第30話 事情説明の続き
ブックマークが合計で10件を超えました。皆様方ありがとうございます。とても、嬉しいです。本日の多分3話目です。
「つまり、今ここにいる中で、水属性が得意な二人に、水の精霊のようなものがついているということなのね。」
その通りなのでうなずいて起きつつ、一応補足した。
「うん、そうだよ。あと、今日僕もさっき契約を結ぶことが出来たよ」
魔法が得意な面々は、この事態に対して理解することが出来たようだ。
「それで、契約もしていない、ましてや見えてすらいない二人についている精霊はどういう扱いなのか、わかるのかしらエル?」
ん、二人の状態か。確かに僕もわからないや。契約を結んだ精霊さんに聞いてみようかな。
(精霊さん、精霊さん。あの二人についている精霊さん達は、どういう役割をしているのかな?)
精霊さんに、二人についている精霊について聞いてみると、名前をつけてもらうのを期待していたのに、という催促の意思が届いた。名前を考えている間に、どういう状態なの
か聞いて見るそうだ。
少しすねちゃったということを、婉曲に伝えつた。
「確かに、エルの予定していた通りに話が進んでいれば、もう名付けがすんでいてもおかしくない時間だね。もう名前は決めているの??」
「うん、一応ね 、スズランって名前はどうかなって思うの。このこと契約をしたときに、 スズランを創造していたことと、花言葉の一つに、純粋という意味があるから、この名前 にしようと思うの。」
「私たちじゃ無くて本人に聞かせてあげなさい。」
確かに、もっともだ。
(精霊さん、名前が確定したんだ。そっちはどうかな?二人についている精霊が何かわかりそうかな?」
精霊さんは、急いで戻ってきて、決まった名前を知りたそうな思念を感じる。気に入ってくれるとうれしいのだけれど。
「精霊さん、君にはスズランという名前をつけようと思うんだ。ど、どうかな。」
精霊さんからは、この名前に対しての意味・由来を聞いてきたので、素直に思ったことを答えておいた。
純粋、清純、涼やかできれいな音色、極めつけには、精霊さんに会った瞬間に思い浮かべていたのが、スズランの花だったという話を。
この話をすると、何か魔力的なパスを通じて、少しだけ魔力がスズランの方へ流れた。
どうやら、スズランという名前は気に入ってくれたようだ。そして、さっき行った意味を伝えるというものには、合理的な理由があったそうだ。
どうやら、精霊は、名前に縛られる場合、意味や由来が成長の方向に影響を与えるそうだ。
その上、成長において、一つの魔力のみ、つまり僕の魔力のみしか取らないにも関わらず、純粋なんて意味を込めていたら、一つの魔力のみに、純粋に染まるそうだ。
精霊さんは人間ならば苦笑いをしているような感情を伝えつつ、きちんと結んだ契約に意味があったのか、疑問に思う、といったニュアンスを伝えてきた。
「みんな、精霊さんは、スズランという名前を気に入ってくれたみたいだよ。よかった。」
「それはよかった。おめでとう。僕たちにスズランのことは見えていないけれど、エルの家族として、これからよろしく、といったことを伝えておいてほしい。」
「わかった。」
それで、エル。先ほどから話していた、二人についている精霊について、何かわかった?
あ、忘れていた。
「ごめんなさい、ちょっと忘れていたの。今から聞いてみるね。」
スズランに聞いてみると、一種の共存関係の様なものだそうだ。
僕たちは、魔力を空にするほど使うと、ほんの少し魔力の容量が大きくなる。ただ、魔素の塊である精霊が魔力を使い切ると、ある程度魔力が回復するまで、休眠状態となるのだそうだ。この休眠状態を避けつつ、魔力量を増やす方法があるのだそうだ。それが、肉体と魔力を持った存在との共存関係を取ることである。
例えば、ミリお姉ちゃんが、水属性の力を使うと自然と精霊から少し、サポートが入るそうだ。この、サポートを行うたび、精霊にとっての恩恵として、ほんの少し、精霊に対して力が流れ込んでくるのだそうだ。
何かに例えようとしたけれど、いいたとえが見つからなかったな。
「なるほど、つまり、二人に対してデメリットは無いわけだね。」
「うん、多分そう。」
正直、デメリット無しの強化ならば僕もほしいな。まあ、スズランのことは、短い時間だけど好きになっているから、今の関係を浅くする気は無いのだけれどね。
余談ですが、魔力を使い切れば魔力が増えるにも関わらず皆が行っていない理由は簡単です。皆さんは、筋肉が着くからと言って腕立てと腹筋を毎日続けられますか?それが痛みの上に成り立つものならばどうですか?
ということです。
ブックマークをしてくださっている方へ
本日の夕方頃、複数回の改訂作業を行いました。私の予想では、更新通知に何度も載ってしまい、混乱したり、迷惑をしたかもしれません。これからもなるべくアクセスの少ない時間を狙い改訂作業を行いますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
更新について、最近角うさぎに転生する話にハマっており、この作品の作者さんが大変だけれど複数回更新をしている、という言葉に触発され、毎日書けるだけ書き、かける度に更新をし、努力目標として一日に1500字×3の5000文字前後を目指して頑張りたいと思っています。




