第15話 5・6歳までの人生設計
常識的に考えて、3歳時点の僕にできることは、とても少ないと思う。
でも、人生において、幼少期は、とても大切だというし、自己の意識が確立しているというアドバンテー ジを生かさないと、とてもったいないと思う。
だからこそ、5・6歳までにできることを、整理しようと思う。
まずはじめに、絶対行っておきたいのは、前世含めた記憶の整理である。
なぜ、これを行う必要があるのか。
それは、記憶の引き出しから、電子レンジ魔法を再現したように、今後の魔法開発において、とても役に立つことが、わかりきっているからである。
その記憶を整理する方法として、大きく分けて二つの方法がある。
それは、内部に保存するか、外部に保存する かである。
内部に保存する方法としては、新たな魔法を開発する、きちんと覚えている、などの方法がある。
今現在、すぐに、考慮することができない方法として、魂自体に保存する、などがあるが、研究を始めることもできていないため、この方法は、今は考慮しない ものとする。
次に、外部に保存する方法について、ノアルアに今持っている情報をすべて受け渡す、新たな魔道具を開発する。
などの方法がある。
前者の方法に関しては、今現在、進行形で、行っているので、今すぐに考える必要はないと思う。
一気に情報を与えたりなんかしたら、頭が物理的に破裂するかもしれないしね。
話を戻すが、内部に保存する方法と、外部に保存する方法の、メリット・デメリットを考え、整理していきたいと思う。
まずは内部に情報を保存したときについて、内部に情報を保存した場合、自分の命がある限り、情報を失う可能性が低いことが利点としてあげられる。
一応、低いと述べている理由として、体内の魔法を完全に打ち消す魔法が存在する可能性や、ドンピシャで、記憶 に作用する魔法が存在する可能性があるからだ。
次に、外部に保存する方法について。
外部に情報を保存した場合、何かが理由で、記憶を失うようなことが起きたとしても、記憶のある状態に戻ることができる可能性が高いこと、脳などに容量があった場合、容量に空きを作ることが可能、などのメリットがある。
逆にデメリットとして、外部の方が、破壊がしやすいや、魔法や魔道具を作る時のイメージがつけづらいことなどがあげられる。
うーむ、どちらも取り入れつつ、可能な方法はないだろうか。
とりあえず、今現在の確定事項として、
仮称・メモリーの魔法、
仮称・たんすの魔法、
仮称・メモの魔法、
仮称・イベントフラグの魔法、
辺りは開発することができそうだから、開発しようと思う。
一応、それぞれの魔法の完成版のイメージを伝えておく。
仮称・メモリー
・純粋に、記憶などが老衰などによって失われるのを防ぐため、記憶を保存するための魔 法。
地球にも存在する人で、一度見たものを、忘れることができないという人がいるが、 その人たちは、つらい記憶などを忘れることができないと、よく聞く。そのため、感情を 排して、記憶の整理媒体として、物語のようなものができれば理想と考えている。
仮称・たんす→ページ指定
・この魔法は、先に述べた、メモリーの補助のための魔法である。
正直よい名前が思いつ かない、なんて説明すればいいんだろうな。
ブックマークとかの方が伝わりやすいのかな ?
あ、思いついた、名前を変更して、ページ指定に変えよう。
まあ簡単に言って、メモリ ーの中から何を引き出したいのかを指定する魔法である。
仮称・メモ
・メモのための魔法、一ヶ月くらいで消えるようにする。
膨大な情報量に触れたくないと きに使う魔法。
仮称・イベントフラグ
・なんだっけ、思い出せないなと思ったときに、キーワードを事前に設定しておき、
「喉まで出かかってるんだけどな」
を発動キーとして、思い出したいことを思い出すための魔法。
ネーミングセンスがひどいかもしれないが、ぱっと思いついたのが、これだったのである。
ただし、これらの魔法を開発するときには、脳に作用する魔法だから、失敗できないわけで、本当に慎重に行っていきたいと思う。
次に、5・6歳までにやるべきことで、考える必要があるのは、何だろうか。
もうすでに、行っ ていることから考えていくと
1 魔力を毎日使い切る+ノアルアへの魔力贈与
2 身体強化魔法の訓練
3 地理のお勉強(自習)
4 国内貴族の勉強(自習)
5 魔物についての勉強(自習+姉ズとともに)
などがある。
これは、続けていきたいと思う。
ほかにするべきこと、いや、したいことと考えよう。
さて、何があるか。町へ行く、新魔 法を開発する、兄弟姉妹と仲良くなる。
…やばい、せっかく時間があるのに、やりたいことが見つからない。
まあ楽観的に考 えれば、ほかの子供たちは、こんなに早く自我を持って生活しないはずだし、ほかの子供と比べると、大分忙しくしているのかな。
正直、やりたいことだけでいえば、ゆったりできる椅子を開発したり、綿や布の特産地との交易をしたりなどしたいことはあるが、明らかに、3歳児のできることを超越しているから、異端審問とか・悪魔憑き、など疑われるのもいやだし、そこは自重しようと思う。
きっと人間なんて、自分の利益になるうちは、見捨てないはずだから、魔法開発に関しては、自重しなくていいかなって思う。
前世で、高校生だった頃からよく思ってたけど、のんびりできる時間のいかに大切なこととか。
よく小学生とか幼稚園生に戻りたいとか考えていたものだ。
そう考えると、今の状態は、理想の状態といえるのかな。
よし、私はここに宣言する。
のんびり無難な生活を送るぞ、絶対にせこせこ働いたりしないぞ。
(イベントフラグ!!)
「いや、まだイベントフラグの魔法は開発してないし、解釈も微妙に違うよ、頭の中の天の声さん」
いや、天の声じゃなくて、頭の中のノアルアさんでした。
無駄に効果音とかつけるなや、ノアルアに無駄な情報を与えすぎたのかもしれない。
まあ、すでに、記憶保持のために、情報を与え始めているから、やめる気もないし、もう手遅れなんだけどね。




