43話 工業化
山田さん(以下、山)「ん"っん"-!」
シュウさん(以下、し)「あれ? 山田さん、風邪? 大丈夫?」
山「ちげーよ。シュウさんさ、今自分がやってること第三者目線で見てみ?」
し「えっ、第三者目線? えっと、確かF5押せばいいんだっけ?」
山「ちげーよ! マイクラの話じゃねぇよ! リアルの話だよ! 今のシュウさんの状態を見直してみろって言ってんの!」
し「ちょっと待ってね。今この『けるたすくぉーつ』ってのがなんなのか調べてるところだから」
山「なんだそれは? ボケなのか?」
し「マイクラ楽しいよ? 山田さんもやれば?」
山「はぁ……。そうじゃなくてさ。今何時だと思っての?」
し「何時って…………っ!? もう真夜中……だと……? 誰かに時間を飛ばされたのか? これは……ボスのしわ」
山「ずっとそこのソファに寝転がってパソコンいじって一人でうひゃひゃひゃ言いながらマイクラしてたのはどこの誰だよ。ボスなんてどこからも攻撃してないよ」
し「なんでわかるのさー。もしかしたら本当に攻撃されたかもしれないじゃんよー」
山「私スタンド使いだから近づいてきたらわかるし」
し「マジかよ! 見せて! 山田さんのスタンド見せて!」
山「嫌だよ。見せたところでシュウさんは一般人だから見えないじゃん」
し「ぐぬぬ……」
山「ナンバーズはナンバーズでしか倒せないように、スタンド使いのことはスタンド使いにしかわからないんだよ」
し「マジかよ……僕も弓と矢を探してこないと」
山「その前にパソコンから目を離してこっちを見なさい」
し「だから今この『いんだすとりあるくらふと』ってやつの勉強中だからちょっと待ってて」
山「いや、ちょっと待って。それ以前にさ、ちょっと小説書こうよ」
し「それがちょっと面白く書けなくて……」
山「面白く書く必要ないじゃん。サッカーのやつなんか、コメディ要素全く出てこないし、安定のジャンル詐欺になってるじゃん」
し「そうなんだけどさ。ちょっと休憩しようかと思って」
山「ナニソレイミワカンナイ」
し「ぶっちゃけ毎日投稿っていうのは自分ルールみたいなところあるじゃん? だから無理して書かなくてもいいかなぁって思って。好きなことをしてのんびり一日過ごした方がいいんじゃないかなって」
山「じゃあもう毎日投稿自体やめて、不定期投稿にするってこと? でもそしたらシュウさんはもう書かなくなるんじゃない?」
し「だよね。確実にそれだよね」
山「『自分に甘い』で有名なシュウさんだもん。そうなるに決まってるよ」
し「んー……ちょっとお悩み中」
山「それでいいものが書けるならいいけど、今以上に良くなる保証はないじゃん。継続は力なりっていうわけだし、今まで積み重ねてきたものがダメんなっちゃうよ?」
し「ぐぬぬ……正論が重い……」
山「それにシュウさんの『ネットで人気者になって出版社からスカウトされる』っていう夢も叶わなくなっちゃうよ?」
し「僕そんなこと言ったっけ?」
山「言ってた言ってた」
し「違うって。僕が言ったのは『キャラの名前を一つ挙げたときに、一番上に来るのが僕のキャラになってほしい』っていう欲望は言った」
山「それこそ初耳だわ」
し「いや、まぁなんにせよ、結局は毎日投稿はやめないけどさー」
山「あれだ。便利な言葉があるよ」
し「ダメ元で聞いてみよう」
山「『ほぼ毎日更新』」
し「……それだ。それにすれば毎日の投稿が無くても怒られないし、投稿が無くても『今日は無い日か』程度に思われる!」
山「その更新ペースを生理みたいに言うのやめなさい」
し「それでいこう。で、今の山田さんのソレで思い出したんだけど、MUGENの『うみねこのなく頃に』のキャラクターで『えんじぇ』だか『えんじゅ』だかっていうダブルジャーマンする魔法使い(プロレス)のキャラがいるんだけどさ、あれって何なの?」
山「知らんがな」
し「あのデスデスいう子も気になってるんだけど」
山「私が知ってるのは『金!権力!暴力!』のメガネしかしらん。あと魔理沙っぽい金髪の子。うみねこ見てみれば?」
し「それがダメなんだよ」
山「ダメってなんだよ」
し「W杯が終わってから見るやつは決めてるんだよね」
山「見たいアニメってこと?」
し「イエスッ! エンジェルビーツ見て、まどマギの映画のやつ見ようと思ってるから、その後ならいいよ」
山「君は何様だよ」
し「シュウ様さ」
山「私が『様』をつけて呼ぶのは、DIO様とハート様だけだ」
し「僕は『お子様』もかな」
山「……お後がよろしいようで」
し「酷い」
おしまい
※マインクラフト
シュウさんをダメにするゲーム。
MODと呼ばれる追加要素を入れることでやることの幅が広がるんですが、動画に影響されたシュウさんが入れたのは『工業化MOD』。
ICとAEとBC。
わかる人にしかわからないという、ね。うん。




