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13話 応募

シュウさん(以下、し)「あー。星がきれいだねぇ」


山田さん(以下、山)「え? ちょ、告白とかやめてもらてもいいですか?」


し「は?」


山「『月が綺麗だね』って『私と結婚してください』っていう隠語じゃん」


し「いやいや。そんなん山田さんには言わんがな。それに僕が言ったのは『星』だし。『月』じゃないし」


山「びっくりしたわー」


し「こっちがびっくりしたわー。うかつに物事を褒めてはいけないということですか」


山「そゆことですな。でも良い感じですな」


し「うんうん。星空見てるとニヤニヤするわ」


山「それは変態だ」


し「でも都心とか超街中の人たちは、星空が見えないんでしょ? もったいないよねー」


山「あ、そういえばさ。最近少年少女を襲う不審な影が増えてるみたいね」


し「不審な影っていうか、ほぼ過剰通報でしょ?」


山「山田調べだと、『女子小学生の横を通過した事例が発生』とか『「駅はどこですか?」と女子小学生が尋ねられる事案が発生』などなど」


し「ほら見ろ。だから過剰通報じゃん。じゃあどうしたらいいんだっていうね」


山「根本的にね、子どもに聞いた段階でアウトなんだよ。道を聞くなら大人のほうがいいじゃん」


し「でも昔ってこんなことなかったのにさー。日本も変わりつつあるよねー」


山「でもでも、そーゆーのが増えてきたってことは、過保護過ぎるのかな?」


し「あーそれはわかるかも。」


山「何かと物騒だから、過保護にならざるを得ないんでしょ。モンスターペアレントもそれの延長でしょ? その過保護っぷりに甘えた結果に甘えちゃってるんだよね」


し「かもね。どうでもいいんだけどさ、最近真面目に話しすぎじゃない?」


山「いやいや。これ、そーゆー企画だから。それに他の話題なんてないでしょ?」


し「そんなことねーし。今旬な話題あるし。きのことか秋刀魚よりも旬な話題あるし!」


山「うるせぇ」


し「ひでぇ」


山「で、なにさ。言ってみ」


し「顔が怖い。でね、提督さん! 話題ですよ話題! 最近、なろうコンっていう小説家になろうとエリュシオンなんちゃらっていうやつのコンテストに参加したわけですよ!」


山「おー」


し「ほんで、ぼっちデイズと女々しい想いにタグつけて、あともう一作新作を応募する予定なんだー」


山「ふむふむ。なんでまたその二作をチョイスしたのかね?」


し「ぼっちくんは言わずもがな、僕の隠れてない代表作なのですよ。でも書籍化とかにあたって、いろいろと規制が入るだろうから、修正いっぱいしないといけないんだろうなぁとか思ってます」


山「主に著作権だよね。早く消されてれば良かったのに」


し「物騒なこと言わないでくださいー。ほんで女々しい想いはさ、最近読み返して思ったんだけど、アレ意外と面白かった」


山「前にどっかで『フラストレーションが溜まりまくった作品』だって言ってなかった?」


し「言ってた。でも僕の作品の傾向で、『ひねり出しまくった作品ほど人気が出る』という理不尽さを持っているんですよ」


山「あー。改めて第三者目線で見たら面白かったと」


し「そのとおり。つまり『楽しく書いた作品』と『ひねり出した作品』の二つなわけです」


山「『楽した作品』と『辛かった作品』というわけだね」


し「そうとも言う」


山「というわけで、皆さん。読んでない人は読んでくださいねー」


し「宣伝やめろし!」


山「なんで? こーゆー企画でしょ? ダイレクトマーケティングだよ?」


し「おいおいおいおい。ちょっとそれは露骨すぎるでしょ。今までの流れが全部その宣伝のためだけに仕組まれてたかのようじゃないか」


山「…違うの?」


し「違うし! 全部アドリブだし! 計算なんて1ミリも含まれてないし! 全部即興だし!!」


山「うるさいなぁ…じゃあ今度から宣伝なしね。ツイッターで宣伝したら速攻でフォローしてくれてる人に下ネタツイート振りまくからね」


し「できるもんならやってみろい!!」


山「覚悟しておけよ…?」


し「そっちこそ首洗って用意しておくがいいさ…」




このあとにらみ合いが10分くらい続きましたが、シュウさんのほうが山田さんを見つめ続けててなぜか申し訳なくなって目をそらしたところ、それにイラっとした山田さんがシュウさんのことをぶん殴ったそうです。



おしまい。

あっ! 小ネタ入れるの忘れた!

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