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31話 結婚願望

シュウさん(以下、し)「デスクトップPCとノートPCだと、キーボードのタッチの力加減が結構変わるらしいよ」


山田さん(以下、山)「へー」


し「なんかね、デスクトップだとキーボードの形が算数とかに出てくる台形型だから、その分力強く押さなきゃいけないんだって。で、ノートだと平たいからそこまで力いらないらしいよ」


山「シュウさん的にはどうなの?」


し「僕的にはノートでも力不足で押せてない時があるから、デスクトップだと指疲れそう」


山「貧弱ものめ」


し「両手とも薬指が弱いみたいで、『S』とか『W』とからへんが超弱い」


山「鍛えないとね」


し「そうそう。薬指と言えば結婚指輪じゃん? この間、職場の人が籍を入れたんだよね」


山「おー、めでたい」


し「だよね。それで婚活してる三十路女性と、四十歳男性(独身)がずっとどっちが早く結婚するかみたいなことを言ってる」


山「そんなこと言ってるから結婚できないんじゃない?」


し「男の人のほうはそこまで焦ってはいないけど、結婚したいって言ってるんだわ。で、女の人はもう結婚できないと思ってる」


山「なして?」


し「学歴を自慢してくるから」


山「あー(察し)」


し「まぁさ、高学歴なのはいいと思うよ? 就職にだって役立つし、周りからは貶されることはないし、見下せるし。でも婚活ってなると話は別だよね。男側から言わせてもらえばさ、そんなに学歴自慢されてもどうしようもないよね。僕なんかは専門学校中退ってなってるから、学歴自慢してくる人はちょっと苦手。そんで『なんで高学歴なのに実質高卒の僕なんかと同じところで働いてるの?』って聞きたくなるわ」


山「つまり?」


し「女の人で高学歴ってちょっと厳しいよね」


山「確かに。将来結婚してヒモを養うか共働きで生計立ててくならいいけど、ちょっと専業主婦は厳しいね」


し「よっぽど上を狙わない限りは無理だよね。それこそもう玉の輿レベルの相手なら高学歴でもいいんじゃない?」


山「さっきから聞いてれば、妬みにしか聞こえんなぁ」


し「マジか」


山「マジカル」


し「あ、今ので思い出したんだけど、ワンナイって覚えてる?」


山「もちろん。ゴリエとか轟とかのやつでしょ?」


し「そうそう。あれのゴリエで出てた『マジンガー?』→『……ゼット』っていう流れで返してくれる人がなかなかいません」


山「廃れたんだろ」


し「でも過去に『マジンガー?』って聞いたら『パイルダーオン』って返してくれた人はいた」


山「そっちの方が逸材だろう」


し「いやぁ、懐かしいネタで返してくれる人はおらんかなぁ」


山「じぇねれぇしょんぎゃっぷと言うやつだよ」


し「年下には求めてないもん。でも昨日いろいろあった時に後輩に『バカヤロォ! 松田ぁ!』って言ったらクスクス笑って『デスノですね』って言われた。こうやって時々小ネタで笑ってくれる人と付き合いたい」


山「無駄に理想が高いねん」


し「シュウさんも彼女とイチャイチャしたい」


山「何を言ってるのかね。とりあえずそのパソコン生活から離れなさい」


し「離れました」


山「じゃあその持っている3DSとプレステのコントローラーを離しなさい」


し「離しました」


山「……次に今、膝に乗せたノートPCを売ってきなさい」


し「嫌です。小説が書けなくなってしまいます」


山「前にツイッターで『小説なんかなんにでも書ける! チラシの裏にでもノートにでも壁にだって書ける! パソコンで書くだけが小説じゃない!』って豪語してたのは誰じゃい」


し「僕です。でも僕は字が汚いので直筆は勘弁してくだしあ」


山「……じゃあ売ったはずのBF4がプレステ3の中に入っているのはなんでかな?」


し「ギクリ」


山「夜な夜な帰ってきてからテレビから銃声が聞こえてきたりするのはなんでかな?」


し「ギクリギクリ」


山「はぁ……」


し「し、仕方ないじゃないか!」


山「誰がえなりくんのマネしろって言ったんだよ」


し「だって……やりたかったんだもん☆」


山「キャサリンはどうしたのさ」


し「もう一周目終わったから満足しちゃった」


山「どのルート行ったわけ?」


し「ヴィンセントの魔王ルート」


山「浮気まっしぐらじゃんか!」


し「だってキャサリンに出てくる三石キャサリンは僕の苦手なタイプなんだもん。遠まわしに結婚のことを言ってくるんだよ? ヴィンセントがひるむ気持ちもわかるわー」


山「そんなんだから結婚できないんだわさ」


し「僕、浮気されても良い派だから!」


山「浮気疑惑で修羅場になったやつが言うセリ」


し「うわぁああああああああああああああああああ!!!!!!!」



おしまい

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