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かわいい目

何故だか高校生活初日に計算が大きく狂って、悪目立ちすることになってしまった俺氏こと陸奥雄介

謎の美少女南優香に目をつけられた俺の高校生活これにて開幕

「おはよう♪ねぇ陸奥君!!陸奥君って何が好きなの??」

入学式が無事に済み、いよいよ本格的に高校生活も始まった翌日。

朝からテンションが異様に高い美少女こと南優香が話しかけてきた。

「あぁ。おはよう。何が好きかぁ~なんだろなぁ。南は何が好きなの?」

「ちょっと!質問を質問で返さないでよ!!!」

そう。この手の質問には質問で返すのが手っ取り早い。更にどの程度の話をすればいいかの線引きも同時に行える。これこそ、陸奥流生き抜く術!!

「悪い。で、南は何が好きなんだ?」

「む~~!!まぁ、いいわ。え~と私はねぇ、音楽聞いたり、読書したりするのが好きかな~で、陸奥君は何が好きなの?」

なるほど、一般女子高生ってわけか、ならば……

「俺は、(アニメショップでの)ウインドウショッピングが好きかな~あと、読書も好きだよ~」

あくまで俺も一般男子高生を装う。

「ウインドウショッピング!!私も好きよ!!なら今度一緒にウインドウショッピングへ行かない?」

え?俺選択肢間違えた??ってか、なんでこの人平然と男子を誘うの?!だってこれって――デート……

違う違う!!何を考えてるんだ俺は!!

「南さん、せっかくのお誘いだけど、おそらく、僕の行くような店と、女子が行く店って趣味が合わないだろうし……女子同士で行って来たらどうかな?」

なんとか切り抜けれた……これで……

「う~ん。それもそうねぇ~聡子たちと行くことにするわぁ~それはそうと!じゃあ本屋さんに一緒に行かないかしら!米川茉莉の幾望の月を買いに行きたいのだけれど、付いてきてくれない?」

なになになに!!そんなキラキラとした目でこっちを見つめられたら……うぁ。ああああああああ!!

これは非常にマズイ……これを断ったら……いかんいかん!幼稚園児にサンタさんの正体を明かすくらいいけない事だ!でも、まぁ付いていくだけなら……本屋さんなら2.3時間もあればなんとかなるだろう。

「分かったよ。付いていくだけならいいぞ」

「やった~♪さすが陸奥君ね~!じゃ、さっそく今日の放課後!よろしくね♪」

「あぁ……え?」

今日の放課後って言ったか?!今日はニコ生で17時から特番があったのに……くそぉ。リアタイでみれないのかよ……これはTL警備して、最新情報を得るしかないな……


「さ!陸奥君行きましょ~♪」

「あ……あぁ」

授業も終わり、終礼も終わった現在(16:07)

俺はニコ生を見れないという事ですっかりとテンションを下げてしまい、南とのテンションの差がさらに広がることとなった。

そして、今から来松書店に拉致られる。

「も~!そんな顔しないでよぉ~!さ!元気出して行こ?」

またもかわいい目でこちらを見つめてくる。

あぁぁぁぁああ!分かったよ!元気出せばいいんでしょ!出せば!!

「あぁ。わりぃ!さ、行くか!」

顔が引きつりながらも無理やり笑顔を作ることに成功。

さてと、拉致られに行きますか……

さてさて、南さんの積極性にはなかなか驚くべき点がありますね(笑)

私もこんなフレンドリーになれたらな……そんなことは置いといて(笑)

次回>>本屋デート?! 乞うご期待!!

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