意味は通じるんだけど、どこかおかしい日本語
日本語って難しいですね。
皆さんこんにちは。
最近のなろうはランキングを見る限りでは異世界恋愛ジャンルが流行ってるみたいですね。
私もそれなりに楽しく読ませて頂いてますが、ふと気になる言葉があったので取り上げてみようというお話です。
それは
『契約結婚』
です。
使っている人の意味合いとしては『恋愛結婚』の対義語というか「形だけの結婚で愛することはない」と伝えるために主に使われますよね。
読んでる側もそういう意味で理解してると思います。
でも待ってください。
そもそも結婚って契約なんです。
日本で言えば役所に書類1枚提出するだけで終わりですし、なんなら相手の合意が無くても署名と捺印を勝手に記入してしまえば通ります。
(勿論違法行為ですよ。やらないでくださいね!)
異世界ものの定番で貴族同士の結婚だって「家(親)が決めた人」が結婚相手となるのでそこに恋愛感情はないでしょう。
後からお互いの努力や性交渉を通じて夫婦となることはありますが、少なくとも結婚するときはただの契約。
なので実際の話はこうなります。
「これは契約結婚だからな」
「当たり前です。
え、なに?もしかして私が初対面のあなたに一目惚れしたとか思ってる?
自意識過剰すぎですよ!」
なんとも殺伐とした会話で盛り上がりませんね。
ちなみに最近は役所に書類を提出せずに一緒になる、曰く事実婚も増えているそうですね。
結婚したから結び付きが強くなるのか、結婚なんてしなくても想いの絆がお互いを結びつけるのか。
どちらが幸せかは分かりませんが、どちらもお互いが相手を思いやらなければ早々に破綻してしまうでしょう。