第25話 夕飯団欒
・自己紹介を終え、おのおの好きに求刑などを行っていると夕飯の時間となった。
黙礼。
「いただきます。」
豊穣の神に感謝を捧げつつ・・・略
この世界特有の食前の挨拶のようなものはあるが、長いので割愛しつつ、癖で抜けない「いただきます。」を心の中で唱えておいた。
余談だが、豊穣の神の部分は、神が精霊になったり、大地の恵みになったりするようで、文言自体に深い意味は無いようである。
家族七人全員に加え、おじいちゃんおばあちゃんも加わった食事となった。
「ミリは旅や修行の中でどんなことをしてきたんだい?」
アルフレッド兄さんがミリお姉ちゃんに話を振った。
ミリお姉ちゃんは、何かを思い出すように少し上を見上げながら語り始めた。
「最も学んだのは、おじいちゃんの三潴法かな。元々これを学ぶためにおじいちゃん達の所に行っていたからね。」
「なるほどね、そういえば自己紹介の時にも話していたけど、エルが魔法を使い始めたんだよ。これからの魔法の訓練では、エルも一緒に訓練することになるんだ。
ミリお姉ちゃんは、もうそんな時期かというような顔をしていた。
「水系統の魔法について学んだみたいだけど、どんなことをしていたの?」
再び、アルフレッド兄さんから、質問が飛ぶとそれを予想していたように、すぐに答えが返ってきた。
「まずは、水とは何かについて考えることが多かったんだ。例えば、水辺、海や川で一日中水とふれあったり、雨の日に一日中雨音を真剣に聞いていたりしたよ。最初は意味が
わからなく、ただ水とふれあうのが楽しかったけど、これを続けるにつれて、だんだんと水属性の魔法の威力が上がったり、魔力の消費量が減ったりしたんだ。
「なるほどね、魔法使いが魔力循環のために意識を落ち着かせている事に近いのかな。」
「うん、あと小さな特技なんだけど、生活魔法で一般の水魔法使いと同じくらいの水を出せるようになったよ。本当に水に対して親和性が増したのかな。まあ、おじいちゃんみたいに、広範囲に雨を降らすようなことはできないのだけれど。」
最後の言葉に対しては、見なして苦笑いを浮かべていた。
「ああ、そういえばミリ、先日からこの屋敷のルールとして、一日に一度は魔力を使い切るというのが、ルールとなったから、今日から頑張って。」
アルベルト倒産の言葉に対して驚いたような反応をしつつ
「父さん、急にどうしてそんなことになったの?」
と、当たり前の疑問を問いかけてきた。
数日前に決まった、エルつまり僕が毎日魔力を空にしているという話を聞きつつ、僕の魔力が家族の中で一番多いということで、息子や弟に負けていられないなということにな
った話をすると。
「確かにそれは負けていられない、つらいけど頑張ろう、続けたら砂漠に雨を降らすことができるようになるかもしれないしね。」
その後も家族団欒楽しく食事をとりつつ、ミリお姉ちゃんの修行話をしていた。
ある日は、アリの巣の奥に一人で放置され
ある日は、元は上級竜であるドラゴンゾンビと戦い続けたり
訓練ってそんなにきついものだとは思っていなかったよ。
ちなみに、アリの巣の時は、地下から地下水道を掘り当てアリの巣を水没させて殲滅。
隠密と水に関する探知の制度が向上したそうだ。
ドラゴンとの戦いでは、ドラゴンは殺さないように手加減していたとはいえ、居間の状態では勝てないまま朝晩のすぐに食べられる非常食以外休憩無しで、気絶するたび水をかけられ起こされ、三日三晩戦闘を続けたそうだ。
このときの二人の供述としては 「死なず欠損も残らないのであれば問題ない。あと、よく英雄談に3日3晩戦い続けとか書いてあるし
だそうだ。
なんとなくの予感だが、ほかの高位貴族にこの話をしても、アンネリー家だからの一言で流される気がする。
夕飯を終え、自室に入り、ノアルアと話しながら今日の夕飯での出来事について考えてみようと思う。
ふーむ、水の音を聞くか・・・
何か、水を聴く=滝行みたいなイメージがあるけど雨音でも、集中することができるのか。
その、三系統の威力が上がったり、魔力の消費量が減ったりというのは、まさに先日試した、体の中を流れる因子に集中するというのに、近しいモノがあるのでは無いだろうか。
私の考察では、この訓練により、この因子が増加、もしくは活性化したのでは無いだろうか。
明日から、精神統一をしながら試してみようかな。
昨日あらすじを書きながら思ったのですが、あらすじで注目するほどでもないような日常パートをどう書けばいいのか本当に分からないです。
あと、本日より小説家になろう様で新機能が追加されましたね。
いいね機能ですか、私正直、こういう設定、マニュアルを読んでもよく分からないのですよね。




