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第一話

 本日二回目の投稿。

 取り敢えず先ずは砂浜にに沿って川口を探そう。

 水は確実に必要だ。

 それに後は食料だな。

 出来れば火も必要だ。

 火の起こし方は以前、TV番組のサバイバルもので見たことがある。

 多分大丈夫だ。


 俺はそんな事を考えながら砂浜を歩いて行く。

 四十分立った頃だろうか?

 海に流れ込む水が見えた。

 川だ!

 急いで向かう。


 俺は川に服や靴を履いたまま、走ってきた勢いそのままに飛び込む。

 海に落ちたせいで体が海水でベタベタなのだ。

 気持ち悪くてしょうが無い。

 それに喉も渇いてる。

 大腸菌なんかがいて川の水をそのまま飲むのは危険だが、我慢出来なかったので生で飲む。

 

 ふう、生き返る~。

 後は食料だな。

 俺は道に迷うことが無い様、そのまま川を遡って行く。

 途中、果物らしき実がなっているが、知らない植物の果実なので食べないでおいた。

 だって、毒入りだったら怖いから。

 そうして歩いていると、少し開けた細い脇道を発見した。

 

 獣道にしては人が通れる十分な高さがある。

 俺は少し迷ったがその脇道を進む事にした。

 理由?

 何だか引き寄せられるというか、俺を呼んでいる感じがするから。

 暫く歩いていると開けた広い空間に出た。

 其処には遺跡の様な石作りの祭壇みたいな台に棒が一本突き刺さっていた。

  

 近寄ってその棒を調べてみる。

 台に刺さっている部分を見ると槍の穂先っポイ。

 この先、危険な動物と遭遇する可能性がある。

 武器があるに越した事は無い。

 でも出来る事なら槍よりも剣や刀の方が良かったな。

 俺、刀剣派だし。

 それに小さい頃から近所の剣術道場に通っていたから剣の扱いには慣れてるし。

 実力は下から数えたほうが早いけど……。


 まあいいや。

 兎に角、この槍抜いてみよう。

 俺は槍の柄を握って力を込めて思いっ切り引き抜く。

 槍は何の抵抗も無く抜けた。

 てか、勢い余って後ろに倒れた。


「いててて……。 錆びてて途中で折れたか?」


 槍の穂先を見てみる。


「あれ? 穂先が尖ってない。 ……あ、そうか。 これ鞘だ」


 俺は鞘を取る。

 穂先の刀身が顕になる。

 隕鉄を使って鍛造した流星刀の様に独特の縞模様が浮き出た白銀に輝く美しい刀身だ。

 槍を色々弄って調べてみる。

 すると槍の穂先の下の部分がカッチと音がして穂先が抜けた。

 穂先は何だか短剣ショートソードみたいな感じだ。

 俺は穂先を腰のベルトに差し、柄は石突きを地面に突いて杖の様に手で持つ事にした。


 きりのいいところまで更新します。

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