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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第67話 僕は馬鹿かもしれません。

金曜日、本日2話目です。

・僕は馬鹿かもしれません。


 制空権を取りながら、さほど天井の高くない場所で戦ったのだから。



(ノアルアごめん。 僕の采配が馬鹿だった性で簡単に負けちゃって。)


(そうだね。 確かに、俺もきちんと忠告しなかったのも悪かったよ。 今回はお互い様だし、それほど起こっていないよ。)


(ありがと。)



「まあ、反省点は分かるよね。」


「この狭い室内で、空の有利が生かせない中戦ったことだよね。 今ノアルアに謝っていたところ。」


「うん、きちんと理解しているなら大丈夫そうだね。 きちんと謝ったというのもいい点だね。 馬への騎乗でもいえることだけど、乗せてもらっているという意識を忘れないようにしないと、乗り方がだんだん荒くなってしまうからね。」



 うん、馬でもノアルア(鳥)でも、感謝の気持ちは大事だよね。


 なるほど、悪い乗り方って言うのは、おそらく乗り潰すような、いたわらない乗り方のことだろう。 


 確かにドラゴンゾンビと併走していたときもすごい速さで無理をさせていなかったかな。


 そういう所から気をつけないと。


「じゃあ、外に出た上で、騎乗での戦いをしようか。」


「先に聞いておくけど、父さんはこの条件で勝てるの?」


「うーん、おそらく、引き分けになるんじゃ無いかな。 殺すなら全力攻撃が出来るけれど、殺さない程度の空の相手への攻撃は難しいかな。 頑張ってもノアルアの羽がちぎれる未来しか見えないよ。」



「あ、やっぱりそうだよね。 一応傲慢さをたたき折る為にこの訓練を始めたから、永遠と終わらないような戦いはやめておこうか。」


「ああ、そういう目的だったね。 それならやめておこうか。」



 というわけで、今回はただの航空爆撃にしかならない戦いは行わないこととした。



「そういえば母さんから、剣とか短剣とかの戦い方を教われって言われていたんだった。」


「ほう、どうせ負け続けることを目的としているのなら、今から剣の訓練もする下位?」


「そうだね、スズランの補助は無かったとはいえ、魔法で手も足も出なかったからね。 試しにやってみようかな。」



 一応僕としては、将来、薙刀のようなものを使うつもりではあるが、母さんに言われたとおり、室内での戦い方を知る必要もあるだろう。


 

「お願いします。」



「わかった。 まず短剣について、最も大切なことが何か分かる下位?」


 うーん、最も大切なことか。 眼球とか頸動脈を守るとかかな?


「目と首を守ること?」


「それも大事だけれど、もっと大切なのは、魔力を感知することだよ。」


 ふむ、魔力を感知、別にいつもやっていることだけどな。



「普段からやっているけど、なんで大事なの?」



「これはアンネリー家の人間なら皆が言えることなんだけどね。 魔力で身体強化をしていて、多分普通のナイフじゃ傷を付けられないんだよね。」



 はい?  え?  普通傷つくよね。 何をそれが常識みたいに。



「サラお姉ちゃんだけじゃ無くて、一家全員が?」


「そう、サラだけじゃなくて。」


「じゃあ、魔力を通して居ない様な短剣を指されても、死なないの?」


「まあ、侮りすぎもよくないけど、大丈夫だと思うよ。 その上、エルには、スラルンが居るでしょ。」



 ああそうだった。 僕に物理だけの攻撃はほとんど効かないんだった。


 すっかり忘れていたよ。 スラルンが体の中に居ることが、普通になりつつあるな。



「ごめん、なじみすぎてスラルンが居ることを、普通に感じていたよ。 そうだね、守り方としては納得した。 攻め方としては何かあるの?」



「そもそも、短剣とは、打ち合いをする様なものではないんだよね。 エルは無詠唱で魔法が使えるけど、普通の魔法使いじゃ詠唱をしないと、魔法が使えないのだし、暗殺者が喉に短剣を一刺し、これが王道かな。」



あー確かに、刀みたいに難度もおり直している訳ではあるまいし、簡単に折れそうだよな。



「確かになんか、簡単に折れそうだよね。」


「僕としては思うんだけど、エルは超近接戦として、鉄線と格闘の訓練をしない下位?」



 鉄線に格闘。 騎士道みたいなのは無視してもいいのかな。



「貴族的に、ある程度剣が出来なくても大丈夫なの?」


「ああ、うちは武勲の家とはいえ、騎士の言えじゃないからね。 何か文句を言うような馬鹿がいたら、この国から出て行くとでも脅せば大丈夫だよ。」



 すごいな、この国から出て行く、この一言が脅しになるくらい権力がいや、影響力があるなんてな。


 なるほど、騎士と言えば、剣か槍、こんなのは無視してもいいんだ。



「それで、なんで格闘と鉄線なの?」


「うーんと、2つ理由があるのだけれどね。 1つめは、スラリンがいるから、鉄線に魔力を流すだけで、勝手に操作してくれないかと思って、2つ目の理由は、小さい頃からよい金属の鉄線に魔力を永し続けていたら、エル自身の武器を作るときの素材として、イイ反応が出るかなと思って。」



 なるほど、合理的だな。


(スラリン、僕が鉄線に魔力を流していたら、それを操作できる?)


(よほど魔力の通りが悪いような素材でも無ければ大丈夫だよ。 まあ、魔力を流す量は一定になってしまうのだけれどね。)



「今スラリンに効いてみたけど、鉄線のホは大丈夫みたい。」


「そう、それはよかった。 あともう一つ、あまり外聞がよくない理由もあるのだけれど、耳を貸してくれない下位?」



 なんだろうと疑問に思いつつも、おとなしく指示に従い、耳を貸した。


「例えば、爪の間とか、お尻の穴とかを通して、この鉄線をしまえないかと思ってね。 スラルンも居ることだし。 もしこれが出来るなら、武器の持ち込みが禁止の空間でも、武器を持ち込むことが出来るんだ。」



 あ、なるほどな。 犯罪者が薬物とか針金を隠すのと同じ方法か。


 確かに、魔法を使えるとはいえ、武器の持ち込みが禁止されている空間なんて、暗殺者が最も襲いやすい空間だもんな。




 そしてもう一つの、僕の武器を作るときの素材として活用出来るように。


 そうなのか、魔力を通して馴染ませておいた方がよいのか。


 良い情報を聞いたな。 近くに最も僕の魔力を馴染ませた素材もあることだし、これも武器作りに活用使用か。



「考えた上で納得したよ。、それで、格闘の理由は何かあるの?」


「いや、特にないけれど、強いて言えば、サラに教えを頼めることが利点かな? 槍みたいな長物を扱おうとしている相手に対して無理に剣を教えようとしても、とてつもない転載でも無い限り、ある程度の技術で止まってしまうしね。 どうせそんなことになるくらいなら、馬鹿みたいな魔力の身体強化に任せて、殴った方が速いかと思って。」



 ああ、確かにそうだわ。


 正直剣の修行とか、続く気がしないかも。


 速さと力に任せて殴るだけの方が僕向きだな。



「分かった。 鉄線と格闘で戦闘をするよ。」


「そっか、良かった。 今日はまだ武器が無いから駄目だけど、今度金属の採掘にでも行こうか。 じゃあ今からはどうする?」


「うん、時間もたっぷりあることだし、最初の戦闘みたいに、魔法を使って戦闘しようか。」



 その後も何度も何度も戦闘を行い


 何度も何度も負けた。



 ただ、父さんも無傷という訳では無く、ある程度の傷を付けることが出来た。


 僕は父さんが上に居る限り、傲慢にならずに済みそうだ。



 ボロボロになりつつも、午後3時を迎え、床へ寝転がった。



 まあ、身内とはいえ、一日付き合ってくれたんだ。 きちんと礼儀は尽くさないとな。


 きちんと立ち上がり、頭を下げた。



「ありがとうございました。 勉強になりました。」


「訓練相手にきちんと礼を尽くすのは、とても良いことだ、これからも続けなさい。」


「はい。」



 これにて本日の訓練は終了した。



 今日だけで難度魔力を空にしたことか。 


 一桁では収まらないだろうな。



 それほど魔力を使い、一つ生長したことがある。


 一度に放出できる魔力量が増えた気がする。


 これで更なる重力魔法の威力上昇が見込めそうだ。


 必要かどうかは分からないのだけどね。



 

 僕はもう本当に疲れたので、バネッサに運んでもらおうと思う。


 残った魔力をかき集め、自分に重力魔法をかけた。



「バネッサ、疲れたよ。 部屋まで運んで、僕のことは軽くしておいたから。」


「今回だけ特別ですよ。」



 


 部屋へ戻り、じっくり休み、起きると朝日が見えた。


 ただ、体はもう元気だ。


 子供ってすごいな。


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