第38話 ダンジョンと人工ダンジョン
月曜日、本日一話目。
先ほどまで、看板の内容を聞いていて、思った。
「母さんも、このカード持っているの?よければ、見てみたい。」
「私のカードかしら、持っていますわよ。これですわ。
母さんが何かを念じたような後、母さんの手の平の飢上に黒いカードが出てきた。
見た目は金属のようなプラスチックのような材質で、大きさは大体スマートフォン位の
大きさであった。
カードの内容を読んでみると
名前 エメリー・アンネリー
到達階層 ソロ289階層 合同312階層
このような、あっさりとした記述がされていた。
「想像以上にダンジョンは深いんだね。僕はてっきり100階層位が最終階層なのかと思っ てた。」
「確かに、こう見るとこのダンジョンは深いわね。」
「疑問なんだけど、なんで後衛の母さんが合同、多分父さんとだよね、そう、その合同と
同じくらい深いところへ、ソロで潜れているの?
どうしてもこれが気になった。魔法の上達を願っている人間として、前衛でも出来る否
決があるなら知りたいと思う。
「何を言っているのかしら、普通に槍で攻撃しつつ進みましたよ。そんな、魔法だけで進
むみたいな非効率的なことはしませんわ。まあ、魔法だけでも進めますけれど。」
母さんが、槍を使える事実を 今初めて知った。
「その、魔法だけで進むのはどうやってやるの?」
「魔法だけでですか、そんなの、呼吸をしている生物には水攻めで、無呼吸の生物、ゴー
レム、スライム、ゴースト系統なにかは、大抵魔法に弱いので簡単に倒すことができます
わよ。」
いや、今の僕の魔力量でも、水攻めなんて出来ないと思うけど。僕より魔力量の少ない
母さんがどうやって、水攻めなんてするんだろう?
これを訪ねると
「そのくらい・・・あ、そういえばエルはまだ三歳でしたわね。魔法の話をしていても
通じたので、年齢を忘れていましたわ。」
やべ、もう手遅れかもだけど、擬態擬態。
「それで、魔力の節約法でしたわね。この場合は二つの方法がありますの
母さんの話によると、一つ目は、土魔法などを利用して、単純に面積を狭くして、水の
必要量を減らす方法。
二つ目は、水の操作精度を上げ、一度に大量に出した水を、長い間保ち続ける方法。
この二つの水の利用法を行い魔力量が少なくてもどうにかするそうだ。
余談だが、冒険者ギルドの中には、きちんとしたランク付があるが、Aランクオーバー
以上は、このダンジョンの到達改装が
強さの指標となるそうだ。
「そういえば、母さん達はなんで、こ階層装で止まったの?」
「ああ、この階層で止まった理由だったわね。それはね、300階層からはフロア全体が水 に沈んでいたからよ。あのときは慣れない戦場だったから大変でしたわね。
いや、パーティーで12階層も降るだけでおかしいと思うよ、僕は。
「母さん『神のゴミ捨て場』の話はわかったけど、人工ダンジョンとは難なの?」
「ああ、そういえば、ダンジョンの話ばかりしていて、人工ダンジョンの話はしていなか
ったわね。人工ダンジョンは、魔素のよどみだとか、単純に魔素溜まりなどにできる、ダ
ンジョンのことを言うのよ。この言い方だとわかりづらいから、今回だけダンジョンの方
を別称の迷宮という呼び方をしましょうか。
確かに、微妙にわかりづらかったな。今回だけ、ダンジョンを迷宮と呼ぶ、おけおけ。
わかった。それで、人工ダンジョンとは、魔素のよどみから生まれるモノなんだね。じ
ゃあ、今回の廃墟を例にするとどんな感じなの?見てないからわからないかもだけど。
「ええ、今回のモノね、概要は一応聞いているから答えるわね。今回のモノは、リッチが
屋敷全体に魔力を流していたことが原因で生まれたモノだね。一応、魔法の研究などで魔
力を多く解き放っていたこと、死者、死霊が多くよどみのある魔力魔素がたまっていたこ
とも原因だと思うわよ。
なるほど。
「つまり、人工ダンジョンは、今回のリッチみたいな、人工ダンジョンが出来た原因を倒
すと、人工ダンジョンでは無くなるって事なんだね。そういえば、人工ダンジョンでも、
何も無いところから魔物が生まれたりするの?」
「いいえ、人工ダンジョンでは、一部の魔物を除いて、自然発生はしないわね。その一部
の魔物は、スライムだとか、ゴーレムだとかスピリット系と言われるものであったりの、
魔素だけでも、もしくは魔素と土のみで生まれる魔物のことなんだけど。大体、この魔素
を餌として求め、魔物が集まって生まれたのが人工ダンジョンね。
つまり、変な例え方をするなら、海といけすみたいな感じかな。
そういえば、今回人工ダンジョンに行き気になったのだけれど、死霊とか死霊術師って、
何なんだろう。




