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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第二章 祖父母と竜

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第28話 別視点 メイドとスライムと精霊と

・sideバネッサ

昨日は本当に大変でした。先代様の急な来訪で、屋敷中が大慌てでした。

案の定、演出突きで、巨大なドラゴンゾンビから降りてきて、屋敷中のメイドの気持ちが一つとなりました。すなわち、洗濯の邪魔だという気持ちに。

まあ、それは置いておき、久々にミリ様がお帰りになり、家族がそろっての食事となり、ミリ様の訓練の様子が語られました。

私は、このハードさに引きました。

夕食の後、エル様はミリ様の訓練の中で何か気になることがあったようで、少し悩んでいる様子でした。

何について悩んでいるのか訪ねてみると

「明日、一日中外に出るから、ついてきて」

と返されました。

私は気になりつつも明日に備え眠りました。

次の日になり、朝食を終え、エル様は昨日宣言されたように、外へ向かうようでした。

今日はいつもよりも多く朝食をとっているようでした。

中庭に出た後、エル様は草の上にそのまま座り、次に不思議な足の組み方をされました 。

私が土の上にそのまま座るのは、きれいでは無いと、一応声をかけましたが、「今日はこれが必要なの」という言葉で何か意図があっての事なのだろうと感じました。

エル様より、「時間がかかると思うから楽にしていていいよ」という言葉をいただいいたので、ご配慮に感謝しつつ椅子のみ近くへ移動させ、エル様を見守ることとしました 。

エル様が座り、集中を始めてから、2時間30分程度経過しました。已然にエル様は何 かに向かい集中を続けており、時間に気づいていないように見えました。

お昼も周り6時間ほど経過した頃、已然と時間の経過やティーブレイクを取っていな いのにも築いていないようでした。この頃から徐々にエル様の気配のようなものがだん だんと薄くなり、その代わり、徐々に徐々に魔力を放出しているようでした。

7時間半ほど経過した頃、周りにスライムが集まってきました。普段は怒らないこと である上に攻撃可能な範囲内には入らないようにしているように見えるため、警戒を行 いつつ放置しました。

9時間弱経ちました。エル様はある程度集中を解き、ノアルアを呼んだようで、すぐ にノアルアが向かってきました。 ここで、エル様に時間を尋ねられ少し驚いてしまいましたが、すぐに応えることが出 来ました。


本日一日を通して何がしたかったのかはこれからわかるのでしょうか。出来れば夜にでも説明をもらえるとありがたいです。


・sideスライム達

僕はスライム、魔力とか、糞とか、死骸とかを食べて過ごしているよ。

ある日、何かすごくおいしそうな魔力を感じたんだ、自然そのままみたいな魔力だ。たまにトレントさんがくれる枝のような感じかな。

その魔力に向かって移動をしていると、僕の同族達にであったんだ。他の子達もこの魔力を目指して進んでいるみたい。

徐々に近づいてくると、混ざり物の魔力を感じたんだ。おいしそうできれいな魔力と、威圧感のある僕たちにとってはおいしそうな不死者の魔力だ。

僕たちの、狭い知覚範囲に入ってくると、そこが人間のすみかの近くで、この魔力を出しているのは、小さな人間だとわかったんだ。

少しの間、その人間さんに注目していると、人間さんも僕たちに気づいたみたいで、少し僕たちの数の多さに驚いているみたいだった。

人間さんが何かを考えた後、徐々に僕たちに向かっておいしそうなものとは違う魔力が伸びてきたんだ。なんとなく悪いモノじゃなさそうな気がしたからそのままにしていると何か声が聞こえてきたんだ。

この魔力を使えば、なんとなくでも話せるかなって思って、聞いたり伝えたりしたんだ。

なんとなく伝わったことは、この人間さんはぽかぽかを三回経験するくらい生きていること、仲良くなればこのおいしそうな魔力をたくさんくれることかな。

隣にいる大きな鳥さんは、元々僕たちくらいの大きさだったらしいけど、このおいしそうな魔力を食べて、大きくなったんだって。

僕もこのおいしそうな魔力を食べたいから、この人間さんについて行こうかな。

・side精霊達

僕たちは火であり水であり風であり土である。空気をたくさん食べていると、一つ二つしか使えなくなるけど、強い力を持つことが出来るのだ。

ほとんどの人間には、小さな我々のことは見えていないはずだ。


ある日、自然に溶け込んだ爽やかな魔力を感じたので、気まぐれにのぞいてみると、人間がこの魔力を放っていたのだ。それも幼子が。

少しこの幼子を観察していると、周りの変化にだんだん気づき始めた様だ。

うむ、集まってきている掃除屋達でなく見えないはずの我々を見ているように感じる。

やはり見えていたのか。この幼子から我々に向かって魔力が飛んできている。感覚的な話だが、この魔力は我々を害すものでは無い様に感じる為、受け入れてみようと思う。

ふむ、念話の類いか。未だ経験したことは無いが、このようなものがあるのは知っていた。

幼子の話を聞くに、名はエルメジアと言うらしい。年は見た目道りの三歳であるそうだ。まさか、こんな幼子が念話を使えるとは驚きである。

なにか、幼子がこの念話に似た魔力を全方位に解き放った様だ。

すぐに、巨大な鳥型の魔物が飛んできて、幼子の隣に着地した。

鳥型の魔物が到着したところで幼子、いや、エルメジアとの会話が始まった。

端的に言って、魔力をやるから仲間にならないかとのことだ。

ふむ、正直に言ってエルメジアの魔力は非常に成長に役立つものだと感じる。

この小さな存在である我が求められることはほとんど無い。ならば、我を求められた上、このこれから大きくなるであろう存在について行くのも一興であろう。


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