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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第73話 研究前に完成しました。


・父さんとの会話は終わった。


 多分父さんアルフれっど兄さん、バスチャンに任せておけば悪いことにはならないだろう。



 とりあえず今回話をしたことで、数人の子供が研究の手伝いとして付くコトトナッタ。



 そもそもなぜ羊皮紙では鳴く植物紙を作りたいのか。


 まあいくつか理由はあるが、僕としては3つの理由がある。



1,お金になる。


2,生産のあてがある。


3,スラリンが居るとはいえ、資料を軽量化してほしい。



大体こんな所だろう。



 この中でも大切なのは、やはり2つ目の生産のあてがあるという所だろう。



 現代日本の植物紙は決められた植物をなんかバルブとかで抽出してきれいな紙を作るらしい。


 詳しくはよく知らないけど。



 ただ、今僕が求めているのは、それほどの質の紙ではない。


 ただ適当に紙を作るのであれば、植物をアルカリとか酸とか使って、植物の繊維をほぐして型紙に遭わせる感じ。


 藁半紙くらいの質にはなるかなって思ってる。



 ここで登場するのが、毎度おなじみスライムである。



 様々な特殊な能力があるとはいえ、スライムの最も一般的な能力は酸による攻撃だろう。


 敵に軟体を生かして張り付き、酸をかける。



 ほとんどの人間が、スライムに対して接近せず、魔法攻撃を行うのも当然だろう。



 話が逸れてしまったが、この基本能力を活用すれば、紙作りっはある程度過程を予想しつつ行えるのでは無いだろうか?



 ということで実験を行っていきたいと思う。


 実験の方法は簡単である。


 四角い箱を30個用意する。


 クローバー探しのついでに摘んだ雑草を箱に入れる。


 雑草入りの箱にスライムを入れ、スラリンの指示の下様々なPH(酸とアルカリの基準)を試しつつ、試行回数を増やして、紙を作り出す。



 この実験を2日ほど行い、結果として、この実験は成功した。



 少々ざらざらではあるが、植物製の紙が完成した。


 うれしさからニヤニヤが止まらない。



 だって紙だよ、紙。



 こんな誰でも使うものを作り出して、不労所得の登録さえすれば、一生何もせず、怠惰に暮らしていけそうだ。



 まあせっかくのファンタジー世界だし、それなりに楽しもうとは思うノだけれど。



(スラリン、ありがとうありがとう、これで将来遊んで暮らせるよ。)



(そうだね、僕としても紙が完成して嬉しいよ、もっとたくさん本が読めるようになるからね。)


(確かにそうだね。 そういやこれなんだけど、父さん達にどうやって報告をしたらいいのかな?)



 本当にこれに悩んでいるんだよな。


 普通こんな短時間で、完成するなんて思わないもんな。



(うーん、報告か。 僕の名前を出したらいいんじゃ無いかな? 特許関係は従魔ということでそのままエルの手柄ということにして。)



(ああ、そのまま名前をかりてもいいんだ。 普通に駄目かと思ってたよ。 ありがと助かるわ。)



 フー、スラリンのおかげで雑とはいえ悩みの解消が出来て安心したな。


 じゃあめんどくさいけど報告に行くか。




コンコンコン!


「エルかい、入ってイイよ。」



 いつもと同じようなやりとりを終え、いよいよ報告をすることとなった。



「それで、今回はどうしたんだい?」


「あのね、この前話してた草から作る紙なんだけど出来たんだ。 どう、すごい?」



 この言葉を父さんに告げると、父さんはポカンといった顔をした。


 よしよし、想定道理だ。



 ここで、涙目になりつつ、


「父さんに褒めて欲しくて作ったけど、駄目だった? ・・・ごめ」


「いやいや、素晴らしいよ。 ごめんごめん、あまりにも素晴らしいからちょっとびっくりしてしまったんだ。」



 うんうん、これで話を追求されることはなさそうだな。



 僕は内面でも外面でも、満面の笑みとなった。


 

「すごいでしょ! 父さんが喜んでくれて良かった。 そうそう、モノがこれね。」



 といいつつ、手に持っていた藁半紙より少々荒い、この世界の基準では素晴らしい紙を手渡した。



 父さんは紙の表面を触りつつ、少し悩んだような表情をしてこうつぶやいた。



「エル、紙自体は素晴らしいと思うよ。 ただ、これだと机にインクがしみないかい?」



 あ、まったく考えていない勝った。


 うーーんと、うーんと、いやまじでどうしよう。


 今から鉛筆を作るか?



「父さん普通に忘れていたよ。 どうしよう?」



「そうだね、僕だとか、お金のある商人なら万年筆を持っていると思うから音大は無いと思うけれど、エルの言っていた一般へ大量販売というのは難しそうだよ。 どうする?」



 そうか、万年筆があったか、一応貴族むけとしては成立するのか。


 でもなー。


「うん、貴族とか商人向けとしてはこれでいいや、でも書くために何か出来ないかは試してみるね。」



「分かったよ。 じゃあ、この紙を特許の登録だけはしておこうか。」



 平民用の紙の販売に関して少し問題はあったが、紙が出来たことによって、良い収入源を得られたとは思う。



 前回と同様、神像の前へと立つこととなった。



 前回と同じ行程で、名前に、用途に、生み出したきっかけを告げ、特許申請が完了した。



 今回はメタートル様の下へは呼ばれなかった。


 忙しいのか、ただ、スパンが短かったのか。



 まあそのうち、スラリンを通してでも分かることになるだろう。



 よしよし、順調な異世界生活だな。


 次は鉛筆か。


 これも難題だが頑張らないとな。 



 ん?  怠惰を目指しているはずなのに、なんでこんなに働いているのだろう?


明日は投稿します。

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