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この世界、モノづくりも名前もお風呂もありません。だから後輩といっしょに、魔術開発と現代知識で雑貨から兵器まで作り放題の3年間をのんびり送ります【連載改稿版】  作者: 事業開発室長
異世界道中の、はじまりはじまり

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第45話「家、作ってもらうぞ」

モートラにはカホルとおっさんに加え

女性と子供が1人ずつ乗っていた

あれがおっさんの家族だろう


近づこうとして少し考え、

阿部ちゃんにも声をかけて止まり、

フレイアとアウラムにおっさん達の出迎えを頼む

フレイアはすぐ気が付いたようで

アウラムを促して対応してくれた


とりあえずおっさんを手招きして今後の大雑把な流れと

町の希望者を募って家を作らせてみたいと伝え

実際に思い描いたキットとその完成品の家を

目の前で作ってみる


そう、キット、だ


将来的に全てを自前で用意する為の見本として

ログハウスに近いものを全部そろったキットとして作った


弥生さんと相談した結果


複数の工程をまとめる(オートメーション)」魔術


と言うのを構築できたことで

外壁材から住設の一部まで

一括製作できるようになったのだ


端的に言えば

外壁をクリエイト

トイレをクリエイトなど


部分部分で作っていたものを一括で実行できるように

記録・編集することができるので

あとで工程や部品追加なども可能になってる


ちなみに風呂は、この世界だと水浴びしかないらしいので

公衆浴場を中心部に作る予定とし、各戸には無しにしている


キット製作についてはクリエイト同様に

変数で指定回数、実行できる

10戸だろうが100戸だろうが

一括製作できるようにしてしまったのだ


これで町の住居については、あっという間に量産可能だ


上水と下水は外周側から内周に向かうように配置して

最後は中央近くのシャフトを通じ、下部に落として

都市部と畜産部をまとめて最終処理できるように施工


今は、家の配置に合わせてそれぞれの配管が

基礎に立ち上がってるだけだ


各戸は、オートメーションを使ったクリエイトで

設置済みの基礎に合わせてキットを組み立てれば

頑丈とは言わないが、現状の家とも言えないものよりは

余程マシなものができるようになる


それをベースに、今後は知識を伝えた上で

メンテナンスなど技術の習得をしてもらおうと考えている


そのためのテストケースがおっさんの家だ


本当の初心者にモノづくりを教えるわけなので、

プラモデルで言えばはめ込みだけで組める

色を見て場所がわかるようにした初心者キットだ


「ここにある材料を言う通りに組み立てると、家が出来る


これを、みんなで協力して作ってもらおうと思うが

ここに、あんたと家族3人で住むと考えて、どうだ?」


さっき、目の前で使った魔術で出来上がった家とキットを

何度も見比べ、おっさんはこう言った


「住むって、ここに、か?」


宿泊体験内覧会、って奴だね


予定地に1か所だけ作ったが

当然上下水道も繋がっているので全部使える

ここで1日寝泊まりして貰えば一番早いのだけど、と思い

おっさんにその旨も含めて話をする


「なるほどな、これが普通に住める家だったら

今後はこっちの「きっと」を使えば

自分たちで作れるっていうのか


一晩過ごしていろいろ試してみろって言うなら

3人で喜んで泊まらせてもらうよ

今の家より余程寝やすそうだからな」


笑いながら快諾してくれた

まずは第一関門、クリアってところか


おっさんを待っていた奥さんと子供は

話を聞いて早速家に走って行って

・・・・・ドアの前でたたずんでる


そっか

この【世界】にはドア、無かったか


家の案内はフレイア達に頼んで

阿部ちゃんと二人、装甲車に戻る


一応離れては居たが

黒髪黒目の私らを見て怖がってなければいいのだが


「町長さん、家見て嬉しそうに笑ってましたね」


気に入って貰えるといいんだけど

あれでよければ一気に街づくり、進むかもね


ところで、おっさんの家族はごはん、どうすればいいのかね

魔法で火が使えるとしても

調理器具が一切ないし作ってもいない

食材ってどうしてたのかもわからない


風呂は習慣が無くても

流石にごはんは喰わないって訳に行かないよね


家の案内を終えたら再度

3人娘に頼んでヒアリングしてもらうか


―頼みっぱなしで少し悪い気がしてきた


お詫びがてら、お茶でも用意しておくか

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