3話 小説の不快感
シュウさん(以下、し)「ぷんすか」
山田さん(以下、山)「えっ、いきなり何? キモイんだけど」
し「シュウさんはお怒りです」
山「ポセイドンにも勝てるレベル?」
し「今なら極皇神トールにも勝てるレベル」
山「オーディンとロキには負けるのな」
し「なんてな!」
山「伝わらないっての。で、なんで怒ってんの?」
し「大人には言えないこともあるんですよ!」
山「(まためんどくさいのが始まった)」
し「まぁ理由はともかくとして! ちょっと語りたい気分だから付き合ってください!」
山「ごめんなさい。恋人とか作らないって決めてるんで」
し「告白じゃないよ! 馬鹿にしてんのか!」
山「馬鹿にしてるけど何か?」
し「ごめんなさい。顔が怖いです」
山「生まれつきだよ。で、何について語りたいわけ?」
し「ここで語るんだから小説のことに決まってるじゃん。馬鹿なの?」
山「はい解散。撤収命令ー。誰かシュウの財布持ってきてー。それで焼肉食いに行くべー」
し「ごめんなさい! 勘弁してください! せめて100円回転寿司にしてください! 平日は90円なんです!」
山「…で?」
し「まぁ小説の書き方ってわけじゃないんだけど、僕なりの小説を書くときの前提条件を語りたいなと思いまして」
山「前提条件?」
し「そうそう。なんていうか、小説のキャラっているわけじゃない? そのキャラって、嫌な奴だなーとか良い奴だなーとかっていう感想が少なからずあるわけじゃん」
山「ふんふん」
し「その嫌なキャラでも、嫌だなーって思うだけで、そこまで読者に対して不快感を与えるわけではないと思うの。なんていうか読んでる間だけの感情であって、一日中つきまとうような不快感じゃないじゃん」
山「確かにねー。こいつウゼーって思っても、また読み始めるまではそこまで思い出さないもんね。所詮は小説の中のお話だし」
し「まぁ僕だって人間だからストレスとかを感じるわけだけど、そーゆーのを小説にぶつけて読者にそーゆー不快感を与えたらダメだと思うわけ」
山「ん? どゆこと?」
し「例えば、ぼっちくんているじゃん」
山「あのぼっち(笑)ね」
し「あのぼっちくんだって、ドム子とか渡辺とか紗枝ちゃんとかその他リア充の悪口とか言ってるけど、別に不快感はないでしょ?」
山「まぁね。ひがんでるようにしか見えないかな」
し「でしょ? そーゆー風に小説の中だけで収まるようなことならいいのさ。でもそれが読者に対して嫌な内容だったらどうする?」
山「いや、話が見えてこないんだけど」
し「じゃあ例えばだけど、ある特定の個人に向けてその人を侮辱するような内容の小説を書いたとするよ。そんでその人・・・Aさんにしよう。そのAさんがその小説を読んだとします。そしたらAさんはどう思いますか?」
山「そりゃいい気はしないでしょ」
し「そういうことさ。小説っていうのは、小説の中だけで収まるから面白いのであって、それが誰かを馬鹿にしたりするための手段として使われるのは、なんか違うよねって話」
山「あー。ポケモンは人を傷つけるための道具じゃない、って法則?」
し「そんな感じ。だからどんな小説でも読み終わったあとに何かしらの感情を持つかもしれないけど、不快感とか嫌なイライラ感は抱かないと思うの」
山「それを語りたかったの?」
し「はい。そうです。だってホラー小説とかでも、グッドエンドでもバットエンドでもなんか清々しいし、読み終わったあとの爽快感とかはあるもん」
山「まぁ深くは突っ込まないけどさ、とにかくそんな小説は書いて欲しくないっていうことかい?」
し「そー・・・ゆーことなのかな?」
山「ちゃんとオチ考えてから喋ろうな」
し「オチを求めていくスタイルはよくないって言ったじゃん。でも今回はちゃんと中身あったでしょ?」
山「・・・怒ってたんじゃないの?」
し「話したらすっきりした。ありがと」
山「・・・キモイ」
し「照れるなよ」
山「照れてねぇよ」
おしまい
小ネタ満載過ぎて(ry
5Dsのクラッシュタウン編が大好きです。