作者が考える、結婚する男と女、それぞれの立場
「これで、ホルモンに関する話と、それに通じる話は終わりや。
まっ、全然言い足りひんけど、いっちゃん言いたかった、依存と血行促進については言えたから、まぁ、良しとしよう。」
「すいません。 こちらもこれ以上はキャパオーバーなので、ここらでやめていただくと、ありがたいです。」
「解った。
やから、ここで総括や。」
旦那様は、居住まいを正されて、
「俺が思う、結婚する男の立場は、ホルモンの性質から考えて、まずは、【依存をさせる覚悟を持つ事】やな。」
「続いて、ホルモンを分泌させやすくする為に、【血行促進を意識した、日常のサポートを心掛ける事】。 例えば食事。 マッサージは無理でも、匂いによる空間デザイナーとか。
又、【ホルモンにしろ食材にしろ、美容に関わっているから、結婚後に妻を美しくする】。
それ以外だと、妻を喜ばせる為に努力するや、発散できる何かをさせるとか、かな。」
「最後に、【性行為で、男性主体にならない事】やな。 これは一番大事やと思う。
まぁ、男性の方が慣れていたなら、男性主体の方が良いかもしれないけど、今の日本なら、どうやろうな。」
「これが、表向きの、男性の立場やと思う。」
「表向き?」
「DVや亭主関白みたいに、言葉の暴力や、内出血させるぐらいの殴打、傷跡を残していいなら、暴力を振るった後に流血さるとか、そういった、【ストレスと、強制放出】が、裏の、男性の立場やと思う。」
「そうか。 ホルモンの性質上、それもアリなんですね。」
「むしろ、表よりも簡単なんじゃないかな?
だから、女の立場は、まず、【依存させられる覚悟を持つこと】。 それか、【依存させられないように頑張る事】かな。」
「次に、発散しやすいように、自分を偽らない、や、自分の意見をはっきり言う事かな。」
「そうですね。 夫婦になるんですから、言う時はハッキリと言わないといけませんものね。
なんなら、マウントを取っても良いかもしれませんね。」
「貴女も、言いたい事は、ハッキリと言ってね。 遠慮しなくていいから。」
「はい。」
「最後、これは貴女への確認や。」
「貴女は、融資をして貰うために、私の家との縁を強くしないとあかん。 つまり、俺との子供をつくらんとあかん。 出来るだけ早くにね。 高校生に無茶言うなって思うけど、」
「けど、急ぐ場合は、その分、ホルモンを分泌しやすくさせるから、俺に依存しやすくなる。」
「貴女はまだ若い。 なのに、好きでもない人に依存して、離れられなくなるのは、人生がもったいない。」
「だから、どうする? どこまでやる?
依存覚悟で、直ぐに妊娠する為に、ホルモンを大量に分泌するか、辞めとくか。」