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第五十五話

 前回出て来たコードGはGodのGであり、台所に出没する漆黒の悪魔ではありません。

 ベトナムの港に補給の為にフリゲート艦が停泊した深夜。 フリゲート艦の周辺を護衛していた対呪術師部隊をあっさり無力化、その隙に艦内に潜り込む影が四つ。 艦内通路や部屋の中、そこら中に無臭無煙催眠ガスの筒をばら撒く。

 侵入者達は当然ガスマスクを付けて行動している。


 俺は夜中に目覚めた。 時間は備え付けの時計が正しい時刻を刻んでいるのなら日付が変わって二時過ぎ。

 

 外から何やら懐かしい気配を感じる。 と言っても結界と侵入者が使っている気配遮断で知覚力が少し鈍っているが多分間違いないだろう。

 気配が四つ、艦内に侵入してきた。 全員刀部家のメンツだ。 一人は夜光(ヤコウ)。 刀部家現当主にして俺の剣術の師匠だ。 この人人間か!?ってくらい強い。

 一人は(ヒジリ)。 俺の幼馴染fで刀部三姉妹の長兄、素肌が小麦色に焼けた性格も品行方正なイケメン細マッチョ、多分ヤコウ師匠の次に強い実力者だ。

 更にもう二つの内、一つは百合(ユリ)だな。 俺の幼馴染で刀部三姉妹の一人。 恐らく俺の体内に発信機を埋め込んだ張本人だ。 刀部家で三番目に強い実力者だな。

 で、最後の一つが刀部三姉妹の一人、(サキ)姉か。 この人、剣術も三人には及ばないもののかなりの実力者で性格もしっかりしてるんだけど、よく男に絡まれるんだよなあ。 フェロモン振りまいてんのかねぇ。

 

 にしても、行動が速いな。 俺の居場所だけでなく状況まで掴んでいると見た。 それもかなり速くて正確な情報網を持っているな?

 こりゃあ刀部家、やっぱり天津神の関係者だな。 俺の正体を何処まで知ってんだ? と、考えてる間にもう来ちまった。


 扉を勢い良く開けて一番に飛び込んできたのはヤコウ師匠だ。


「無事ですか! シンジ様!」


「はえ? シンジ様?」


 俺はマヌケな声を出して様付けされた自分の名を口にした。 え? どゆ事?


「どうやら無事の様だなシンジ様?」


 二番目に入ってきたのはイケメンの男ヒジリ兄。


 何だ! どうした! ヒジリ兄まで俺を様付だぞ! 二人共、普段は俺の事呼び捨てなのに……。

 俺の頭が混乱しているところに更に追い打ちを掛ける人物が俺の胸に向かって旨に飛び込んでくる。


「良かったよー! シンジ様生きてたよー!」


 ユリだ! ユリは俺の胸で泣きじゃくる。 しかし――ユリまで俺の事、様付けか? 一体どういう事なんだ?


「時間がありません! 我々と共にお早く脱出を!」


 頭の思考が混乱していたが、ヤコウ師匠の言葉で俺は我に返る。


「師匠達、急に改まってどうしたんだよ!? その言葉使い、背中がむず痒くなるから勘弁してくれ!」


「詳しい話しは後で! 兎に角、今は一刻も早く此処から移動しなくては!」


 焦るヤコウ師匠に俺はその行動を拒否する。


「あ、いや……俺、このままUSAに行くんでいいよ。 ちょっと調べたい事もあるし、他にもインカに行って知り合いに会いに行きたいからさ。 用事が終わったら自力で帰るよ」


「何を馬鹿な事を!? USA本国に着いたら脱出は不可能ですぞ!」


「そうだぞシンジ様! 奴らを甘く見ちゃいけない! オカルトからSFを実現した技術まで手に入れて、更に奴らはとんでもないもん腹に抱えてんだ! 平和な日本でぬくぬくののほんと暮らしてきた一少年のシンジ様がどうにか出来る相手じゃない!」


「う~ん……。 でもな~、天津神勢力に組みしてる師匠達も俺には信用出来ないんだよな~」


「「「なッ!?」」」


 驚く三人。 何故それを知っている!って顔だな。 俺は頬を掻き、苦笑いしながら会話を続ける。


「俺の体に埋め込んでる発信機、調べさせてもらったぜ。 あの発振器には布都御魂の欠片仕込んでたろ? あれで分かった。 刀部は何らかの目的で俺に気づかれないよう俺を監視、護衛してたってな」


「……ご推察の通りで御座います。 しかし! 我等はシンジ様に仇なす者では御座いません!」


「俺にとっちゃあ天津神、アマテラスの関係者ってだけで信用できねぇよ! 昔、あいつに男の尊厳踏みにじられたからな!」


「なっ、何を言ってるの? シンジ様?」


 俺が言っている意味がまるでわからず動揺するユリ。


 あれ? なんか話が噛み合わないな……。


「ちょっと待て。 刀部って俺が元ペルシアの神、軍神グンディールの生まれ変わりだから記憶と力が覚醒するまでアマテラスから監視と護衛を命じられてたんじゃないのか?」


「「「そ、そんな話しは初耳です!?」」」


 三人共、綺麗にハモる。 フム……。 この様子だと俺が軍神グンディールの生まれ変わりとは本当に知らなかったようだな。

 そうなると一体なんの為に?


 と、此処で銃声が部屋の中に響く。


 だれだ! 大事な話しの邪魔した奴は!


 銃声が聞こえた方向を見ると、其処には口と鼻をハンカチで押さえたエバ少尉が軍用拳銃を構えて立っていた。

 最近、なろうでも性描写の表現がだんだん厳しくなっているようですね?

 この作品、話しがその辺に突入したら危ないかも……。

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