表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

自己紹介

中学時代をなんとなく生きてきた俺氏こと陸奥雄介。

さてさて、高校にあがるに際し、県を飛び越えはるか離れた高校へ!!

さて、と、どんなすばらしい生活が待っているのだろう!!!

桜が舞い、煌びやかな日光に照らされながらも、肌寒さが抜けきらない4月。

新入生たちで溢れかえる私立米ヶ咲高校のメインストリート。

学校の門の前で記念写真を撮る親子の姿もある。

そして、俺は受験戦争とやらに打ち勝ちこの私立米ヶ咲高校へとめでたく入学した陸奥雄介(むつゆうすけ)、中学時代はどこにでもいる、いたって普通の中学生をやっていた。

起きて、学校行って、帰って、寝て、また起きて、学校行って……(略)そんな生活に飽き飽きして、この米ヶ咲を志望した。

中学時代の友人は悪い奴ではなく良い奴ばかりだったのだが、残念ながら俺と同じ趣味を持つ奴は居なかった。だから、勉学を唯一忘れられる休日は大体一人で趣味のためにあっちこっち走り回っていた。

アニ○イト・とら○あな・ゲー○―ズ・メロ○ブックス・駿○屋など……

だから、出身地からは遠く離れたこの学校へ一人暮らしをしてまで通うことに抵抗はなかった。

どちらかと言えば、米ヶ咲は出身地より都会にあるので、快適だった。

おっと、そんな自己紹介みたいなことは置いといて……

これから入学式が執り行われる。

クラス発表は先ほどされた、俺は1-Cだ。この学校は成績によってクラスの甲乙があるなどのことはないので別にC組だからどうという事はない。ただ、コース制は存在する。A組はスポーツ科それだけは特別だ。

入学者の一覧が配布されたが、さすが出身地となん十キロも離れているだけあって、名前を知っている奴は誰一人いない。

まぁ、新たな生活感があってこれはこれでいいのだが……

入学早々ボッチ……とかそれだけ避けれれば……ね?

ともかく、俺の高校生活が始まるわけだ。


入学式を終え、HRが始まる。

自己紹介などと言う、この一年間を左右する戦争が始まる。

幸い俺の出席番号は後ろの方なので考える時間はたっぷりある。

しかし、前の人数が多いが故、話す内容がかぶってしまうというリスクもある。

でも、目立ちすぎず、地味すぎず……これは難しい問題だ。

「次」

担任の岩島先生(男)がどんどん指示を出す。

「はい!南優香(みなみゆうか)です!一年間よろしくお願いします♪」

すげぇ清楚で美人!!!!なんなんだコイツ!

違う違う次は俺の番だ。

「次」

「陸奥雄介です。中学は結構遠いところにあるんで、知ってる方はいないと思いますが、仲良くしてくれると嬉しいです。よろしくお願いします」

はい~~~決まった!これで大丈夫だろ!!

ん?なんだ?周囲からの視線を感じる……

「陸奥、まだお前の番じゃないぞ……」

「え……?」

水落川弓弦(みらかわゆずる)と申します……陸奥君に先をこされてしまいました。少し影は薄いですが、よろしくお願いします!!」

「「「「アハハハハハハ」」」」

やっちまった。これで俺は悪目立ちだ……

あぁ、終わった……終わったな……さようなら俺の高校生活……久しぶり、ボッチ生活……

「陸奥君かわいい!」

え?今なんて??

「陸奥君ってもしかして、天然?」

俺、話しかけられてる?しかもかわいいって……

どういう風の吹き回しだ?

「いや……天然というわけでは……緊張して、先走ってしまっただけです」

「やっぱりかわいい!私南優香!陸奥君宜しくね♪」

「え……あぁ、よろしく」

なんでだか、あの失敗で天然キャラという称号が付きかわいい系男子へと進化させられてしまったらしい。

かわいい系キャラとか望んでない!!Bボタン連打してぇええええ!!!


なんとかボッチ生活は回避できたみたいです。

でも、なんだかうれしくない……

取り敢えず、高校生活がスタートしました。

初めての、現実世界恋愛ものです!

短編集のような形で進めていければなと思ってます!!

なるべく、投稿頻度をあげていこうとおもいますので、何卒よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ