適正儀式を受ける
ついに今日は適正儀式だ。
どんな適正があるのかもわからないけど楽しみ。
儀式は午後からだし、とりあえず朝食を食べよう。
ボクの家では一階でご飯を食べることとなっているので、すこしめんどくさいけど一階へ降りる。
一階へ降りて席に着きご飯を食べていると、兄のゼイルが来た。
どうせ嫌味をいってくるのだろう。
「やぁ、ベル。今日が儀式の日らしいじゃないか。ボクより素晴らしい適正はないだろうけどね。」
「は、はい兄様。」
嫌味を言われたらとりあえずこう返す。
反論したとこでなんにもならいしね。
それにすぐどこかに行くようだし。
「じゃあ、ベル。僕は、ほかの用事があるから頑張って。」
「はい、ありがとうございます。」
その後ご飯を食べ、部屋にいるとあっという間に時がすぎ儀式の時間になった。
もうこんな時間かぁ。と思ってると執事が部屋をノックして
「ベル様、儀式の時間です。馬車へどうぞ。」
「あ、分かりました。今行きます。」
馬車に揺られること20分儀式が行われる教会へと着いた。
どうやら教会は国家の一部となっていて、資金が豊富だからかとても高そうな建材出できている。
着いたら司祭のような人が来た。
「ベル様。今日は儀式ですね。こちらへ」
「はい」
どうやら急いでる様で早く済ませたいようだ。
早くしたいようなので、早歩きの司祭に合わせてついていくと金で作られた祭壇が見えてきた。
祭壇の真ん中には白い球体が置かれており、それに魔力を流すと鑑定されるみたいだ。
「では、始めるので祭壇の前に立っててくださいね」
「はい、分かりました。」
そうすると司祭は呪文のようなものを唱えだし、白い球体が光を発し始めた。
10秒ぐらい光って、元の白い球体になった。
どうやら終わったようだ。
その後結果がでるまで10分くらいかかるので、じっとたって待っている。
予定通り10分くらい経って、結果がわかったようだ。
「ベル様、結果が分かりました。えー職業適正は化学者?です。魔術適性はなしです。
こんな適正は見たことないのですが、稀にいますので気にしないでください。」
「あ、は、はいありがとうございました。」
え?職業適正化学?何それスゴイノ…?
そんな思いで馬車に乗ろうとした。
その時急に意識が…
職業と魔法が逆になっていたので、訂正しました。