42話 W杯
シュウさん(以下、し)「日本負けちゃったねぇ」
山田さん(以下、山)「W杯? 残念だったねー」
し「一応応援はしてたけどさ、ツイッターでも話したけど問題のある布陣だったもんね」
山「私に聞かれても……」
し「それはそうと、スポーツ新聞の日本代表の叩きまくりすてぃ記事見た?」
山「あれな。酷いよね。某2ちゃんねるとか某ニコニコ動画とかの小中学生みたいな記事でびっくりしたわ」
し「全然プラス要素なかったもんね。荒らしと全然変わんなかったもんね」
山「あれはきっと日々のストレスを記事で発散させてるんだとみた」
し「ストレス解消か! でもちょっと叩きすぎだと思うんだよね。本田のビッグマウスだって、パフォーマンスみたいなところでしょ? 目標を高く持つことはいいことだと思うし、受験生が『東大めざします→落ちました!』っていうのと同じ感覚でしょ? 頑張った人に塩を塗り込むのは良くないと思うんだよね」
山「でも本田さんは本気でイケると思ってたわけでしょ?」
し「そりゃあ誰だって目標は優勝でしょ。みんなそのくらいの気持ちで戦ってますよーってことを言いたかったのに、負けてグループリーグ最下位で叩くっていうのはちょっとおかしいよね」
山「で、シュウさんはそれにお怒りだというわけか」
し「というわけでもないんだけどね」
山「ん? 違うの?」
し「チガウヨ? さっきも言ったけど、そこまで期待はしてなかったかなっていうのが本音」
山「でもちゃんと寝不足になってまで応援してたわけじゃん?」
し「だって勝てないと思ってたし。ツイッターではちょくちょく言ってたけどさ、今の代表メンバーであのフォーメーションで勝てるわけないもん。有名どころをちょくちょく取って、サプライズで大久保を入れて、既存のフォーメーションで、時にはFWにパワープレイヤーでシュート力のある本田を1トップにする。でも本田はDFラインまで戻ってくる。そのせいでFW陣は攻めの時、特に終盤には疲れちゃっててダメダメ。じゃあ誰が点を取るのさって話。ボール保有率を上げて、パスを回して相手のスキをついて攻撃。これが今の日本のスタイルなわけだけど、保有率上げてもパスを回してもフィニッシャーはいないし、パスを散らす人もいない。しかも相手に数少ないチャンスをものにされる。これじゃあ勝てないよね。で、最後に焦ってパワープレイで麻也くんを前線へ出す。遅いじゃんね。それに」
山「ごめん。長い」
し「え?」
山「語りすぎ。そーゆーのは違うところでやってもらえませんか?」
し「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃない……」
山「だって一応少ない読者はいるわけだよ!? その読者すら置いてけぼりにしていくシュウさんがわからないよ!」
し「山田さんは読者のことも考えててえらいねぇ」
山「お前が一番考えろよ!」
し「そうそう。一つ朗報がありまして」
山「朗報?」
し「この間『女の子、買いました』のほうに感想が来たわけですよ。で、懐かしいなーって思ってお返事書いて、『そういえばアクセス数とかどうなんだべ?』って思って見てみたら、なんと! ユニーク数が20万人を突破しておりました!!」
山「おー。すげー」
し「えっへん! って、リアクション薄いな」
山「いや、どれだけすごいのかがよくわかんなくて」
し「実際それだよね。時々ラノベの帯とかで『PV数100万!』とかって触れ込みがあるけど、それなら僕の作品もいくつか炸裂突破してるわけだし、何がすごいのかよくわかんないよね」
山「アレだ。『人気』っていうのと『面白い』っていうのは別だって話」
し「実際それだよね(本日二回目)。『支持してくれて宣伝してくれて本になったら買ってくれる』っていうのが『人気』で、『このまま最後まで読みたい』っていうのが『面白い』だよね。だから後者のほうは、読み専のほうが多くて、前者のほうはオススメしたがる若者とかが多いイメージ」
山「人気のある作品は広めたくなるけど、面白い作品は隠れ家的なお店感覚で済んじゃうところあるよね」
し「作者にとって『人気』っていうのが一番の励みになるとも知らずにね(遠い目)」
山「まぁ実際のところそうだよね。PV数ばっかり増えるよりも、感想一通とかレビュー一件とかっていう方がぶっちゃけ嬉しいもんね」
し「でも感想を書いてもらうレベルで面白い作品をかけない自分が悪いというわけか」
山「しょーゆーこと」
し「んー。でも正直、僕のことを好きなら感想くれ、って思うよね」
山「ここで唐突なコメント乞食」
し「そういうんじゃないってば。単純にさ、僕の知らないところで『シュウさんって面白いよ! 俺大好きなんだ!』って思われるよりも、普通に感想で『面白いです。応援してます』って書かれる方が嬉しいなーって話」
山「結局乞食か」
し「そうじゃないんだよなぁ……うーん……」
山「私の友達の話なんだけどさ。その人は高校三年間をシュウさんの小説を読んで過ごしたんだって。でもシュウさんはそのことを知らなかったわけでしょ?」
し「あー、うん。全然知らんかった」
山「だからそういう人なんかいっぱいいるんだから、とりあえず小説を書けって話。書いていれば面白い話も書けるようになるし、書いていれば人気も出てくる。はい論破」
し「そんなもんか」
山「そんなもんさ」
し「じゃあ山田さんはW杯はどこが優勝すると思う?」
山「ブラジル。シュウさんは?」
し「難しいところだけどスペインかな!」
山「……グループリーグ敗退してるやん」
し「あっ……(察し)」
山「外れたらジュース一本な」
し「ちょっと待って」
山「男に二言は許されない」
し「どいひー」
おしまい
※炸裂突破
遊戯王5D'sのアニメオリジナルカード。
遊星が使う時に一番テンションが高かったのではないかというカード。
チーム太陽戦でのズシンを倒した直後に追撃で使ったカード。
遊星「サクレツトッパァ!!」
山田「え、そこの解説すんの?」




