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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第80話 徹夜徹夜徹夜

本日一話目です。



・小竜改めメイとの従魔契約を終え、無事に小屋まで戻ってきた。



「ただいま。」


 おっと、返事は無かったけど、静かにした方が良さそうな雰囲気だ。


 目の前ではキッカお姉ちゃんが何やら調合をしていて、僕に気づかないほど集中しているようだ。



 数分が経ち、キッカお姉ちゃんの集中も解かれたようで、改めて声をかけた。



「キッカお姉ちゃんお疲れ様。 もうすぐに手伝いが必要な作業が始まるの?」


「お帰りエル。 パスを見ると無事に小竜との契約が結べたみたいだね。 そうね、一応跳躍はほとんど終ったから、少し休憩を挟んで、すぐに作業は始まるわよ。」



 そうか、従魔契約が終ったかどうかだけ知りたいのなら、ただ魔力的なパスだけ確認をすればいいのか。 


 いかんな、また、このパスの存在を忘れていた。


 気をつけようと考えたばかりなのにな。



 それはともかく、いよいよ作業を始められるのか。




 それから数分の休憩時間をおき、炉も暖められ、キッカお姉ちゃんの目つきが鋭くなった。


「今回エルに頼みたいことだけれど、私が指定したところで、ありったけの魔力を注いで欲しいの。 それも、従魔と家族の魔力も含めてね。 そして、注ぐときには、エルの使える形に変換せずに、そのままで注いで欲しいの、ただ順番としては、絶対にエルの魔力を最初に注いでね。」



「多分理解したよ。」


 つまり、キッカお姉ちゃんの指定通りに魔力を注げばいいだけだよね。 おけおけ。




 そして、作業が始まった。



 今回手に入れた鉱石と、以前ダンジョンで手に入れた、インゴットを、炉に入れ、溶かし、混ぜつつ、たたいていった。


 ここで、キッカお姉ちゃんから指定があり、魔力を注いだ。



 魔力を注ぎ、徐々に色が変化してきた。


 元々は、深緑色と100円玉と同じ色だったが、徐々に徐々に黒く黒く変化していった。


 そして僕は、魔力切れで気絶した。



 ただ、魔力切れになれていたからだろう、それなりにすぐに意識が回復した。


 

 ノアルア調べで大体10分くらい経過しているらしい。



 今は、真っ黒な金属を、たたいて折り返し手居る状態であった。


 カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン・・・・・



 この作業を数えられないほど続けていた。


 本来の鍛冶では、こんなにたたき続けていたら、弱い金属になりそうだけれど、今は、キッカお姉ちゃんが、魔力を流しつつ鍛冶をしている。


 おそらく本来の鍛冶とは違い、この魔力が何らかの影響を及ぼしているのでは無いだろうか。



 この作業を難度も続け、その最中にキッカお姉ちゃんは、金属へ向け、先ほどまで調合を行っていた薬品を投入した。


 目に見える変化は無かった。


 ただ、魔力を感じると、あらぶっていた魔力が、更に荒ぶる様になった。


 そして、ただ荒ぶるだけでなく、魔力の量も増えているようだった。



 ちなみにだが、今は大体、深夜の3時くらいだ。


 開始されたのが、9時くらいだから、作業を開始して、18時間くらい経過している。



 キッカお姉ちゃんは、炉に先ほどとは違う液体を入れた。


 液体を入れられた炉の温度は上昇し、金属も半分溶けていた。



 ここでキッカお姉ちゃんは、金属を取り出し、隣にある、ローラー型のプレス機の所へ投入した。


 おそらく、ダンジョン産の機会だろう。



 作業開始から20時間程度経過した。


 この機会へ金属を投入したところで、一旦休憩となった。




 どうせ休憩時間でひまだから話すが、これほど時間がかかったのには、二つの理由がある。


 1つ目は、作業中にも考えていたが、、ただただ折り返す数が多かったこと。


 2つ目は、ただただ、金属の量が多かったこと。



 この二つが原因である。



 その金属の多さといえば、4m×4m×4mの部屋がいっぱいになるほどの量である。


 折り返しの数を増やしても折れなかった理由は、この絶対量の多さにも理由がある。



 このプレス機に金属をかけている間、僕とキッカお姉ちゃんは、雑魚寝で仮眠を取っていた。



 ウィーンウィーン


 例えるなら、たまに冷蔵庫が出す音を目覚ましに起きた。


 プレス機は未だに稼働しており、厚紙程度の薄い金属の板を生み出している。



 少し前に起きていたキッカお姉ちゃんは、やる気をたぎらせ、保存食をかじりながら、プレス気を眺めている。



 普通の布団と、真空にした布団の必要になる体積が違うように、インゴットと、伸ばされた金属では、体積が異なる。


 そのため、部屋のでは、金属の板により、足場がなくなりつつある。



 保存食を食べ終えたキッカお姉ちゃんは、金属の板を細い細い糸にしていった。


 タダでさえ伸ばされた金属を、人の手によって、更に伸ばし、補足薄く強く柔軟に。


 まあこんなのは、理想論ではあるが。



 僕もすぐ起き、この作業中も、金属に魔力を流した。


 今回は前回とは異なり、一気に流すわけではなく、徐々に、長く細く、まるで今作られている、鉄線の様に魔力を流していった。



 プレス機の稼働が終った頃、時間は39時間ほど経過し、18じとなっていた。


 まあ正確では無いが。


 そこから1時間ほど経過した頃、金属の板はキッカお姉ちゃん調べで、3000本の細い細い糸となっていた。



 ここから再び、単純作業が始まった。


 この3000本の糸を、1000本になるまで、3本1セットで織る作業だ。


 釣り糸みたいな感じだ。



 魔力的に、下手に時間を空けることが出来ないから、すぐに作業をしなければならず、終る頃には、太陽はかなり上の方まで上がっていた。


 ノアルア調べで11時くらいらしい。



 ここからは最後の作業である。


 1000本の鉄線に対して、まとめて根本を持ち、全力で魔力を流し、気絶する。


 やっと寝られるよ。 お休み。 気絶だけど。



 太陽が赤くなりかけている頃に目覚めた。


 目覚ましの音は、キッカお姉ちゃんによる、小さめのカンカンカンという音であった。



 キッカお姉ちゃんは、休むこと無く、未だに作業を続けていたのである。


 内容としては、織った金属を、同化というか、はっきり一本の鉄線にしていた。



 僕が起きると同時に、キッカお姉ちゃんのたたく作業も終ったみたいで、作られた大量の鉄線を、何かの液体につけるようであった。


 

 キッカお姉ちゃんは、僕が起きたのに気づき、この液体に魔力を全力で流して欲しいと依頼した。


 キッカお姉ちゃんと僕が、全力で液体に魔力を流し、二人そろって、魔力切れで気絶した。


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