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第二十六話

10/4 ロキのセリフ変更


 グンディール、ヴァルスロットを槍にすると容姿が本来の姿に戻る事忘れていました。

 なのでロキのセリフで『平凡な一般人顔~』の所で『普段は平凡な一般人顔~』とセリフを変更しました。

 誠に申し訳ありません。


12/6  ※1 ロキのセリフ追加


 何故、ロキがグンディールの素顔と権能の事を知っているセリフを追加しました。


「君、相変わらずの暑苦しい甘ちゃんだねえ。 そんなんで良く女にモテるよね? だって君、戦う事と、猟をする事位しか能が無い、普段は平凡な一般人顔なのに、僕には不思議だよ?」


などと軽口を叩きながら俺の槍での攻撃を剣でいなしていく。


「なんでテメエが俺の素顔と権能の事知ってやがる! テメエなんぞにその話し、した事なんぞねえぞ!」


「それはねえ、トールとエールを飲んでた時にトールが酔払ってポロッと君の顔の秘密を喋っちゃったからだよお」


 くっそ! コイツやっぱり強い! 普段は口先だけの色男だが、一旦闘いになると無類の強さを誇りやがる!


「どうしたの? グンディール。 そんなんじゃあ、槍の軍神の名が廃るよ?」


「うるせえ!」


 俺はロキの顔面めがけて槍を振るうが、ロキは残像を残して避ける。

 ゾクッ!と背後に悪寒が走り、俺は後ろを振り向きざま俺に向かってくるロキの剣を槍で振り払う。


「おお~、今の良く避けたねえ! 流石、軍神!」


「抜かせっ!!」


 だが、こままじゃあ埒が明かないのも事実。 正直、コイツ相手にあれは使いたくなかったが……仕方がねえ、あれをやるか!

 俺はまず、ロキから距離を取りながら槍に自分の神気を通し、神気を込める。

 そして標的のロキに槍を向ける。


「およ? どうしたのかな? もう、ギブアップ? それじやあ、つまらないよ……」


 ロキが肩を落として(おど)けてみせる。

 言ってろ! 今、吠え面かかしてやる!


「これで、仕舞だ!」


 俺はヴァルスロットをロキに向かって投げつける!

 俺の必殺の技の一つ。 どんな相手の急所にでも必ず当てる一撃必中の投擲術。

 槍は狙い違わずロキの急所に跳んで行く。 はず、だった……。


「それを待ってたよ! グンディール!」


 ロキは小袋から一本の槍を素早く取り出し構え、その槍をヴァルスロットに向けて放つ。

 それを見たルーは驚愕に目を見開いて叫ぶ。


「あれはゲイボルグ! 馬鹿な! あれは余の城の宝物庫に厳重に保管しているはず!」


「あはは! 盗んだんだよ! 僕の手に掛かれば簡単だったさ!!」


 ゲイボルグはロキの急所目掛けて飛んで行くヴァルスロットと切っ先同士がぶつかる。

 結果、ゲイボルグとヴァルスロットはお互い粉々に砕け散った。


 俺は半身でもあるヴァルスロットが砕けた衝撃で全身に途轍もない想像を絶する激痛に見舞われる。


「さてと、これでヴィラコチャとの契約が果たせた。 それじゃあ、僕はこ……!? ぐわガガガあああぁァァーーーーーーツ!!」


 ヴァルスロットは砕け散っても尚、ロキに向かって飛んで行き、ロキの急所諸共に体を貫いた。

 しかし、砕けたヴァルスロットは不完全な力と能力の発動だったのでロキを即死させる事が出来なかった。

 俺は体中に駆け巡る痛みと頭痛、目眩を堪えて立ち上がる。


「グガガガあぁぁぁーーー! 糞がっ! やっとヴィラコチャとの契約が完了して自由になったってのに、これじゃあ彼奴等、アース神族に復讐に行けねえじゃあねかよおぉぉぉーーーーーー!!」


 空中には全身穴だらけでありながら尚、生きているロキが咆哮しながら俺を睨みつけた。


「オボえテろ……いズれコノカリはカエしてモラウからナあッ!!」


「まっ、待てコラ! ヴィラコチャだと! どういう事だ!!」


「そンなコトは、ヴィラコチャほんにんニキケヨッ!!」


 ロキはそう吐き捨てる様に言ってから空中で跡形もなく消え去り、俺の体は再び襲ってきた激痛に耐えられず意識を手放した。

 最後に見えたのは倒れる俺に向かって走ってきた、エイル、アンギティア、メディア、キルケの姿だった。


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