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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第三章 武器作成

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第63話 顕微鏡が欲しい。

月曜日、本日4話目です。

・実験の基本としては、対照実験を行うことである。



 中学校で習う、対照実験、覚えているだろうか?



 対照実験とは、2つ以上のモノを同じ条件にして、違いを見比べるものである。



 そこで用意したのが、僕の髪の毛とキッカお姉ちゃんの髪の毛


 ウールの羊毛にノアルアの羽である。



(今から、この4つに、同じように魔力を送るから、観察していて分かったことを、すべてスラリンに送ってくれるかい。)


 魔力に対する感覚が最も繊細なスズランに依頼をした。


 スラリンもスラリンで、最近は、情報処理の速度が上昇しているらしく、雑多な情報を送っても、きれいに整理をしてくれている。



 じゃあまず、いくらでも失敗ができる、エルメジアの髪の毛から実験を行っていきたいと思う。



 なんか、自分自身の髪の毛を注視するなんて、変な気分だな。


 まあいいか。



 魔力を流すと、それなりの伝導率で流れた。


 おそらく、自分の髪の毛+自分の魔力というのも影響しているのだろう。



 

 対照実験をするためにも、すぐに、次実験をしていきたいと思う。


 次に魔力を流すのは、キッカお姉ちゃんの髪の毛である。


 自分自身との親和性


 サラお姉ちゃんの特殊性



 このどちらにも当てはまらない、キッカお姉ちゃんの髪の毛を、基準値としていきたい。



 魔力を自分の時と同じように流してみると、エルメジアの髪の毛に比べて、少し魔力の通りが悪いように感じた。



 エルメジアの髪の毛に流していたのと同じ程度魔力を流していると、徐々につやが出てきた。



 あれ、むしろつやが出てくるんだ。


 どちらかと言えば、ボサボサになって、髪質が荒れると思っていたよ。


 意外意外!





 次に人間最後のサラお姉ちゃんの髪の毛である。



 この髪の毛に魔力を流していくと、跳ね返る様な感覚がした。



 は、あり得ないくらい制御が難しいんだけど。



 一定に一定に。


 対照実験が維持できるよう、一定に。



 無理に魔力を送り込もうとせず、先ほどまでと同じように魔力を流した。




 実験を継続し、スラリンに思ったことをすべて送りつけた。




 次からは、人間以外の種族の毛である。



 まずは、ウールの毛からだ。



 ウールの毛に魔力を流すと、一方向に魔力が流れなかった。


 何だろう、少しらせん状に流れる感じかな。


 ただ、抵抗はあまりないな。


 素材の主が、従魔だからだろうか。


 

 失敗したな、無関係の生物の毛も必要だったな。


 今後の課題だ。



 魔力を流して、品質自体は、キッカお姉ちゃんの髪の毛と同様に、品質が向上しているように見えた。




 そして、最後に、ノアルアの羽である。



 先に習って、同じように魔力を流すと、少し、拡散するような感じがした。


 

 うーん、完全に魔力が抜けるわけでもないし、例えるなら、葉っぱに色つきインク水を吸わせた時のような流れ方だな。



 品質としては、つやというより、ハリが感じられるようであった。






 これらについてまとめると、


 まずは、魔力の通り易さ


 キッカお姉ちゃんの髪の毛を1と基準にして、数字が大きい方が、流れやすいとすると、


 エルメジアが、5以上


 キッカお姉ちゃんが、0,25位


 ウールが、1付近で


 ノアルアは、2,5程度であった。



 正直、だから何って話なんだけど。



 もう、自分自身のみのまとめ方をしていたら、何年かけても解明出来なさそうだから、先に、スラリンの考えを聞こうと思う。



(教えて、スラリン先生。 この結果についてどう思いましたか。)


(エル君、何か変なテンションだね。 まあいいけど。 実験からの考察だよね。 いくつか考察はあるよ。 まず思ったのは、錬金術について知る必要があるということかな。)



 ん、急にここで、錬金術? 理由を尋ねてみよう。



(何でここで錬金術の話になるの?)


(うん、さっき聞いた話で、錬金術とは、魔力を流して、物体の能力を向上させるものだって言っていたよね。 今やっていたことが、まさにそうなのかなって思ったんだよ。)



 ああ、確かに、魔力を流して、よい方向に変質させる。


 この部分のみを見ると、その通りだな。




(でも、本を通して、錬金術の知識もあるんだよね。 それも含めて分かることはある?)


(そうだな、多分、神話性が最も高いのは、自分自身の素材で間違いないと思うよ。)


(うん、それは僕も分かる。 将来自分の武器を作るときには、自分の体を使おうと思っているから。)

 

(あ、それならいいや、無駄にこだわって、サラさんの素材ばかり使わないか心配していたんだよ。)


(心配どうもありがとう。 ほかに分かったことはある?)



(うーん、多分なんだけど、サラ酸の体は、魔力を通す度に、増幅されるような構造になっているんじゃ無いかな? 例えるなら、何度も何度もトランポリンで跳ねるみたいに。)



 あー、そういうことか。


 さっき話していたことだけど、これが正しいなら、体内から沸騰させても、無事そうだな。



 本当に鋼の肉体と言っても過言では無いな。


 こんな構造をしていたら、アンネリー家、初代当主が力を持つわけだ。



(そのしくみをさ、スラルンとかが取り込めないのかな?)


(うーん、出来るんじゃ無いかな。 僕らスライムだし、スラレンが、筋肉や皮に関する情報を集めているし。)



 え、無理だと思って聞いたんだけど、マジで出来る野?


 もし出来るなら、僕の木曽能力がおかしいことになるよ。



 まあ、遠慮無く実験は行うのだけれどね。


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