第53話 気づいたら、異形の姿へ変化してました。
木曜日、本日1話目です。
・あれから、大体2週間程度経過しました。
突然ですが皆様、
竜の血と聞くと、どのようなことを創造しますか?
とてつもない回復力であったり、とてつもない栄養素であったり。
ほかにも、
錬金術の材料であったり、万能の素材であったり。
様々なものを、創造するのでは無いだろうか
先日、屋敷の上空で、小竜との戦闘をしたことで、屋敷の庭を中心に大量の血液がばらまかれた。
この影響だろうか、細菌、庭の草が、やけに生き生きしているなと思っていたんだ。
少し話は変わり、小竜の鱗が、ほぼすべて、生えそろってきた。
怪我も癒え、細菌は、ドラゴンゾンビの話を聞きながら過ごしているようだ。
細菌は、アンネリー家の人間も、魔物組達も、皆して、訓練などで魔力を解き放っており、周囲の魔力濃度がおかしいことになっている。
きちんと僕は、確認をしていたはずなんだ。
子羊が、魔物化していないか、確認をしていたはずなんだ。
気づいたら、子羊が、魔物化していた。
その上、足の爪は伸び、鋭くなり、足に、軽く鱗が生えてきた。
僕たちは、この事実を知り、皆して考えた。
考えた結果が、今まで述べてきたことである。
まず、流の血がばらまかれ、草たちの栄養となる。
子羊は、特に気負うことも無く、むしゃむしゃ草を食む。
ドラゴンゾンビや小竜、今までも与えてきた僕の魔力。
訓練などで解き放たれ、魔力濃度が上昇。
これらの要素から、このような変化を遂げたのではないだろうか。
過去にも、似たような事例はあったそうだ。
ある村の近くに、ドラゴンが住み着いたらしい。
村の人間達は、魔物の少ない地で、細々と、農業や牧畜を行っていただけだったので、
そのドラゴンに対して、大いに恐怖したそうだ。
恐怖の末に、その村の村長は、野菜と、牛を連れて、ドラゴンの元へ向かったそうだ。
お供え、生け贄。
大体こんな意味合いの元。
ドラゴンは、おびえた村長を迎え入れると、お供え物を素直に受け取りつつ、村長の話を聞いたそうだ。
まあ、端的に言って、
お供えするから、村の子供を、襲うようなことはしないでください。
とのことだった。
ドラゴンは、その話に納得した後、
自分は、襲いに来たわけでは無く、ちょっと昼寝に来ただけと、伝えたそうだ。
村長は、それを聞き、安堵したようで、ドラゴンの前を去ろうとした。
ここで、ドラゴンに呼び止められた。
「まあ、せっかくこのように貢ぎ物をもらったわけだ。ついでに、生け贄の様な手段を執らずに、偉そうなおまえ自身が来たことも気に入った。」
そう言ってから、ドラゴンは村長にこう伝えた。
「後で、畑の近くに、糞を落としておく。嫌がらせでは無い。それを肥料代わりに使うがよい。褒美じゃ。」
ドラゴンはこう言った後、話は終わったとばかりに、眠りの態勢に着いた。
村長は村に戻り、ドラゴンに伝えられた話を伝えた。
村の皆は、誰も死者が出なかったことに喜んだ。
数日後、畑の柵の外に、ドラゴンの糞と思わしきものが、降ってきた。
特にひどい悪臭などはしなかったそうで、家畜の糞を肥料にしていた村人達は、
その糞と思わしき物体を、肥料として利用したそうだ。
肥料をまいて1,2週間後、畑を見に来た村人はこう感じた。
雑草もたくさん生えているし、野菜の生長もむちゃくちゃに早い気がするな。
収穫の時期となり、野菜を収穫した。
例年に比べ、おかしな量の収穫が行われたそうだ。
その後数年に渡って、方策が続いたそうだ。
ここからが話の本題であるが、
当然、家畜に与える雑穀も、竜の糞を肥料に作られたものである。
小さな頃から、この雑穀を食べ続けた、牛が魔物化した。
蹄が強化され、体を覆うように、鱗が生えてきたそうだ。
その頃、もうすでにドラゴンは去っており、これをどうすればよいのか分からず、その土地の領主に相談し、このいきさつが明らかとなった。
余談だが、
このころの村の子供達は、栄養満点のご飯を食べ成長したことで、強くたくましい子達に成長したそうだ。
このとき、子供の頃から、牛と戯れていた、牧畜を行っている家の息子がこの牛と従魔契約を結び、1人と1匹で、冒険者となり、大きく活躍をしたそうだ。
この異名に、カウボーイとつけられた冒険者は、おじいちゃん達の同世代で、それなりに仲のよい友人だそうだ。
過去に起きた、魔の森からの、逆侵攻の際、
過去に行ってきた、畑の害獣退治で何度も助けてきたつながりを生かして、おじいちゃんに同行し、肉や野菜を売ってくれるように交渉したそうだ。
そのようなことが過去にもあったそうで、
今回ウールが魔物化した上に、このような変化を遂げたのは、
やはり、竜の血が原因だろうとのことだ。
おそらく、この変化速度の差は、血か糞かの違いだろう。
創造とは少し違ったが、魔物化もしたことだし、
ウールとの従魔契約を結べるかな。
ドラコンと村人の気持ちとしては
人間に例えると、
人, いい昼寝場所ないかな? ハンモックあるし、どこでもいいけど。
近くにアリの巣があるけど、ハンモックあるし、どうでもいいか。
蟻, 近くになんかでかいのが来たんだけど、気まぐれで踏み潰しに来たりしないかな?
こんな感じ。
人間で言う強いやつ。 アリで言うヒアリみたいな。
その辺の人間にドラゴンが負けることは無いけど、強いやつは、いがいといふよって感じ。




