的リスクを背負っても問題ないという人が、それなりの覚悟を持って妊娠するものと思っています。

勿論個人の感想であり、これが社会全体の認識ではないと思いますが。


「すいません、ギルドカードの発行をお願いします」

「はーい、奴隷なので詳細は分からないという事で良いっすねー?」

「はい」

「ま、待ってください! 私は――――」

「僕の奴隷になった以上、名前以外はどうでもいいでしょう。貴女を売った人間が貴女を特定して僕に被害が及ぶのも面倒ですし」

「...........分かりました」

「ほとぼりが冷めたと判断したなら、里帰りもしましょう」


里帰りは地球の東京生まれ東京育ちの自分にはよく分かりませんが、地方から来たような人間は都会での生活に疲れ、里帰りによって心身を癒すと聞きます。

心が疲れるという現象に遭遇したことが無いので心が癒えるというのもよく分からないですが、大切なことであることは分かります。


「えーと、名前はシエルでいいですか?」

「はい」


ラーウェルは名乗らないことにして、シエルの意志に応じてその時その時で名乗るか名乗らないかを決めましょう。


「はい、これでギルドカード発行完了っす、魔道具ギルド――――この街にはないっすけどね――――に行くと、奴隷の所有者登録も出来るっすよ」

「ありがとうございます」


奴隷の首輪は”魔法”によって造られた品らしく、確かに不可思議な機能を持っているようですね。

恐らくカードと連結させ、他人が上書きできないように出来るのでしょう。

魔道具ギルドのある街に移動するのもいいですかね。


「お兄さん、きちんとお礼が言えたんですね.....」

「貴女は僕を何だと思ってるんですか?」

「? 私を助けてくれた人、ですよね?」

「そうですか」


素なのか、何かを隠しているのか......

僕の弱点は前世から、人の心の機微を読むのが苦手という事ですから、それを見抜くのは秘書が居ないと無理ですね。


「あ、あと御主人さまです!」

「分かりました、とりあえず依頼でも見に行きましょうか」

「あー、兄ちゃん?」

「どうしましたか?」

「いや、二人で冒険者やるなら、受けられる依頼の幅も上がるって話っす」

「そうですか、興味ありません」

「そう言わず! 今なら昇格のチャンスですよ!」

「いや、本当に問題ないので.........」


具体的な目標が定まっていないので、ギルドでのランクが上がることにあまり魅力を感じないんですよね........


「.........分かりました、また次来たときまで保留にしとくっす」

「しつこいですね... 婿が来ませんよ」

「余計なお世話っす」


僕は受付から離れ、シエルと共に案内板へと向かいます。

見れば、まだいい依頼が残っています。

とりあえずのところ、僕の短期目標は白金貨1枚達成ですね。

あっても困らず、尚且つこの世界で唯一信用できるものですから。


「...............今日は【洞窟蝙蝠退治】と【森蜥蜴討伐】.....後は【薬草採取】でもやりますか」

「薬草採取ですか?」

「どうせ貴女に任せればいいですし」

「...........分かりました」

「あなたが薬草を採っている間に、僕は食材を集めます」

「...やっぱり、私の料理が食べたいだけですね?」

「味付けの雑さが癖になるんですよ」

「..............褒めてるのか貶してるのか分からないです」


彼女の作る料理は家庭料理らしく、料理屋で食べる品などと比べるとあまり美味しくはありません。

ただ、何か..........前世でも食べたことのない、既製品や店料理とはまた違う、未知の感覚を感じるんですよね。

それが何かはまだ分かりません。

ただ、それがあるだけで作業でしかなかった食事が意味を帯びてきたように思えます。


「おい、どけよ!」

「きゃっっ!」


その時、シエルが吹っ飛びました。

突き飛ばされた、という方が正しいですね。


「ガキがこのボンドン様の邪魔をするんじゃねーよ!」

「おいこいつ奴隷だぞ!」

「マジかよ、つまり何してもいいって事じゃねーか?」

「俺はこんなガリガリに興味ねーよ!」


あ、この依頼もいいですね。

ただ、遠いですね.......

それに初心者用ではないので、今回はシエルの実力を試すためにもこれでいいでしょう。


「おい、てめえが主人かよ!」

「そうですが?」

「こんな薄汚え奴隷を連れてここに入るなよ!」

「特に禁止されても居ませんし、彼女はしっかりと洗浄済みですが?」

「ああん? そんなことはどうでもいいんだよ!」

「話になりませんね…」


参りました、暴力に訴えないと気が済まない方々ですか…


「うるせえ! このボンドン様に逆らったことを謝れよ!」

「嫌です」

「んだとゴルァ!!!」


ボンドンとかいう男はいきなり暴力を振るってきました。

気に入らないからといってすぐ手を出すのはどうかと思うんですけど…


「ふっ」

「な、避け…!」

「では……」


僕は能力を使おうと手を伸ばし…


「ダメです!」


シエルのストップがかかり、僕は我に返りました。

そうでした、ここは街中で、相手は人間でしたね。

つい殺してしまうところでした。


「んだよ、ガキが!」

「…分かりました」


僕はシエルの手を引き、逃げるようにその場を後にしました。

若干情けないですが、そうでもないと…あれ、どうなるんでしょうか?


「お兄さん、偉いです!」

「やっぱり僕は、子供か何かのように思われているようですね…」


シエルの前では自分も萎縮してしまいそうです。

何故こうなったのでしょうか…?


「とりあえず、準備をしましょう。ちょっと外で待っててください」

「はい! 殺しちゃダメですよ!」

「分かってますよ」


僕は中に戻り、ボンドンへと歩み寄ります。


「おう、汚ねえガキは置いてきたのか…つまり謝る姿勢ができ――――――ぼぎゃああああっ!!」


反撃程度に一発殴るつもりだったんですが、風圧だけで吹っ飛んでいきました。

物理法則は一体どこへ行ってしまったのか…? と思う勢いですね…

ボンドンは壁に激突して、そのまま白目を剥いて気絶しました。


「おお…凄え」

「あのボンドンを…」

「あいつやるなぁ」


そして、冒険者たちの反応は意外と友好的でした。

てっきり、実際に貧困なので身なりも発想も貧しそうだったので敵対するかと思ったのですが、予想外の反応でした。


「さあ、行きましょうか」

「はい!」


僕はギルドから出て、シエルに言いました。


「約束は守りましたよ」

「偉いです!」

「では行きましょうか、事前に説明したことに気をつけてくださいね」

「はい!」


そして僕とシエルは、因果支配によって依頼の地へと向かいました。


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