【第二章】第十七部分
「どうしてタダの人間は助かったんですよ?だいたい想像はついてるですよ?番人さんは魔法を2つ使いましたですよ?」
「その通りじゃな。天使の火魔法の発動から1秒ほど時間遡行し、爆発と同時に空気魔法でタダの人間の体内防御を強化したのじゃ。天使の防御は薄くて脆弱で爆発に耐えられないと判断されたのでな。」
「脆弱で悪かったね。お兄ちゃんの体はデリケートなんだから、優しく包んであげただけだよ。」
「負け惜しみで自分の技術の拙劣さを誤魔化すでないぞ。」
こう言った瞬間、おジャ魔腐女どれみはバタンと倒れた。
「おジャ魔腐女どれみさん、どうしたんですか。大丈夫ですか。」
和人はおジャ魔腐女どれみを抱きかかえた。
「心配ないぞ。2つの魔法を連続して使ったからその副作用が出ただけじゃ。特に時間遡行は大きな爆発エネルギーを戻したため遡行するのに、大量の時間質量を消費したのじゃ。体内ビッグ番できるから、妾は『番人』と呼ばれるんじゃ。」
「なんだか、取って付けたようなネーミングですけど。」
「うるさいわ。とにかく、すぐに回復するから妾に構うな。それともこのまま、妾を慰み物にする気か?その手でな。あはん。」
「ご、ごめんなさい!」
和人は、おジャ魔腐女どれみのかすかなおっぱいに手を当てていた。
「妾が言うのは何じゃが、そなたたちは早く人間界に戻った方がよいぞ。」
「どうしてですか?」
「戻ればわかる。」
「おジャ魔腐女どれみさん、ありがとうございました。」
こうして和人たちは人間界への空路を辿ることとなった。




