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21話 ラジオ2

シュウさん(以下、し)「早くも21回目ですってよ」


山田さん(以下、山)「え? そうだね」


し「特に感慨深いとかはないの?」


山「ないです」


し「さいですか。ま、いいや。最近、うろな町の企画の参加者さんの一人がさ、ラジオ的なやつ始めたんだわよ」


山「あーあれね。めっちゃ自分の名前連呼されてて、朝一でニヤニヤしながら聞いてたあれね」


し「そうあれ。余計なことは言わなくていいですー」


山「で?」


し「ついにうろな町企画に、文章と絵以外の物が出てきたなーと思ってね。やっぱりこういうのって嬉しいよね! その人のは裏話とか、秘話みたいなんなんだけど、なろうラジオじゃないけど、うろなラジオみたいのができたら面白いよね。スカイプとかで録音したやつを投稿ー的な」


山「自分もやったらいいじゃん」


し「僕がやったところで、トークがガスガスになっておしまいですわ。誰かとのトークをこんな感じで撮るならまだしも、一人であんな10分以上も話し続けるなんて、台本書いておかないと無理ですわ。それに録音とか難しいんじゃないですか?」


山「台本書けば?」


し「……これでいいじゃん、ってなった」


山「さいですか」


し「でもラジオを撮るのって楽しそうだよね。声優さんのラジオにしろ、ゲーム実況者の人のラジオにしろ、楽しそうだもん」


山「親友くんと居酒屋でそんな話してたよね」


し「そうそう。テーブルに録音機材置いて、ただ駄弁ってるだけっていうのを流すってやったらー、っていうのは話した。でも絶対テンション上がるから、それはそれで楽しそうだよね」


山「やったらええやん」


し「バカ言え。誰得だよ」


山「さいですか」


し「話変わるんだけどさ、最近なんかでつぶやいたんだけど、友達ができたさ!」


山「それ、シュウさんじゃなくて、私によ?」


し「嘘だっ!」


山「ウソジャナイヨ。あの時めっちゃ膨れながらこっち見てたやん」


し「や め ろ」


山「いやー、あの子はいい子だね。絵もうまいし」


し「別に羨ましくないし。描いてもらってるのは僕の作品だから全然羨ましくないし」


山「妬み乙」


し「まぁでも友達って言っても、対して前と変わってないんだよね」


山「まぁそんなもんでしょ。あんだけ仲良くしてて友達じゃなかったほうが不思議だわ」


し「友達って具体的に何したらいいの?」


山「さぁ? あんた、小説書いてるなら逆にわかれよ」


し「いや、僕の小説内に出てくる友情は、完全にフィクションだからね? あんな簡単に友情が芽生えたら苦労しないって。現実はもっと、ケンカ有り涙有りすれ違い有り仲直り有りで、大変なんだよ! それを乗り越えてこその友情なんだよ! RPGで仲間にするのとはわけが違うんだよ!」


山「でもシュウさんは、親友くんと喧嘩すらしたことないでしょ?」


し「うん。なんだかんだで仲良し」


山「おい。言ってることが違うじゃんよ」


し「あれ? 確かに。じゃあ友達ってどこからが友達なの?」


山「それ、どっかのヒッキーも言ってたわ。『そのセリフは、友達いないやつのセリフだ』って」


し「僕、友達いるしー」


山「このコミュ障めっ!」


し「うるさい!」


山「ほら、一つ言うことがあるんじゃなかったの?」


し「あっ、そうだった。『女の子、娘にしました』が完結しまして、番外編を書いているんですが、それと並行して新連載を開始しております。立派なシュウさんファンのこれを読んでいる人なら知っているかもしれませんが、『マスク(仮)』です。タイトルは本当になにも思いつかなかったので、とりあえず『仮』をつけてます。とくにガールフレンドとはなんの関係もございません」


山「そうなの? てっきり『仮面』の『仮』かと思ってた」


し「それいいね! でもまぁとりあえず保留。で、これなんですけど、特にツイッターとか活動報告で『更新したぜ!!』というものは行わず、ただただ淡々と不定期で更新していく形を取らせていただきます」


山「なんで?」


し「これから言うから黙らっしゃい! いろいろとありまして、『女の子シリーズ』からシュウさんの読者になった方がたくさんいると思うんですが、(単純計算で、ぼっちデイズの時から3倍くらいは増えました)その人たちに向けて『シュウさんてばこんなん書いてるんだよ!』ということをアピールしていこうかと。現に、マスクは女の子シリーズのアクセス数の10分の1くらいしかございません。これだけ女の子シリーズを楽しみにしてた人がいたってことがわかりますね。それと同時に、『シュウさん』じゃなくて『女の子シリーズ』の人気があったことがわかります」


山「贅沢な悩みだよね。せっかく作品を好きになってもらったのに、作者として見てもらうためにふるいにかけるってことでしょ?」


し「悪い言葉で言うとそんな感じ。良い言葉で言うと、作家として好かれたい、ってことかな」


山「作家としては、作品が好かれることが一番なんじゃないの?」


し「それはそうかもしれないけど、女の子シリーズを書いてる時の僕を、僕は嫌いだもん。つまんなさそうに絞り出して書いてる作品が評価されても、ぶっちゃけ嬉しくないかな。怪我の功名ってやつ」


山「確かに、今までと感じが違ってたもんね。なんていうか、真面目すぎ」


し「真面目に書いたら評価されるっていうのはわかった気がする。でも真面目に書かないのが僕だから、時々真面目なことを言うくらいでいいと思うんだよね。町長だって、普段はちゃらんぽらんしてるけど、時々真面目なことを言うから良いんであって、僕もそんな感じだもん。ギャップってやつ」


山「ふーん。そっか。まぁがんばれ」


し「軽いな」




おしまい。

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