第52話 父さん、母さんによる、ドラゴン戦総評
・小竜の住処作りも終わり、屋敷へと戻ってきた。
「じゃあ、全員落ち着いたところで、戦闘中に、食事をしていた人たちの、総評をしましょうか。」
「そうだね、遠慮無く始めようか。じゃあ、まず、アルフレッドから行こうか。」
「そうね、まずは、最初の結界の発動ね。あれ、発動が遅すぎるわ。中級以上のドラゴンだったなら、結界が張られるよりも、先にブレスが届いていたわよ。。」
「ああ、そうだね。ついでに、ほかの4人も、対応は出来ていなかったね。」サラだけは、全力の身体強化をしているみたいだったけど、自分だけ守るようだと、軍の先頭に立ったら、軍が壊滅してしまうね。」
確かに、敵襲に対して、無警戒だったなと思う。
難度も、うちの評判などを聞いてきたから、単体の暗殺はあり得ても、範囲攻撃は無いと思っていた。
「話を続けるわね。戦闘中の、結界の張り方も、もったいないと思ったわ。すべて、半球型か平らに張るのだもの。小竜が落ちてきたときは、もっと、角度をつけた、衝撃でダメージが大きくなるような貼り方をしないと、もったいないわ。」
なるほど、結界の張り方か。力を逃がすだけでは無く、むしろ一点に加えるのか。
「今回は、補助に回ってという指示を出していたから、結界に集中していたのは理解したし、納得もしたわ。ただ、結界の張り方は、ほかにもあるのよ。他例えば、サラが行った、かかと落としのかかとに、堅い結界を張ると金。」
足でケルか、スパイクを着けてケルか、このような違いか。
「アルフレッドの全体向けの話はこのくらいいかしらね。次はサラね。」
「サラは、それなりによい動きをしていたと思うよ。最初に攻撃したのが、最もダメージが入る胴体や胸では無く、移動手段である翼に攻撃をしたのは、よかったと思うよ。今日に限る話じゃ無いのだけど、近接以外の攻撃方法も、身につけたら、よりよい感じかな。今日の場合、このパーティーでと考えた場合、よい立ち位置だったと思うよ。」
「ええ、そうね。私もそう思うわ。」
パーティー戦闘と、ソロ戦闘の使い分けね。
僕だと、どの位置に当たるんだろ。
やっぱり、空からの、牽制かな。
「次に、ミリ。ミリも比較的よい動きをしてたと思うわよ。口への、水攻撃なんかは、動きを遅くする事も出来、効果的な役割を果たしたわね。ただ、それなりに、手は空いていたと思うわ。例えば、空中にいるサラの足下に、反発力のある水や、硬質な土などを発生させることは、出来なかったのかしら。」
よく見てるな。それにしても反発力のある水というのは、初めて聞いたな。
散々自分自身で、イメージイメージ言ってたのに、これに思い至らないのは、失態だな。
「次は、キッカね。正直、ほとんど印象に残っていないわ。アルベルト、覚えている?」
「すまない、僕も見ていなかったよ。確かに、よく考えるとそうだよな。」
「キッカ、目立たないのには、よいときも、悪いときもあります。例えば、目立たない方が、相手からは、注目を受けません。そのため被弾が減るという利点もあります。ただ、アンネリー家として、軍の旗頭や象徴になることもあります。そのときに、目立つことが出来ないと、様々なところに、問題が発生することがあり得ます。以上かしら。」
「そうだね。僕も特にいうべきことは無いかな。」
目立つときの、メリット・デメリットか。
・・・・
ごめん、キッカお姉ちゃん。僕も覚えていないや。
「最後に、エルかな。初戦闘お疲れ様。初めての実践はどうだった。」
聞くだけだと思ってたら、急に質問が飛んできたな。
「うーん、戦闘をしながら思ったけど、僕の攻撃の威力は、1か10しかないなと思ったよ。重力魔法とか、レンジ魔法とかを全力で使えば、殺すことは出来たと思うけど、よい素材とかも取れなさそうかな。」
「ええ、そうね。でも、ノアルアに聞いてみれば分かると思うノだけど、羽の先に攻撃が当たるだけでも、バランスを取りにくくなることもあるのよ。」
なるほど、参考にしよう。
「ほかにも、私や、ほかの誰かに聞いてもよかったのだし、パーティー戦闘では無く、ノアルアとスライムと仲間だけで戦っているように感じたわ。」
確かにそうなのかな。
1年前、分からないことは、聞けばいいと言われたばかりなのに、確かにな。
「ここからがエルに対する総評なのだけど。先ほども話したのだけど、初戦闘にしては、上出来だったと思うわよ。次に、技術を身につけてほしいとは思ったけど、出来ないことをするよりは、ただ魔力任せで、水を落とすと言うのはよかったわ。ただ、あの水に、重力をかけるだとかは出来なかったかしら。」
水に重力か。
よく考えると、計算が楽だな。
1リットルで1キロだもんな。
「最後に、戦闘中に食事など、ふざけています。挑発が目的でもないのですから、目の前の欲よりも、戦闘後に得られる利益を考えなさい。まあ、子供には酷かもしれないけれど。」
案の定怒られました。
でも、母さんは、ネチネチ説教をすることはないから、そこはほんとにありがたい。
確かに、舐めプをしているわけでも無いのだから、怒られて当然だよな。
「全体的に直すべき所は、多くあったけれど、誰一人、怪我をせず、無事に戻ってきたのは、最もよいことだわ。これからも、命大事にで、行きなさい。」
これにて、全体への総評が終わった。
すみません。書いたデーターが飛んでイライラしてサボりました。
飛んだ時に書き直して思ったのですが、この作品を読みたい人はいるのですかね?
興味が無いなら、趣味でもあるし、ただ自分で覚えればいいだけで、飛ばして書いても問題ないかなと思ったり、思わなかったり。
ブックマークありがとうございます。
40名弱の方に期待されていると思いつつ、頑張りたいと思います。




