【プロットタイプ】面倒だけど
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
面倒臭さのベクトルが少し違うんだよ。
光を受けて輝く黒いざんばら。切れ長の瞳は何時も表と裏を見通す。何時も掴み所のない生き物は、俺の前に座って静かに微笑む。
「久し振り。瑠衣」
変わらずだ。特段久し振りでもないのに、こうして挨拶するのも、裏も表も知っているのに、猫を被るのは。諭羅というのはそう言う生き物なのだから。
高温多湿の日本の夏。ただ歩くだけでもしっとりと汗を掻きながら、諭羅はただ俺に語り掛ける。どうやら本日気になっている事は、最愛の妹の事ではない様だった。
「鏡花とは上手くやっている?」
「面倒臭くない?」
「心配だなぁ」
そんな話をころころと笑いながら、聞いてくる。俺の同居人には興味を持っている様だが、直に関わりたくない。そんな心情が見て取れる。
諭羅は昔からの癖である。素直で従順な様でいて、決してそうでは無い。根本がねじ曲がっている故に、聞き方も率直ではない。
まどろっこしい。聞きたいなら鏡花直々に聞けば良い。そう思っても、肝心要の本心はそこには居ないのだ。
「彼奴が面倒なのは何時もの事だろ」
帰って来るなり、本日あったことと休日の予定を捲し立てる。ソファで凭れて居ると、べたべたと擦り寄って来る。我が家の飼い犬は何時も承認欲求を拗らせている。
ふと前を見ると、恋人が痴話喧嘩をしていた。話の内容に聞き耳を立てると、『些細な変化に気付かない』、『見掛けた途端に声を掛けてよ』等々、拗らせた思いをそのまま吐き出していた。
「あらあら。ふふふ」
其れを同様に隣で見ていただろう諭羅が、此方を向いてまた静かに笑った。揶揄いたそうなその表情はタチが悪い者がする笑顔だった。
「褒めて上げてる? 君のところのわんちゃん」
「褒める前に、殴り込んで来るだろ」
彼奴は率直だからな。ああいうまどろっこしい事は、あまりしたがらない。するとしたら、執筆前の精神の没入段階だろう。
「そう。仲良しさん」
そう言って、駄賃と言わんばかりに近くのコーヒーチェーン店で、アイスコーヒーを奢って貰った。財布を出そうとすると、首を横に振る。
「元気そうなら、何も言うことは無いかな。君達の話を聞くのは好きだからね」
「おかえり〜。ゆらりぃからお土産貰った?」
「お前の面倒臭さを語り合ったらアイスコーヒー奢られた」
「え、ひどーい!! もー後でゆらりぃにブチ切れライン送ったろー!! あぁそれとさぁ瑠衣たん。髪、伸びて来たんだ。ほら、もう目に掛かりそう」
お前に話した通りの毎日がそこにあるよ。
あの、社会人の方、ネタどうしてます?
あんまり目新しい事ないじゃないですか。
すぐネタ切れになると思うんですよ。
私なんですけど。
では何故書くのか。天から降ってきたネタを最上のコンディションで書きたいから。
※これ今でも通用するのかな。
諭羅って二人の事を気に入ってますが、それ以上に二人の関係性に興味を持ってそう。
まぁ好きで嫌いなんで、思いは複雑ですが。
だからちょっかいを掛けるつもりでこんな話を振ります。別に隠してません。
鏡花が居てもこの質問を投げます。
『瑠衣〜、鏡花は今日も面倒臭いの?』
って満面の笑顔で。
『やかましい!!』
ただ『なんで気付いてくれないのよ!!』みたいな面倒臭さじゃなくて、『ねぇねぇねぇ!! 瑠衣たん、聞いてる〜? 今日さぁ、かくかくしかじか』こんな感じ。
これが『殴り込む』という意味。
無視して扉閉めようが、勝手に入ってくるから。
それで満更でも無さそうだから、『仲良しさん』。
愛はあるんだ。とっても。ただ恋は無いからさ。
以下は先程の短編と、今の短編と、テレビを見て思ったこと。自戒です。現実見ろ。
今、結婚についてテレビでやってるんですが、結婚したい女性の方が八割。
凄いな、未来は意外と安定してるんじゃない?
独身税とか掛けられるって、周りに言われて『え゛ーーーーー(*」´□`)」』って気分だったんで。
勘弁してよぉ。接触恐怖症と恋愛感情なしの奴にそんないじめしないでよぉ。
※さっきの短編と言い、凄くタイムリー。
※あと物凄い他人任せだな。何時ものこと。
※だからさっき滅茶苦茶感情移入して崩壊しました。
仲の良い女友達と八時間一緒に居ただけで、
『もう無理かも知れない。○○ちゃん(あだ名)演じられない……。上手く取り繕えているのかな……』
『あぁ……一人にならないと……。無になってしまう( •︠-•︡ )』
『ああああああああ!! 心配かけたねぇぇぇぇぇぇぇ!! ごめんねぇぇぇぇぇぇぇぇ!! 私の忍耐力の問題なんだよォ。君のせいじゃないんだよぉぉぉぉぉぉぉ』
状態だから、きっと無理だ。
人の幸せを見て、『暖かいな』、『幸せそうだな』、『大切にしたいな』と思うのは良いけど、それと同じ熱量を与えられないから、さっさと現実見ろ。
幸せにさせられないなら、夢見るな。