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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第四章 王女様と婚約者

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第88話 ルルとリリ

土曜日、本日、八話目です。


・4歳と5ヶ月となりました。


 今日は珍しく、僕に客が来る。



 客と言っても、これからの僕の作業を手伝ってくれることになる、孤児院の子供が二人なのだけれどね。



 

 僕の作業を手伝う上で、今後関わることになる、大きさの問題から室内に入ることの出来ない、メイを除いて、従魔が皆、僕の部屋へ集まり、到着を待った。



 客とは言っても、この子達が今後、礼儀知らずなどと言われないよう、僕は下手に歓待の準備をすることも出来ず、待ち構えることも出来ないので、緊張しつつ、部屋の中を歩き回った。


 僕の部屋が広いもので、歩き回る上でそれなりのスペースがある。


 この広いスペースがあるからか、僕が歩き回る後ろに、ぞろぞろと従魔の皆が付いてきて、なぜか、行進の様になった。



 今更だけど、この世界では、あまり時間に正確な生活は送っていないんだよね。


 やっぱり、日本みたいにどこにでも時計があるわけじゃ無いから、基本的に、皆そろって、日時計を使うから、性格な時間に呼びつけることも難しいんだよね。




 軽く汗をかき始めた頃、到着の知らせが届いた。


 汗をかいていたので、僕は少し休憩を取ってから、応接室では無く、僕の部屋へと、バネッサを通じて呼んだ



 コンコンコン


「どうぞ」


「失礼し舞す。」



 ノックの後、バネッサを戦闘に1人のおばあちゃんと2人の中学生くらいの女の子が部屋へ入ってきた。



 僕は、今日のために簡易で設置した、応接用のソファーを指さし、「そこに座って」と気軽に声をかけた。



 僕が対面のソファーに座った後、3人は少し緊張をしながらも、一礼してソファーに座った。



「エル様、水か白湯、どちらになさいますか?」


「うーん、じゃあ水でよろしく。」



 バネッサに飲み物を用意してもらっている間に、再び声をかけた。



「じゃあとりあえず、自己紹介をしていこうか。」


 僕は、一応年齢道理の見た目をしているから、対面の3人は、僕の発言に少し驚いているようだった。


 理由として、普段から年下の子供と関わることも多いからかもしれない。



「はい分かりました、エル目地浅間。 ではまず私から。 私は、アンネリー辺境伯領、中央地区の街で孤児院の院長をしております、ファラと申します。 院の子供からはまざーやばばと呼ばれております。 よろしくお願いいたします。」



「私は、ルルです。 13歳です。 隣に居るリリの姉です。 孤児になる前、両親が商人をしていたため、今回の募集に志願しました。 よろしくお願いいたします。」


「姉からも名前の紹介はありましたが、私はリリと申します。 隣のルルの妹であり、双子です。 私は、両親が魔物に殺されたのを見て、戦力として強い方の近くで働きたいと思い、今回の募集に志願しました。 ですが、姉と同じように、商売に関わりたいという気持ちも本物です。 よろしくお願いいたします。」



 コトン


 3人の自己紹介が終わり、目の前に、4人分の水が置かれた。


 僕は、水に一口口を付けた後、自己紹介と目的を話し始めた。



「よろしく、じゃあ僕も自己紹介をするね。 僕はアンネリーエルメジア。 まあ、公式の場でも無ければ、エルでもエル様でも好きに呼んでよ。 リリが興味ありそうだから話すけど、僕としては、テイマーであり、魔法使いであり、今は鉄線の訓練中かな。 僕だと強さの基準が分からないから、ほかの使用人にでも聞いて見てよ。 今回この募集をした目的はね、特許が取れた事業が多くなってきたから、手伝いが欲しくて募集をしたんだ。 まあ多分採用だと思うから、よろしくね。」


 

 少し長くなってしまったが、自己紹介と目的を話し終えた。



「「よろしくお願いいたします。」」


 姉妹二人の双子らしくそろった言葉を聞くことが出来た。


 今更だが、今後関わることの多そうな、双子の見た目について。


 姉のルルは紫赤目の少しきつそうな顔立ちをした女の子で、妹のリリは金色の髪色をした、姉に比べると少し目尻が下がっている、赤目の女の子だ。



「そういえば言い忘れていた、後ろに居るのが、順に、鳥のノアルア、スライムのスラリンとスラレン、羊のウール、あと見える人と見えない人がいるけど、ここに居るのが、精霊のスズランね。  ほかにも、外に、ドラゴンのメイが至り、僕の体の中に、スライムのスラルンが居るよ。 最後に、メイドのバネッサね。」




 後ろに並ばせておきながら、紹介を忘れてしまっていた従魔の皆を紹介した。



 今回はとりあえず、顔合わせのつもりだったけど、この後ドウシヨウかな。




「えっと、ほかに何か聞きたいことはある?」


 逃げるように僕は、この質問を投げかけた。



「では私から、エルめ、済みません、エル様は特許をいくつか持っているとおっしゃっていましたが、どのような特許を持っていらっしゃるのでしょうか?」


 まずは姉のルルから質問があった。



「そうだね、まずは今後最も利益が出るであろう、植物紙、次に魔の森地区の孤児院に協力してもらう予定の、縄跳び、最後に最近完成したばかりの網ベットとトランポリン、多分以上かな。」



 僕がこう答えると、すぐにバネッサから


「エル様、しおりもデス。 私の勘違いでしたら申し訳ありませんが。」



 という言葉が飛び、普通に一番はじめの特許を忘れていたことに気づいた。




「という感じで、よく何をすべきか、忘れてしまうこともあるから、その辺を助けて欲しいんだよね。」



「分かりました。 答えていただきありがとうございます。」



「次は、私から質問よろしいでしょうか?」


 次に妹のリリが声を上げた。


「いいよ、普通に許可を取らずに質問しても。」


「分かりました、ありがとうございます。 お給料の方はどの程度いただけるのでしょうか?」



「えっと、その辺は、後からバネッサに聞いてくれる回。 ただ、成人男性の平均月収よりは多くもらえるのは確かだよ。 それと、新しい特許が生まれたらボーナスが出るから、かなりの額にはなるんじゃ無いかな。」



「分かりました、後ほどバネッサさんに確認させていただきます。」



 そういえばバネッサも、代官の娘なんだよな。


 まあおそらく、貴族の前では、同じだからみたいなことを言って、様からさんへ言い方を変えさせたんだろうな。


 

 珍しく、バネッサさんなんて言葉を聞いたから、少しくだらないことを考えてしまったわ。



 それから、その後もいくつか質問に答えた後、解散の流れとなった。



「じゃあ今日はありがとうね。」


「いえ、こちらこそ。」


「それじゃあまた。」

 

 というやりとりをした後、3人と部屋で分かれた。


 まあ初めての時だけだが、お見送りなどはせず、分かれた。



 本当に、この上下関係みたいなのは面倒だな。


 でも、資本家を目指すには、必ず必要になるか。


 はー、めんど。



 僕は、水をグビッと一気に飲んだ後、今日だけおいてあるソファーへ、グダットもたれかかった。


一応、孤児院出身者の名前を統一する気ではあります。


気づかず間違えていたらごめんなさい

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