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この世界、モノづくりも名前もお風呂もありません。だから後輩といっしょに、魔術開発と現代知識で雑貨から兵器まで作り放題の3年間をのんびり送ります【連載改稿版】  作者: 事業開発室長
異世界道中の、はじまりはじまり

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第31話「武装3人娘、見参」

「そ・うびとはなんですか?」

フレイアが首を傾げる


「高性能アンダーウェアに防護ジャケット

パンツとキャップに安全靴

多機能ゴーグルに水や食料の入ったリュック

武器も用意してあるから手に取ってみて

好きなのを選んでほしい」


と言ったところで、3人全員の頭に

???と浮かんでいるのが見えた

昨日まで貫頭衣だった人に

【ゴーグル】とか言っても、伝わるわけ無いもんな


「じゃあ、後ろに移動しようか」

キャビンの二人に声をかけてカーゴルームの2人と合流する

壁やシート下、ドア内部の収納スペースを開く


ずらっと並んでいる各種装備品を見て

阿部ちゃんが呆れたように言った

「冒険モノそのまんまですね」


「そりゃ、ロマン満載できるならやっとかないと

私らの【世界】では安全性や強度の問題で

こんな収納できないし

そもそもエンジンやミッションが要らない分

広くできてるからね」


―細かい設計は弥生さんが指示してくれて作ったけど


約1名

ものすごい勢いで見て回ってる人がいるんですけど?


赤い髪の美女が締まりのない顔で

・・・・・装備類を撫でまわしてる??


「ケイ殿、これらがなにかわかりませんが

使い方を教えていただけるのですよね???

でしたら私が町を見に行ってきます!!!」


もうさ、知識欲隠す気ないでしょ、君?

偵察が主、じゃなく装備を知ることがメインになってるもの


「ま、まあ頼めるなら当然教えるよ?

あと一人はどうかな?」


「妖精達が周辺に住んでいるのか、確認してきたいですわ」

アウラムが手を上げる


「じゃあ、フレイアとアウラムの二人にお願いするよ

早速だけど装備をつけて貰いたいけどいいかな?」


「つける??」


・・・・・だよねぇ


「服を着るようにして体に取り付けたりしていくことだよ

もしも襲われたりしたときに負傷しづらくする服だったり

こちらと話をするためのものだと思って」


頷く二人


ウェア類は着替えとなるので阿部ちゃんに任せ

車外に出て後部ドアを閉める


服の製作は阿部ちゃんがやってくれたが

今回は私と弥生さんの力作だ


まあ、私がやったのは魔術構文唱えただけなんだけどね


「着替えましたけど・・・・・・・」

薄く開いたドアの隙間から

不服そうな声で阿部ちゃんが告げた


大体こういう時って、よろしくない場合が多い

後部ドアを開けると、若干怒気を含んだ感情が伝わった


「せ・ん・ぱ・い? これ、先輩の趣味ですか?」

言いながら後部ドアを開く彼女


「なにか変だったかな?」


「強度に問題ないからと、断熱材に温度管理システム、

生命維持装置まで組み込んだ極薄の多重衝撃吸収装甲(チョバム・アーマー)

自動フィッティングまでする逸品のはず、なんだけども?」

そう言いながら着替え終えた二人を見る


二人とも・・・・

いや、エロすぎない?


特に超が付くほどのモデル体型なフレイアは

まるっきりのボンテージ衣装


アウラムに至っては腹筋背筋などが強調されすぎて

ギリシャ彫刻要素までも含んだシルエット


『ここまでボディラインが丸見えとは予想以上でした』

弥生さんまで想定外だったんじゃ、仕方がない


第二の皮膚と化したアンダーウェアはエロティシズム全開

これは阿部ちゃんがお怒りなのも納得


「これはアンダーウェアだからね

もちろんこれで表を歩くわけじゃないよ


着忘れてるけど上にジャケット、下にパンツを履こうか」

しれっと次の指示を出したが、内心どきどきもの

わき腹を冷たい汗が伝っているのが分かる


結果として

エロい恰好をさせたことにお怒りの阿部ちゃんの怖さ


エッチな恰好しても

なにも戸惑ってない二人の無防備への怖さ


まるで違う二つの原因で身に危険を感じたよ


服装を整え、リュックを渡しゴーグルの取り扱いを

アウラムに装着してあげながら説明する

フレイアは自分で見様見真似でかけて

阿部ちゃんに見てもらってる


装備を整え終わったところで

ふと気になったことを口にする


「そういえば、私のところじゃエルフって

耳が横に長いって伝わってるけど

フレイアはそんなことないよね?

こっちのエルフって見た目の特徴とかあるのかな」


少々思案顔をするが

「特にない気がします

人族より寿命が長くて見た目も変化しない、くらいでしょうか」


「こっちでいう人種の違い程度なのかな?」


「わたくし達妖精種は背が小さくて力持ちが多いから

結構わかりやすいみたいですわ」

アウラムが両腕に力こぶを作る


カホルは

「魔角種は角がある、というのが最大の違いでしょうか」


私たちのイメージする人類種とまとめても

問題ない程度の差異だな

まあ、種族差がないほうが諍いになりづらい気がするけどね


次は武器選定


そもそも魔術と魔法が使えるから意味があるのか?

とも思ったが弥生さんが

『万が一ということもあります』

と言うので素直に従って作っておいた


フル装備の防護装備(コンバット・スーツ)がかなり強いと思ってるけど

実践未経験だもんね

防御にも武器は使えるし、手に取って貰おう


フレイアは長身の日本刀を手に取る

単結晶で分子レベルの刃物

弥生さん曰く「絶対折れず刃こぼれしない」らしい


「こんなに切れ味のいい刃物は初めてです」

と、試し切りで木や岩を切りまくってから

うっとりした顔で決めていた


アウラムは

「ジェット噴射装置付きショックレス大ハンマー」を選んだ

作動させると加速側に向いた4基の魔素石が作動して

風魔法で超加速する

本体荷重も異常に重いから余計に質が悪い


力持ちのアウラムには最適なのだろう

彼女は試用で岩山を砕いて楽しんでいた


カホルはオートマチックの拳銃が気に入ったようだ


見た目と違い、装甲車と同じレールガンだったりする

魔素を使える人が持ってるだけで

電源供給とかもいらない優れモノ

弾も自動生成だし、グリップを握って撃てば

自動で属性付与して発射してくれる


しかもその速度はマッハ2以上で

空気摩擦での減速をしないから射程も計測不能

悪質極まりない武器が出来上がっている


どれも生体認証付きで所有者を認識するようにした

これでもし盗まれたりしても誰も使えないから安全


これらの武器武装は全てパーツごとに破壊不可能

こっちの魔術に順応したのか

全部が単結晶構造で()()()()()()らしい


可動部は分割製作するらしいが

弥生さんが陰で全力サポートしてくれる

おかげでなにも苦労をしていないから実感もないのだが


・・・・・弥生さん頼りすぎて

自分でモノが作れなくならないか


ちょっと心配になってきた

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