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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第66話 戒めであって、消してMな訳ではありません。 (私は性癖を馬鹿にするよう な意図はありません。)

金曜日本日2話目です。


複数話投稿確約。



・その後も数日、キッカお姉ちゃんと話したり、研究の中で一言加えたりなどして過ごしていた。


 今日は先日感じていたように、僕自身の中にある、傲慢さを戒めるために、父さんに訓練をたのみたいとおもう。



 念のため当日でも一日の予定を確認しておこうと思う。


 いつも通り朝食の場にてアポイントメントを取ることとした。



「父さん、この前話していた訓練の話、この跡大丈夫?」


「ああ、この後すぐ、食休みを取ってからで大丈夫だよ。」



 無事訓練の了承を得ることが出来てよかった。 一応戦闘大好きな人たちではあるが、この人たちめちゃめちゃ忙しいからな。



 

 朝食を終え、少し休憩を取った後、訓練場へと向かった。


 同行者はバネッサにさんこいちとノアルアにスズラン、意外と大人数になったな。



 訓練場に着き、父さんに話しかけられた。


「魔法大好き、基本的に自主練習のエルが、急に訓練なんて、何かあったの?」


 なんか文体だけ見ていると、嫌みのように聞こえるけど、これで全く悪気は無いんだよな。


 そのくせ貴族としての顔も持っている、全くもって不思議だ。



「ああ、理由だよね。 この前ちょっとした実験をしていたときに、先に努力しようとせず、まずスズランに頼ったんだ。 このときスズランが、余裕もあって危険も無いのに努力をしようとしないなんて、みたいなことを言われて、少しドラゴン戦から傲慢になっているのかなって思ったから、ボコボコにしてもらって、自分の弱さを実感しようと思ってね。」



「ああ、なるほどね。 エルの周りには対等な立場から戒めてくれる様な存在が居るみたいで安心だな。 分かった、遠慮無く死なない程度に痛めつけてあげるよ。」



 ここから僕の訓練が始まった。


まずは自分の最も得意な、魔法を使用した戦闘から始めることとした。



「ミニウェーブ!  マッドグラウンド!」

 


 おそらく負けるだろうと分かっていたとしても、死なない程度で本気を出すことは当然だ。


 訓練場全体を覆い尽くすような水の塊を流し、それを利用しつつ、地面をぬかるみとした。


 実験はしたことが無いからやっていなかったけど、どうせなら試そうと思い、更に魔法を発動した。


「グラビティ!  旋風!」


 空間全体、僕以外の位置の重力を上昇させた。


 大体4,5倍くらいの重さだ。 初めて試したから心配をしていたが、泥の地面を固めてしまうような影響は無いようだ。


 むしろ、泥を効率的に父さんの方へ送るために発動した、旋風の影響で地面が少し感想をしてきたので、重力で適当に地面をかき混ぜ、感想を抑えられているほどだ。



「じゃあ、こっちも舐めたことをせずに、攻撃を始めるね。」


 この言葉が聞こえてすぐ、小さな津波が二つに割れた。


 割れ目の間から見える父さんの姿からは、熱の影響か、陽炎が見える。


 父さんの足下の泥がすぐに固まっていっている。


 泥製の素焼きみたいな。


 ついでに、風の膜により、飛ばした泥も同時にはじいているようだ。


 

 僕はこれに対し、ある程度想定内ではあった。


 まず、分かれた津波に対して、父さんを中心とした、渦を発生させ、泥の乾燥を抑えた。


 僕自身は後ろへ後退しつつ、熱には氷と、先日行ったように、空間全体を冷やしていった。


「あれ、これは想像以上に、魔力消費がでかいな。」



 想像以上に魔力の減りが早く驚いた。


 もしかして、乾燥が激しく、冷やすための水分子が少ないのだろうか。


 もしそうならニヤサンへ行ったとき、魔物への対処法、耐暑法も減ってしまうな。


 まあ、やり方はいくらでもあるのだけれど


 いやいや、そんなことを考えている場合じゃ無かった矢。



「ふむふむ、この重力の出力をもっと上げても大丈夫だよ。」



 この間も父さんは悠然と迫ってくる。


 父とはいえ、何杯もの重力の中、平然と歩いてこられると、さすがに恐怖を感じるな。



 お望み通り10倍程度まで重力をあげた。


 されども平然とこちらへ向かってくるのに変わりは無いが。



 父さんがこちらに向かっている途中、おもむろに兼を振り上げ振り下ろした。


 何も考えずにその光景を見ていると、ただそれだけだが、魔力を感知しつつ見ていると、とても恐ろしい。


 あの兼には、どれほどの魔力が込められているのだろう。



 水の渦も、旋風もこの一振りで消えてしまった。


 消えた途端に父さんはこちらへ向かい走り出し、抜剣した。



 僕はこれはもうだめだと重い、胸と首から上の頭部にかけて全力に近い力で、重力の壁を張った。


 もちろん無駄だとは思いつつも、父さんにむけても重力波を放った。



 一瞬だけ躊躇されつつも、ほとんど勢いが落ちることは無く、手元で少しだけ力を加えられた後、右の眼球の目の前に剣先があった。



「これで終わり。 僕の克ちでいいよね。」


「重力を解除するね。」


 ピタリと動かずに止まっている兼が怖いので、一応宣言をしつつ、負けを認めた。


「うん、もちろん。」



「じゃあ、今日は何度も繰り返すとはいえ、きちんと振り返りはしておこうか。」


「はーい。」


「まずは、めちゃくちゃに魔力を使っていたけど、アレじゃ連戦なんて出来ないよね。 ダンジョンに潜るなら、連戦への備えは大切だよ。」



「うん、分かっているつもりだよ。 普通に抑えつつ戦っても勝てる相手じゃ無いけど、本気でやらないと手も足も出ない相手だったから。」



「きちんと理解しているのなら大丈夫だよ。 後はね、最初にやった、小さな津波の攻撃。 あれはね、波の流れが素直すぎて切りやすかったんだ。 うーんと説明が難しいな、分かるかな。」



 ふむ、水の流れがわかりやすいか。 多分僕のこの魔法のイメージのせいなんだろうな。


 ある程度の質量の水を生み出して、ベルトコンベアとかランニングマシンみたいな感じで水を前に進ませる。



「理解はしたけど、むしろこの方が抵抗が大きくて、切るのが大変なんじゃ無いの?」


「質問から見るに、僕の言いたいことを理解しているみたいだね。 うーん、説明が難しいね。 簡単に言うと、水を切っているのではなくて、魔力の流れを切っているんだよね。 むしろスズランに聞いてみたらどうかな。」



「なるほど、なんとなく理解した。 一応スズランにも聞いてみるね。」



(てことでスズラン、今の話理解できた?)


(うん、一応理解したぞ。 ただ説明は難しいな。 だが一ついえるのは、こういった相手ならば、質量任せでは無く、むしろ中抜きの方が切るのは大変だと思うぞ。 もっと理想を言えば、中に渦を発生させるとか、中と外の温度を変えるとか、まあ、魔力的に、同じ魔力で構成されなければいいというわけだな。)



 ふむふむ、なんとなく分かったぞ。

ンチン魔法を思い出すとわかりやすいな。 ドラゴン戦でも、きちんと鱗を剥がしてからレンチンをかけた門な。


そっか、ベルトコンベアをイメージの元にしてたなら、別に中を入れる必要は無かったのか。


 こう考えると、僕の攻撃方法って、レンチンを除くと質量攻撃ばっかりだな。


 絶対零度もどきが出来れば、新たな攻撃方法が増えるのに。


 まあ、4歳児だし、焦る必要も無いのだけどね。



「わかったよ、ありがとう。 次は、騎乗で戦ってみるね。」


「了解。 あと、魔力のパスをきちんと閉じて起きなよ。 声で妨害とか出来るようになってしまうよ。」


「分かった気をつけてみる。」


 そして次の戦いが始まった。


 まあ、あくまで訓練なのだけれど。


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