5話 マンガ
シュウさん(以下、し)「マンガと小説って、結構似てるとこあるよね」
山田さん(以下、山)「まぁ小説に絵がついたのがマンガで、マンガを文章で表現したのが小説みたいなところがあるもんね」
し「うむ」
山「で?」
し「僕もマンガ描いてみたい」
山「は?」
し「えとかうまくなってまんがかいてみたい」
山「二回言われても答えは変わらんよ? 『は?』」
し「あれ? 日本語が通じないのかなぁ? 僕も絵とか」
山「わかったから。書けばいいじゃん。無理だろうけど」
し「そうなんだよ。絵は見ながらとかだったら書けるんだけど、マンガとかってなると話は別じゃん?」
山「わかってるなら言うなし」
し「はぁ。人の夢と書いて儚いって読むんだもんね」
山「そうだよ。夢を見るのはタダだけど、夢を叶えるのには時間もお金も努力も必要なんだよ」
し「夢も希望もあるんじゃなかったのか」
山「アレは魔法少女限定だ。キュベレイみたいな名前のやつと契約しないとダメだ」
し「ちょっとキュベレイ探してくるわ。Mk-Ⅱとかでも大丈夫かなぁ?」
山「大丈夫じゃない? まずは宇宙世紀に入り込むところから始めないとね」
し「あれか。D4C使って、いろんな時代を旅すれば、宇宙世紀だった時代も見つかるかもしれないな!」
山「ナイスアイディア!」
し「よし! じゃあキュベレイがあるであろうアクシズを探すためにD4Cを探す旅にでないと!」
山「待てよ。まずはスタンドがある世界線を探さないとダメなんじゃないか?」
し「ということは…電話レンジ(仮)の作成からか?」
山「アホらし。この会話やめない?」
し「盛り上がってきたところだったのに」
山「で、なんの話だっけ? シュウの絵が下手くそって話だっけ? ゴミステーションに捨ててあるゴミレベルって話だっけ?」
し「ゴミステーションっていうの、北海道だけらしいよ」
山「モータープールっていうの、大阪だけらしいよ」
し「方言以前に、専門用語もあるんだから大変だよね」
山「『ゴミステーションに投げてくるわ!』なんて言ったら、道民以外は『え?』ってなるってことだよね」
し「でも一度でいいからマンガ書いてみたいなぁ」
山「流れぶった切ってつなげ直したな」
し「細かいことは?」
山「気にしませんよ。なんでまた急にそんなこと思ったのさ」
し「ちょっと今好きなネットマンガがあってね」
山「時々ツイッターでつぶやいてるやつ?」
し「そうです。ネットっていうか、ピクシブで上がってたのを見つけて読んでたら、最近2chでも取り上げられてて、その影響かランキング上位陣になってた」
山「それがどうかしたん?」
し「面白いなぁって思って、僕もこんな話を書いてみたいって思ったのです」
山「小説でやれよ」
し「4コママンガをどうやって小説でやるのさ!」
山「4コマ小説とかやってたんでしょ?」
し「あれだと200文字いかないから投稿できない!」
山「まさか200文字もいかない小説があるとは…。そこは情景描写とかで誤魔化せよ」
し「マンガなら一つの像として情報を記憶できるからテンポよく描けるんだけど、小説となると全然違う話になってくるわけですよ」
山「テンポが悪くなっちゃうのか。それであの短い連載のやつ書いてたの?」
し「正解です。あれは練習がてらあげてみたんだけど、なんか微妙だった」
山「頭の中の情景を短い文章でまとめて書いて、かつ面白くて読みやすくてテンポがいいものを書かないといけないわけだから、結構難易度は高いよね」
し「200文字小説自体は書けるんだけど、展開のさせ方と数話完結っていう縛りとニヤニヤ感を出すのが難しすぎた」
山「まだまだだね」
し「努力あるのみですた」
山「そう考えると、プロットみたいの考えるのが一番なんじゃない?」
し「それが一番難しい」
山「なんで? 基本中の基本じゃん」
し「集中力がなくて、考えてるあいだに違う話を思いつちゃって、それと混ぜ合わさっちゃって、最終的になんの話考えてたか忘れちゃうもん(ドヤァ)」
山「…致命的だな」
おしまい
のちのちはマンガとかにも手を出してみたい(夢)