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私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。  作者: 楠 小豆
第一章 異世界転生

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第12話 別視点 アンネリー・エルメジア

エメリー視点




今日はいろいろと、驚きの連続だった。


次男のエルメジアの才能がいろいろと、おかしかった。



この前、エルが三歳になったから、今日から魔法を教えることとした。


三歳と聞くと、早いように感じるかもしれないが、うちは、魔法も含めた、武勲で地位を上げた貴族だし、ほかの子供たちも、同じ年から、鍛錬を始めていたからね。




まあ一番の理由は、息子の従魔のノアルアが進化したときに、三歳になったら魔法を教えると約束したのが理由なのだけれどね。



今日の話に戻すわね。


エルの年齢は、まだ三歳で、魔力操作を理解した上で正確に操作できるとは思ってなかったの。



ノアルアに魔力を送っていたのは知っていたから、少しは、魔力操作ができるのは事前にわかっていたのだけれど。



大体六年ほど教えている、長男のアルフレッドよりも循環効率とか、循環の早さとかがうまくて、とても驚いたわ。




次に驚いたのは、魔法の属性についてね。


まあ、でもこれは少し予想はできていたわ。




だって、二年近く、魔力を注ぎ続けた、ノアルアがあんな進化を遂げたのだもの。



たくさんの属性の適性は、疑うわよ。



属性を見るときに、またまた驚かされた。



だって、エルったら見ただけで、その魔法を使うのだもの。


普通、一つの魔法を覚えるのに、短い人でも三日、長い人だと一ヶ月以上かかると、いわれているのに。



ちなみに、アルフレッドとキッカは三日もあれば、下級の魔法くらいなら覚えられるのよ。



これでも優秀なのだから。



そして極めつけには、私の話した魔法理論を、三歳にして理解した上で、それを発展させて、新しい魔法を作ったという事実が、とてつもなく、私を驚かせた。



私は、その魔法の魔力の流れを解析して、再現しようとしたのだけれど、全く理解することができなかったわ。


すごく、恥ずかしかった。



私も、これからまた、本気で鍛え直そうと決意したわ。


これでも我が国で三本の指に入る魔法使いなんだけどな。






・バネッサ視点 (私物の日記より)口調




私は、バネッサといいます。


アンネリー家でメイドをしています。



三年前、この家に、次男が生まれ、私はその子の担当メイドとなりました。



名前をエルメジア様といい、皆様方エルメジア様のことを、愛称でエルと呼ぶので、私ども使用人もエル様とお呼びすることが多いです。



エル様は、とても手のかからないお子様でした。


おしめを替えることは、本当に少なく、お手洗いに行きたいときは、泣いて伝えてくださるので、とてもわかりやすかったです。


まあ、赤子のすることなので、たまたまかもしれませんが。生後・半年ほど経った頃、次女のサラ様が、執事のセッチャンとお散歩へ出掛け、魔物の卵を持ち帰ってきました。



卵は、三つあったので、二つをサラ様とキッカ様に、残り一つをエル様へと、プレゼントされました。


まだエル様は、幼かったので、半分以上、私がお世話をしましたが、エル様の、必死に卵を温めようとする姿には、メイド一同、和まされ、ほんわかとする気持ちとなりました。



それから二ヶ月ほど経つと、卵が孵化しました。



生まれたのは、ブルーチークバードという魔物で、とてもかわいらしい鳥でした。


ですが、卵がかえってうれしそうにしている、エル様の方が、もっとかわいかったです。



エル様が2歳になられたときに、ブルーチークバードに名付けをされました。



名前は、ノアルア、ノアが船、ルアガ月、を意味するそうで、月まで背中に乗せて連れて行ってほしい、というのが由来だそうです。



その名付けがもうすでにかわいいです。


そして、名付けの場で、アルベルト様・エメリー様も驚く出来事が起こりました。



それは、エル様と、ノアルアに、魔力的なつながりができたことです。


アルベルト様方は、つながりができたことより、エル様が魔力的なつながりを、感じることができたことに、驚いていました。


それから、エル様は、2歳にして、魔力的なつながりを通して、魔力を流すことができるようになりました。


大体、エル様が2歳と半年になられた頃、ノアルアがもうすぐ進化しそうと、エル様から伝えられました。


それから、大体二週間後、エル様がアンネリー家の皆様方を中庭に集め、ノアルアに魔力を注ぎ始めました。


魔力を注ぎ始めてすぐに、ノアルアが進化を始めました。



アルベルト様・エメリー様は進化を目の前で見るのが初めてだったらしく、とても関心を持っているようでした。


ですが、お二方は、進化よりも、進化をするほど魔力を注ぐことができたエル様に対して驚かれていました。



そして、起こったのが今日でした。


先日、エル様が3歳となられました、それに伴い、エメリー様による、魔法の訓練が始まりました。


ほかの貴族と比べると、いささか早いようですが、アンネリー家は武力で地位を上げてきた家なので、教育の開始も早いようです。



そして、エル様が生まれてから三年で、皆を最も驚かせたのは、今日でした。



エル様には、3歳にしては、優秀すぎる思考力と魔法の才能があったのです。





エル様は、エメリー様の、魔法理論を聞いて、何やら15分ほど考え込んだ後、何かを思いついたようで、厨房へ向かい、ソフィアとともに、冷たいスープと、芽の生えてしまったジャガイモを持って、戻ってこられました。それから、エル様がジャガイモに対して、手をかざすと、唐突にジャガイモが爆発しました。




このときは、エル様が無事かどうか、本当に心配し、


つーーっと、


冷や汗が頬をなでました。その後、


エメリー様による事情聴取を受け、この魔法の実験は、続けられることとなりました。




数時間後、エル様の新しい魔法が完成しました。


この魔法は電子レンジといい、


もの(主に食べ物)を温めるための魔法だそうです。


魔法の完成後、エル様は、疲れているはずにもかかわらず、むしろ私たちをねぎらってくださりました。


泣けるかと思いました。


その後、夕食の席で新しい魔法のお披露目が行われ、エル様に関する、新しい教育方針が決まりました。



才能がある分、エル様には面倒ごとが起こるかもしれませんが、私は、クビになるまでエル様のメイドです。


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