第69話 ねむねむ
土曜日、本日二話目です。
・朝食を終え部屋へと戻ってきた。
そういえば最近キッカお姉ちゃんに依頼ばかりしていたから、一旦整理をしておきたいと思う。
まずは寝具
ベット マナツリート連とにウールの羊毛、クラゲ系統の素材に魔物の足の腱
枕1 ウールの羊毛にノアルアの羽 その他は未定の素材
枕2 マナツリート連と その他は未定
布団 ウールの羊毛を使用した布団
畳モドキ マナツリート連と 麦や雑穀の茎
腕装備 金属未入手
鉄線 金属未入手
大体こんな所だろうか。
犯罪者用の腕輪もあったけど、それは簡単に調節を行えるものみたいだし。
こう考えるとキッカお姉ちゃんに負担をかけすぎだな。
ほんと何かお返しできるようなものが無いだろうか。
部屋で考え事という名の食休みを終え、ひなたぼっこする気分となった。
「バネッサ、今日は一日従魔達とみんなでひなたぼっこしてるね。 たまに水分と軽食をくれるかな。」
「かしこまりました。 眠っていた場合起こした方が良いですか?」
「いいや、起こさなくてイイよ。 まあ好きに過ごしているから、たまにデイ胃から見に来てくれると嬉しいかな。」
最近は心配をかけることも多いわけだし、目的と居場所くらいはきちんと伝えておかないとなと思う。
よし、じゃあ行くか。
(みんな、じゃあ行くよ。)
屋敷の側面側へ出て、適当に周りをきれいにした後貴族的にギリギリセーフになるように、薄いシートを敷いて寝転がった。
ノアルアは羽を広げ、リラックス舌状態で体を沈めテイル。
ノアルアから、適当に水をかけて欲しいという要望があったので、プールのシャワーをイメージした感じで水をかけた。
スラリンとスラレンは僕の頭の上で潰れた持ちの様な状態となっている。
ほとんど主さを感じないスズランは、僕の胸の上に寝転がり、ぐてーとしている。
僕も皆を見習い、太陽のまぶしさから逃げるように目を閉じた。
なんて言うんだろうね、お風呂でも、暖炉でも味わえない気持ちよさが、ひなたぼっこにはあるよね。
こうやってひなたぼっこをしていると、メタートル様との適当に娯楽を広めて欲しいという約束に対するアイデアが思い浮かぶようだ。
縄跳びにフラフープ
あ、せっかく異世界に来たんだから、リバーシははやらせないとな。
アレも欲しいな、えっと、なんていうんだっけ、ハンモックか
こういいう日差しの気持ちの良い火には、木陰でハンモックを張って、居眠りをしたいものだ。
将棋に囲碁なんかも作れないかな、将棋なんかでは、動き方をメモして売り出せば平民でもやれそうな気がする品。
あ、でも、王様を倒すゲームなんてして不敬とかにならないかな。
まあ、こういうことは父さんに相談すればなんとかなるか。
ふあーーああ、あくびまで出てきてほんとねそうだな。
子供は寝ることが仕事だとも言うし、まあいいよね。
お休み。
誰かが近づいてくるけはいを感じてぼんやりと目が覚めた。
誰しもあるのでは無いだろうか、普段気にしないような足音をはじめとしたけはいを感じて起きてしまうことが。
やってきたのはバネッサとソフィアだった。
「ん、バネッサ、あとソフィア、おはよ、今何時くらい?」
「ええ、今は11時くらいですよ、昼前くらいですね。」
「へー、意外とねてたんだな。 そいや、ソフィアまで一緒なんて珍しいね。 どうかしたの?」
「ええ、少しクッキーを焼いたので、いかがかと思いましてね。」
へー、今ちょっと香る香ばしい匂いはクッキーの匂いだったのか。
うん、昼前の軽食には丁度いいな。
「是非いただくよ。土器」
寝起きだからかな、思わず敬語っぽい感じで話してしまったよ。
ついでに適当なお皿を用意した。
従魔達と居るだから、みんなで分けつつ食べようと思うんだよね。
「ありがと、クッキーをもらってイイ。」
「ええどうぞ、今日一日は少々下品な食べ方をしても見逃すそうですよ。 皆様からの伝言です。」
へー、やっぱり何度も何度も心配をかけたことが理由なんかな。
まあでもそういうことなら遠慮無く、寝転がったまま多部よ。
今更もう起き上がるのもだるい品。
「ありがと、半分くらいこの大皿に盛ってくれる下位。 一応従魔の皆の分ね。」
「かしこまりました。 それと、手元にオレンのジュースも置いておきますね。」
オレンまあ、オレンジのことだな、この世界でもオレンジジュースを飲めたことは本当に良かった。
前世では居酒屋でオレンジジュースを堂々と頼むような人種だったからな。
「ありがと、あとで飲むよ。 今思いついたけど、ものを冷やし続ける様な魔道具って存在するの?」
「ものを冷やし続ける様な魔道具ですか、氷を生み出す魔道具ならありますよ。 ジュースなどはこの氷を空気が逃げにくい箱の中に入れて冷やしますね。」
「へー、そうなんだ。 それって均等に冷えるの? いや、今思いついたんだけど、レンチン魔法の応用で、もの、まあ食材だね、その食材を冷やし続けることが出来る気がしてね。」
この言葉にソフィアは驚いた顔をして。
「そのようなことが出来るならば、料理の味が上昇すると思います。 素晴らしいですね。これは最近キッカ様と関わっていた影響ですか?」
ああそうか、生産、僕が最近キッカお姉ちゃんと関わっていた、だから思いついた、こんな感じの発想かな。
なるほどなるほど、こういう関連性を持たせたら、不自然にならないのか。
「ああそうだね、魔道具に関してはまだ詳しくは無いのだけど、今このジュースを冷やすことは出来ると思ったからつい口に出しちゃったんだよね。」
「なるほど、そうでしたか。 すみません、今日はしっかりと休む日なのにも関わらず、魔法の話をしてしまって。 ではごゆっくり。」
あ、ついこんな話を始めてしまったけど、今日は何もしないんだった。
寝転がって、クッキーを食べ、ジュースを飲む。
あ、ストローが欲しいな。 プラスチックとは行かずとも、金属もしくは木でなんとかならないかな。
木はやっぱりちょっとな、僕割り箸とかも苦手なんだよね。
そっか、欲望に素直になれば、勝手に欲しいもの、良いものが生まれるのか。




