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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第85話 訓練、試し斬り。 2

土曜日、本日、四話目です。



・休憩も開け、再び訓練場へ集まった。


 訓練場に着き、軽く周りを確認すると、すでに結界が張られており、忙しい中時間を空けて、結界を張ってくれた、アルフレッド兄さんに感謝した。


 もう仕事に戻り、今は居ないのだが。



 感謝は後から伝えるとして、離れていた皆が集まった。



「今度こそ、弱い力から徐々に試していきましょうか。」


「そうだね、攻撃力は分かったけれど、操作性は分からなかったからね。」


 順に、母さん父さんの言葉である。


 キッカお姉ちゃんも、性能確認が楽しみでわくわくしているみたいだから、すぐに試していきたいと思う。



「じゃあ始めるね。」


 先ほど同様、スラリンとスラルンに協力してもらいつつ、ゆっくり慎重に操作をした。


 ただ、イメージの中では、とてもゆっくり動かしているつもりでも、想像以上に速く動いてしまっている。


 体感的に、魔力の通りが良すぎるのだろう。


 杖として、もっと通りが良い素材はあるのかもしれないが、僕の想定していたより、とても通りが良かった。



 あと、僕の魔力制御の甘さとか、身体制御の甘さとかにも原因があるかな。



 スラリンとスラルンの協力の下、魔力制御はスラリンに、身体制御はスラルンに頼っているのだが、なかなか思い通りにはいかない。


 よし、今はどうにもならず、修行でしか解決できない問題だから、スラレンを頼ろう。


 僕としては、属性を偏らせた魔力を流すときとか、簡易的な付与をするときとかに手伝って欲しかったんだけどな。



(今の僕では扱いきれないから、スラレン手伝ってくれない。)


(あ、今手伝うんだね。 おけおけ。)



 この試し切りをする前に、スラレンには、付与とかで手伝って欲しいと伝えていたから、少し登場の速さに驚いているようであった。



 そして、頼んだことが、付与でなかったことにも驚いたようであった。


 僕が、スラレンに頼んだのは、魔力操作である。



 魔力操作と魔力制御、似たような言葉があるが、一応意味は違う。


 魔力操作とは、魔力の流れを操作する者で、属性を偏らせる時などに使用する。


 一方魔力制御は、魔力を放出するときに、どの程度放出するか、調節するときに使う。



 僕としては特に、魔力制御が苦手である。


 理由としては簡単だ。


 今まで、従魔達に魔力をあげていた時、全力で魔力を流して、魔力を与えていたからである。


 4年以上、いや嘘ついたわ。


 今まで、ノアルアに名付けをしてから、3年以上、全力で魔力を流していたから、力を抑える感覚を忘れてしまったんだよね。


 幼い頃、ちまちまライトを付けていた頃を思い出さないと。



 いや、あのときも、全力で光らせて、とっとと魔力切れにしようとしてたな。




 そんなことよりも、鉄線の試し切りだ。


 魔力の操作と制御をスライム達に任せ、体の制御は、スラルンに任せる。


 いや、僕何もしていないじゃないか。


 まあ一人つツッコミはおいといて、多分本来は、これが正しい形なのだろう。


 そうそう、下手な奴は、出しゃばらずに、上手い人に任せればいいと言うことだろう。


 ちゃんと任せていれば、アルフレッド兄さんを無駄に働かせることは無かったのに。



 

 またまたそれはともかく、鉄線は、ようやく一定に動き始めた。


 手元から動き出し、ようやく大岩の1メートルほど前へたどり着いた。


 今更だが、僕と大岩の間には、20メートルほどの間隔がある。


 子供の体から見ると意外と遠く感じる。



 鉄線は、大岩に触れ、大岩を数センチ削るだけで、止まった。



「うーん、これほどゆっくり動かしても、少しは削れてしまうみたいだね。」


「今更だけど、あの岩にどのくらい魔力を込めたの?」



 まずはキッカお姉ちゃんが、鉄線の切れ味を確認した後、岩の強度を母さんが尋ねた。


「基準が無いから、表現が難しいかな。 でも何も意識せず作ったから、自然のモノと同じくらいじゃないかな。」


 意外にも大岩の作成者であった、父さんが答えた。



「そういえば、想像以上の性能だった天として、魔力の感じにくさがあったわね。 ミリ、感じられた?」


「うーん、あんまりかな。 うん気づいたら、鉄線が大岩まで、たどり着いていたね。 普段から、魔力重視で感じていたから、意外問危険かもね。」


「そうね、私としても、想定していなかった能力だわ。」



 キッカお姉ちゃんの見立てによると、この鉄線に混ぜられた、竜の鱗などが原因で、魔力の量を探るのにも、少し妨害が入るみたいだ。


 そして、鉄線に対する総評としては。


 切れ味に関しては、そこらの名犬よりも良い。


 これは細さも関係しているのでは無いかとのことだ。



 次に、操作性、これに関しては、外からではなんとも言い様がない。


 なぜなら、魔力を探るのが、とても難しいからである。


 ただ、僕目線の見立てでは、操作はかなり難しいといえるのでは無いかな。


 僕1人の力じゃ、制御出来なかったね。


 あと一つ忘れているかもしれないが、今回使用したのは、右手の分だけである。


 左手も操作しなければいけなくなったら、相当難しさが跳ね上がるだろう。



 最後に、魔力の流れやすさというか、伝導率的な奴について。


 これに関しては、相当高いといえるのでは無いだろうか。


 まあこれは、最初の暴走の様な試し切りを見ての判断らしいが。



 一言でこの武器についてまとめると。


 最高の武器だが、扱うのは相当難しい。


 この一言になるだろう。



 行ってみれば玄人向きみたいな感じかな。




「エルはまだまだこの武器の修行が必要になるでしょうね。」


「でもさ、エルはまだ筋力不足何じゃ無いかな? 多分スラルンが居なかったら、武器に振り回されているよ。 まあ小さい頃に鍛えすぎるのも良くないらしいけどさ。」



 母さんが、魔力の操作とか、制御の能力不足を指摘すると、サラお姉ちゃんが反論の様に、筋力不足を訴えた。


 どちらかといえば、珍しくサラお姉ちゃんの意見に賛成かな。


 


「サラお姉ちゃんの言ってる、筋力不足の法が大きい気がすると思う。 それとさ、サラお姉ちゃんは、身体強化と魔法、動じに使える? まあ身体強化も、魔法なんだけどさ。」



「うーん、同時にね、私の場合、身体強化だけでなんとかなっちゃうからね。 ごめんね、よく分からないや。」



 この後も、まだまだ訓練に必要なポイントを探し出す時間が続くこととなった。


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