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41話 サッカー

シュウさん(以下、し)「新連載始めたよ」


山田さん(以下、山)「うん。知ってる」


し「ですよね」


山「シュウさんって結局サッカー好きなの?」


し「好きだよ。中学卒業まではサッカーしてたわけだし」


山「へー、意外ー」


し「よく言われるけど、キーパーじゃないからね」


山「違うの?」


し「何を根拠にキーパだと思われてんのか知らないけど、ディフェンダーでした」


山「じゃあサッカーのことはそれなりに知ってるということなのね」


し「うん。ってゆーかサッカーをするのは好きだけど、マンガみたいにあーだこーだ作戦立てたりするのが好きなんだよね」


山「監督になったらいいじゃん」


し「そんな実力はない!」


山「威張るな。で、それを実現させるために始めたのがあの新作ってわけ?」


し「そういうわけ。で、元々サッカーの小説を書きたいなーとは思ってたんだけど、娘の方でちらっとサッカーのこととか書いてたわけじゃん? でもあんな真面目真面目したやつを書く気はなくて、もっとコメディチックな感じのを書きたかったわけ」


山「おふざけ?」


し「うーん……どっちかっていうなら、プロの試合とチャリティの試合の違いみたいな感じかな」


山「どっちもプロじゃんよ」


し「プロの代表とかの試合ってさ、真面目に熱い感じじゃん? 外したら怒るし、ミスしたら叱るし。人によってはストレスの溜まる『勝つための試合』なわけ。でもチャリティの試合って、観客に楽しんでもらうための『魅せる試合』なのよ。もちろん勝負だし大前提として『勝つ』っていうのは全員の頭にはあるんだろうけど、選手も観客も視聴者も楽しむっていうのが求められてくるわけ」


山「ふむふむ」


し「だから、桜井くんにはその『魅せる試合』っていうのを実現してもらおうかと思ってるのだよ」


山「へー。でも『魅せる試合』と『勝つための試合』が戦ったら、『魅せる試合』が負けるんじゃないの?」


し「そんなことないよ。『魅せる試合』だって、途中で歓声が起きればそれは『魅せる』っていうことになるだろうし、選手自身が楽しんでプレーしてれば観客にもそれは伝わる。そう思ってるのだよ」


山「でも勝てないと意味はないでしょ?」


し「もちろん勝つよ。そのためにほぼ初心者を二人入れてるわけだし、人数だって足りなくしてるんだもん」


山「人数は増えるんでしょ? じゃないと試合にならないだろうし」


し「まだしばらくは十人のままかな。ネタバレかもしれないけど、最初の大会は十人で出るよ」


山「それって出れるの?」


し「出れるでしょ。ネットで調べても『十六人以内』って書いてたし、試合も『八人以下になったら試合終了』としか書いてなかったから、出れないわけじゃないと思うんだけど……。もしダメなら大幅な修正が必要だわ。知ってる人がいたらおしえてちょんまげ」


山「なんか今更だけどさ、桜井くんって誰かモデルとかいるの? そーゆースポーツマンガとかならモデルっていうかそういうのよくいるじゃん」


し「桜井はね、松井大輔のプレースタイルがモデルなんだよね。それに小説補正でちょっと上乗せしてる感じ」


山「ほー。なんでまた?」


し「僕すごい松井大輔が好きなのよ。とはいっても、プレースタイルが好きなだけで、熱狂的なファンってわけじゃないから、今どこのチームに所属してるとかっていうのも知らないんだけどね」


山「にわかってわけか」


し「そんなところ。で、城戸くんはキャプテン翼でいうなら熱くない松山くん。シュートでいうなら、新たなる伝説の方の久里浜の牧野キャプテン。田辺は犬。西岡はシュートの掛川の赤堀さん。見た目だけなら白岩は次藤。小笠原は中村憲剛。似鳥は犬。石見部長はスタミナのない長友。秋田は動けない平松。菊池はよくわからん」


山「バーッと言ったね」


し「わかる人だけわかってくれればいいかなって感じ」


山「そもそもサッカーの小説って需要あるの?」


し「さぁ? ワールドカップ始まるからそれに合わせて始めてみたところもあるんだけど、需要はわからん。うろな参加者の稲葉さんが、将棋の小説を書いてるんだけど、それで普通に将棋の話をしまくってるから、将棋よりもメジャーなサッカーなら問題ないかなって」


山「まだ試合風景が全然出てきてないから何とも言えないけどね」


し「あと専門用語がいっぱい出てくるんだわよ。それにともなって時々活動報告とかあとがきで補足説明はしていくんだけど、さすがにそういう知識が無い人だと楽しめないのかなぁって思うよね」


山「んー人それぞれじゃない? とりあえずシュウさんのファンは減ってるから問題ないんじゃない?」


し「余計なことを言うと口を縫い合わせるぞ」


山「縫い合わせてみやがれってんだ。ところで一人暮らしはどうだい?」


し「一人暮らし自体は初めてじゃないから全然家事とかでは苦労はしないんだけど、思った以上に暇」


山「そのへん散策してくればいいじゃないの」


し「知ってる土地だし、最近雨続きだし、友達いないし、お金もないし、出かけようにも遊びに行こうにもできない暇な感じ」


山「小説書いたりゲームしたりしてればいいじゃん」


し「ゲームは飽きた。小説だって一日中書いてるわけじゃないし。ニコニコで見たいのも無くなってきたから、超暇。暇すぎて今日は豆乳ケーキ作る予定」


山「料理に目覚めたか」


し「普段から料理するし。前はツイッターで王蟲ライスの実況しながら作ってたもんね」


山「一人でそんなことしてて楽しい?」


し「……楽しいけど、思い返すと(むな)しい」


山「……頑張れ」




おしまい

※新連載

「うちの部活のキャプテンがなんかおかしい」

高校サッカーを題材にした(サッカーコメディになる予定)。

なにかとキャプテンのおかしい要素が出てきていないが、展開的におもしろおかしくなる予定。

小ネタ満載でお送りする予定。

そして一日130くらいのPVがあるにもかかわらず、感想が一つもついていないことから、マジで需要が無いんじゃないかと思ってしまうシュウさん。

by山田

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