第82話 それほど苦痛だったわけじゃないけど、久しぶりの日常です。
土曜日、本日、一話目です。
・僕の武器である鉄線が完成してから、5日程度経過した。
この5日間は、徹夜を繰り返した体を休めたり、使わなかった素材を整理したりしていた。
やっぱり必要だったとはいえ、あの生活は、不摂生というモノだったらしい。
言いたきゃ無いけど、地位の低めな人間は、あの生活を繰り返している人も居るからな。
見たくない現実はおいておいて、体力的にも、肌的にも回復したと思う。
まだまだ幼いから、肌はそれほど心配しなくてもいいのだけれどね。
むしろ、大騒ぎしていたのは、キッカお姉ちゃんだった。
女性に肌荒れは厳禁なのか、部屋から必要最低限しか出てこなくなった。
いやー、男性には女性のことは分からないな。
まだまだキッカお姉ちゃんも子供だし、何もしなくてもきれいだと思うのだけれどな。
まあそれは置いておき、日常ですよ日常。
まあ別に、採掘とか、鍛冶の作業が苦痛だったわけでは無いのだけれどね。
ただちょっと、最も大好きな睡眠時間がたくさん取れなかったことが、心残りというか、疲れたなって感じ。
一応まだ、素材の関係などもあって、新しい寝具は完成していないけれど、今日は今までの寝具を使いながら、ぐだぐだと生活をしていきたい。
昼寝をすることは確定として、どうやって昼寝をしようかな。
この前は、原っぱで昼寝をしたし、次は、よくあるような、湖の畦で昼寝をしようとか考えていたけど、僕が開けた大穴は、う目立てちゃったから、水回りでの睡眠が取れなくなったんだよな。
相違や、ハンモックってあったっけ?
なんか作って欲しいと、言った気も言ってない気もするな。
いや、もっと都合のいいものがあったな。
じゃあ今日は木の下の木陰で昼寝をしようか。
「バネッサ、今日は、近くの木陰で昼寝をしているね。」
「かしこまりました、虫除け代わりに、従魔の皆を連れて行ってはいかがですか?」
「そうだね、どうせ昼寝をするなら、一緒に昼寝をするか。 分かった、来るかどうかは分からないけど、誘ってみるよ。」
ということで、従魔の皆を誘い、外へ出てきた。
念話を通じて従魔の皆を誘った。
誘いに応じ来てくれたのは、なんと全員だった。
スラリン、スラルン、スラレン、スズランにウール、新入りのメイ
うーん、なんか足りない気もするな。1・2・3・4・5・6体、多分そろってるよな。
ふーむ、自分でも分からないけれど、何に違和感を感じているのだろう? まあいいか。
メイは巨体だから現地集合だけど、それ以外皆玄関にそろったな。
スラルンは自動的に付いてくるのだけれどね。
玄関先でぐだぐだせずに、さっさと木陰へ向かわないとな。
そう、言い忘れていたけど、最近は鉄線を常に持ち歩いている。
魔力を馴染ませる意味と、なんか体から出てくる気みたいなモノを馴染ませる意味がある。
例えるなら、服の匂いを嗅いで、自分の匂いだと感じるみたいなモノかな。
持ち歩く本数として、1000本すべてを常に持ち歩く必要は無いそうだが、馴染みやすいのは、多く持っていた方が馴染みやすいそうなので、余裕のあるときには、すべて持ち歩いている。
まあ持ち歩いているといいながら、ノアルアにくくりつけて持ち歩いているのだけれどね。
テクテク歩きながらこんなことを考えている間に、木陰へとたどり着いた。
木陰と言っても、自然を周りに置くために、あえてはやしている植林をした木なんだけれどね。
それでも広さ的には、小さめの公園くらいはあるから、全然日陰には困らないのだけどね。
メイに関してすまない。
少しドラゴンの大きさに対して、対応できなかったんだ。
ン?
武器のような無機物が成長するならば、木に魔力を与えたら成長するのかな?
まあ急に魔物化とかしたら嫌だから、今は試したりしないのだけれどね。
木陰の下に、布製のマットを引いた上で、鉄線を取り出した。
(スラリン、この鉄線の初使用だよ。 これで、ハンモック作れないかな?)
そう、鉄線でハンモックを再現しようとしているのか。
一応、寝袋みたいな、布団は持ち歩いているよ。
(そうだね。 僕としてもまだ一度もこの鉄線を使用したことがないし、いきなり戦闘的な意味で、実践は危険だと思っていたから、丁度いいね。 きちんと出来るかどうか分からないのだけれど、試してみるね。)
スラリンからはこのような返事をもらえた。
確かにいきなり実践というのもおかしいよな。
それにしても、初使用が、ハンモック代わりというのも、何というか、おかしいというか、僕らしいと言うか。
まああれだよね。
初使用の鉄線に対して、スラリンは僕の魔力を、許可を得た上で引き出しつつ、鉄線に魔力を流した。
ちょうど良さそうな間隔の開いた木に、魔力を使って鉄線を操作し、鉄線を巻き付けた。
対面に2,3本の木に鉄線を巻き付け終え、最後に、少したるませつつ、張った。
貼り方としては、5重くらいに、縦織りと横織りを繰り返した織り方だ。
この上に、ちょっとした布を敷き、完成である。
「よし出来た。」
ということで、試しに寝転がってみると、とあることに気づいてしまった。
幼児の体型では、身長も体重も足りない。
一応今現在は、魔力も流さず、支えているようなことも無いのだが、全然へこまなかった。
わざわざそのために重力魔法を使うのも変だと思ったので、従魔の皆に軽く水と熱風をかけ、気分的にきれいに下。
まあでも、スライムは、水洗いされ、ウールは素材のためにきれいにされ、スズランに関しては、物理的に汚れることもすくないのだけれどね。
ノアルアに関しては、大型の鳥のくせに、室内に居ることも多いからな。
まあ、魔物の巣が出来たから、今後は外で寝ることも多くなると思うノだけれどね。
まあそれはともかく、適当に水浴びをし、メイ以外の従魔が近くに来た。
スラリンとスラルンが枕になり、ウールとノアルアの羊毛and羽毛布団。
おなかの上に、ポテッとした感じでスズランがノリ、ハンモックを張った木を折らないように気を付けながら、メイが寝転がった。
軽く日差しが差し込み、ただ目線は木陰がかかり、まさに昼寝日よりといった空気である。
木のすきまから、ゆっくりと気づかないほどゆっくりと流れる雲を眺めながら、こちらもゆっくりとまぶたを閉じた。
余談だが、ドラゴンやノアルアのようなAランク上位の魔物がいない限り、外で昼寝なんて、自殺志願者のすることらしい。
今日は予約しました。
すぐに投稿できずにごめんなさい。




