26話 お酒
シュウさん(以下、し)「お酒は奥が深い」
山田さん(以下、山)「奥が深いね」
し「組み合わせ次第では何通りでもできるし、製造方法が違うだけで全然違う味になるし、その年の天候によって味が変わったりするし!」
山「おぉ。妙に力説してるねぇ」
し「残念だが、ここまでだ」
山「おい」
し「とはいえ、今回はお酒回にしようかと思って」
山「二十歳禁ってやつだね」
し「いやいや。別に読むだけなら何ともないでしょ」
山「まぁそうだけど、これを見て『僕もお酒飲んで見ちゃいました!』みたいなのがツイッターに挙げられたりでもしたら大変だよ? 責任とれるの?」
し「じゃあ先に言っておこう。『このお話は、決して未成年の飲酒を促す目的ではありません。未成年の飲酒は控えて、大人になってから飲みましょう』」
山「それでよい」
し「コレデヨイ!」
山「とはいえ、なんでまたお酒の話?」
し「ほら、性懲りもなく新連載始めたじゃん」
山「あの先輩と後輩の同棲の話?」
し「イエス。あれは、毎回お酒を登場させるようにしてるのだよ。キーワード的な感じでね」
山「だから二人とも酒好きって設定なのか」
し「本当は男と女にしようと思ったんだけど、それだとカップルになっちゃって、お酒よりもエロいこと考えそうだなーって思ってやめた」
山「煩悩を絶たんか」
し「修行僧じゃないんで無理っす」
山「まぁ前から好きな話を書くのは楽しいって豪語してるもんね」
し「そうなんですよ。好きな話を書き尽くしちゃった感があったんだけど、大人向けなお酒をテーマに置いた作品は書いてなかったと思って始めちゃったのだよ」
山「お酒はいいよねー」
し「カヲル君とかも『お酒はいいね。心が洗われるようだ』とか言ってくれないかねぇ」
山「あの子、一応見た目は未成年だから。違法だわ」
し「宇宙人だからセーフでしょ」
山「外国に出せなくなっちゃう」
し「ワンピースのサンジも、どっかの国ではペロペロキャンディの棒ってことになってるんでしょ?」
山「まぁ料理人がタバコ吸うなよ、って思ってるのは私だけでしょうね」
し「話は戻って、お酒の話さ。僕、もともとお酒は飲むのが好きなんだけど、いかんせん記憶力が低すぎるもんだから、銘柄とかすぐ忘れちゃうんだよね」
山「せっかく美味しいお酒飲んでも、次に飲むときに初めて飲むお酒だと思ってるもんね」
し「それはそれで毎回新鮮な気持ちで飲めるからいいんだけどね」
山「何が好きなの?」
し「んー。大阪に言った直後にワインで大失敗して超トラウマになってたんだけど、チューハイで慣らして、ワインのおいしさをまた思い出して、焼酎にハマって、マッコリちょっと飲んで、チューハイブームが来て、またワイン飲んで、北海道返ってきてから日本酒好きマンになって、最近またワイン飲んでる」
山「つまりワインが好きってことなの?」
し「いや。お店で飲むなら日本酒(熱燗)。家で飲むならワインかな。家で飲むときに熱燗とかめんどくさいから、そのまま飲めるワインが一番手軽なんだよねぇ。しかもコルクだと保存がめんどくさいから、全部キャップのやつ」
山「ベッドの枕の近くに、必ずワインのボトル置いてあるもんね」
し「お酒飲むと睡魔が来るのが早いから、寝なきゃいけないのに起きようとしてる自分を寝かす時には飲んでる。寝落ち目的で」
山「睡眠薬かよ」
し「僕もたくさん飲んじゃう時があるのさ。で、酔って吐くときって言うのはたいていパターンが決まってて、『飲む→ウトウトしだす→座ったまま寝る→起きる→起きた時のぐわんぐわんで酔う→吐く』の流れがテンプレ」
山「でもそんなに飲むことないでしょ」
し「たまーにね。人によるけどね。親友君と飲んだ時は、トークメインになるから、酒は本当にお供程度だからそこまで酔わない」
山「へー。私の中ではキャサリンのイメージが強いからなぁ」
し「あー、ゲームの?」
山「そうそう。浮気ゲーのやつね。あのゲームで、バーでお酒の知識を聞けるのがあるんだけど、あれのおかげで一時期ラムコークが好きになってた時期があった。お店に行ったらラムコークばっかり飲んでた」
し「うわー。大人ー」
山「シュウさんは、甘いお酒好きだもんね」
し「うん。飲み放題二時間フルで、カルアミルクとかの甘い系のお酒しか飲まない時もあった」
山「カラオケとか行って、アルコール飲み放題だったら基本カルアミルクだもんね」
し「甘いものを飲みながら歌うと、なんか調子いいんだよね。そして貧乏性だから、飲み放題と言われるとたくさん飲んじゃう傾向」
山「お酒強いからできる行動」
し「強くはないけど、そこまで弱くはないかな。一番最初につぶれるようなマネはしない」
山「楽しく飲むのが一番でしょうが」
し「もちろん。場の雰囲気に合わせて飲んでるよ。基本、一番飲んでる人と飲む傾向」
山「そんなんだからお店に迷惑かけてるんじゃん」
し「お店の人、ごめんなさい。でも騒いでないだけまだマシだと思うけどなぁ」
山「たし蟹。お店だけに迷惑かけるなら、向こうも仕事だからいいけど、楽しく飲んで喋ってる他のお客さんに迷惑かけるレベルでうるさい人は嫌だよね」
し「そうそう。僕は体育会系の人はすごい苦手だから、声が大きい人はあんまり苦手なんだよね」
山「自分はサッカーとかやってたくせに体育会系苦手とかどうなのさ」
し「僕のポジションCBだったし」
山「センターバック? 守りの要じゃん」
し「ううん。センターベンチ。ベンチを温めるお仕事」
山「いらんわ」
おしまい




