第9話 ノアルアの進化とメタートル様再び
ノアルアと名付けをしてから半年くらい経った。
変わったことが二つあり、どちらもノアルアが関係する。
一つ目は、ノアルアが話し相手になったこと。
今までは、自重をしていたから、あまり人と話すことはなかったけど、ノアルアなら僕以外には言葉とか意思が伝わらないから、自重せずに話せてとても楽しい。
もしかしたら今まで会話に飢えていたのかもしれない。
二つ目は、魔力の鍛錬がとても楽になったことだ。
毎日魔力を空にするのを続けているが、本当に使い切るのが大変になってきたところ、余った魔力をノアルアに流すことで魔力を使い切るのが楽になった。
後、なんか毎日ノアルアに大量の魔力を送り続けていたらだんだんたくましく成長してきた。
実は昨日、メタートル様に二年とちょっとぶりに会ったんだ。
そのときの会話がこちら。
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「やあ、久しぶりじゃの、わしの世界はどうじゃ。」
「メタートル様、お久しぶりです、とても楽しく過ごしています。」
「それはよかった、おお、それにしても魔力の鍛錬は欠かさずに続けておるんじゃな、偉い偉い」
「ありがとうございます。でも最終的には自分の為なので。」
「ほほ、それで最近はどうじゃ?例えば相棒のノアルアとか」
「知ってらっしゃったのですね、ノアルアのおかげで楽しく過ごしています。もしかしたら二年半の間、誰かとの会話に飢えていたのかもしれません。ノアルアと話すことが、最近の楽しみです。」
「ほうほう、それはそれは、今回現れたのは、一応教えておこうと思ってな、もうすぐ相棒のノアルアは進化するみたいじゃぞ」
「本当ですか、教えていただきありがとうございます。」
「ふむ、そろそろ起床の時間じゃぞ、また来るのじゃ」
・・・という会話が昨日あった。
この魔力を送り続けているとノアルアがだんだんたくましくなっていくのが進化の兆しなのかと思う。
それから二週間が経った。
ある昼の頃、ノアルアと話していると本人からもう少し、大体エルの魔力全部くらい、くれたら進化できそうだって言ってきた。
メタートル様から事前に聞いてたから驚きは少なかったけど、それなりに大事なので、家族のみんなを呼んで、みんなの前で魔力を送ることにした。
バネッサにみんなを呼んできてもらって、みんなと一緒に庭へ出た後、ノアルアを前にして、僕はノアルアとのつながりを意識して魔力を送り込んだ。
「長年魔法使いをやってきたけど、従魔もいなかったから、魔物の進化を目の前で見るのな んて初めてだわ。それと、エルまだ2・3歳くらいなのに魔力操作ができるようになってい るなんて、魔力操作なんて。まあいいわ。」
「母さんそうなの、」
「そうね、まあ魔力を流すくらいなら魔法学院の2年生なら、ほとんどの生徒ができる と思うけど 。エルのすごいのは二歳半という年齢で魔力を流せるようになっていることよ」
「へーすごい、将来はすごい魔法使いになるかもね」
「アルフレッド、魔力の流れは見える?おそらく進化が始まったわよ」
「魔力の流れはわからないかな、けどだんだん大きくなっていっているのはわかるよ。後、なんか光り出したね。」
大体十分くらい経った頃、進化が終わってノアルアの姿が明らかになった。
進化後の姿は、体長が大体130センチくらい。
色は黒と朱に近い茶色、進化前の特徴であ った頬の青色は、目の色として受け継がれている。
羽毛はさわると、ここちよく、二歳児の 体にはベットとして丁度よさそう。
そしてなんといっても体のフォルムが大きな雀のようであ りながら、背中は少し平らで、とても乗りやすそう。
「アルベルト父さん、ノアルアの種族はなんていうの?」
「私にもすぐにはわからないから少しブロッサムに聞いてみるよ。この種族について調べ てくれる」
「はい」
ブロッサムが読んでくれた魔物図鑑の情報によると
・種族―オルホブルデスパロ
・由来―鷹のようでありながら青い目に雀のようなフォルムの為
・特徴―人が乗ることもしばしばある。自分より弱い存在には従わないことが多いが、好意をもたれている場合は除く、信頼を稼ぐのは大変だが、乗せてもらえるようになると、とても頼りになる戦力となる。
・能力―時速、最高150キロ程度、平均速度80キロ程度 属性魔力によって強化され、羽の色が黒に近いほど強い。 目の色と同じ属性(ノアルアならば水や氷)の攻撃は99,9%カットする。
・脅威度―BからAの上位とピンキリで羽の色が黒に近いほど高くなる
ここで脅威度について説明しておこう。
この世界には冒険者という職業がが存在し、それに伴い冒険者ギルドというものが存在する。
冒険者にはランクが定められており、GからAランクオーバーまで存在する。
これを 基準に魔物に対してもランク付けがされており、それが脅威度という形で表されている。
大体こんな感じ
・G―家の中に住み着いている小型の虫など
・F―負けても90%以上の確率で逃げ帰ることができる魔物
・E―ゴブリンや小型の鳥、芋虫など農民が3から5人でかかれば勝てる相手
・D-蜘蛛やサソリ型の毒を持つ魔物、ゴブリンメイジなど下級の魔法を使う魔物
・C―知能が高く狡猾な魔物、中大型の獣、虫、鳥
・B―知能が高い上に能力もある程度ある魔物、中級以上の魔法を使用することもある
・A―高い魔力で進化した魔物、能力が全体的に高い
・Aオーバー・・・Aランクより強い魔物竜種などが代表的
基本的にこのランク付けは、魔物の魔力量を基準として付けることが多い。
大型の魔物でも、その魔物自体の魔力量が少なければ、ランクが下がることもある。
このランク付けの中で、Aランクとはとても優秀なのではないだろうか。
僕の魔力を与えていたことで、全属性の魔力を与え続けていたことになるのかな。
「まさかこんな上位種になるなんてね。エメリーから見てノアルアの魔力量はどのくらい?」
「十分に成長の余地を残した上で、大体Aランク上位に片足突っ込んでるくらいね」
「それは、また、とんでもない、Aオーバーになるのも近いかもしれないわね、でも、これ以上大きくならなくてよかった、家で飼えなくなったらエルが悲しむから」
「「「アルベルト父さん、この魔物強そうだね」」」
(子供たちはのんきでいいな、俺も同じように魔物の強さに感動していたかったなbyアルベルト)
主人公の知能外から見た場合に関して、ねんはなしなでのあるあと毎日話していることは知っているので、種族とかそういう言葉を使うのは、ノアルアから学んだことだと思ってます。




