第5話 ミリお姉ちゃんの魔法書読み聞かせ
カタコトで話すのはおそめという指摘を頂いたので本話を改定させていただきます。
転生してから大体四ヶ月くらい経った。
毎日魔力の鍛錬と卵のお世話(ほとんどはメイドさん頼り)を続け、体の方は、首も据わりはじめ、ハイハイもどきができるようになった。
今日は、ミリお姉ちゃんが部屋に来て本を読んでくれるらしい。
なので今日は魔法書をねだってみようと思う。
「じゃあ書庫に行こっか。バネッサ(アンネリー家のメイド 23)エルを連れてきて。」
(家族からは愛称でいつもエルと呼ばれている)
大人しくバネッサに抱かれながら、書 庫まで連れて行ってもらった。
ハイハイもどきができるようになっても、楽をできるとこ ろは楽をした方がよいのだ。
書庫に着くと、中は大体20畳くらいの部屋に本棚が置いてあって、まるで小さな図書館みたいな部屋だった。
実は書庫に入るのは二回目で、卵をもらった後に、キッカお姉ちゃんと 魔物図鑑を見に来たことがあった。
ミリお姉ちゃんがどれがいいと聞いてきたので、頑張 って魔法書を指さしてみた。
まあ、力は入りづらく、しっかりは指させなかったのだが。
(ミリお姉ちゃんの読み聞かせのおかげで文字はなんとなく読 める様になっている)
「これ?」
魔法書にたどり着くまで軽くいやがりつつ、ようやく魔法書を手に入れた。
部屋に戻ってきて、すぐに読み聞かせが始まった 。
「まずはじめに魔力とは、体内にある魔力のことを指し、大気中にある魔素とは別物とし て考える。魔力と魔素の違いは、魔力は人間が魔法という形で利用できるようにしたもので、そのままでは利用できないエネルギーのことを魔素という。魔力とは人間が魔素 を体内に取り込んで、人間の使える形、つまり魔力に変換したものである。そもそも魔法と は何か、魔法とは、人間の体内にある魔力を使って、その魔力を火や水といった現象に変換することである。エルこれ聞いてておもしろい?」
聞かれたのでとりあえずうなずいておいた。
「うーん、多分面白いのかな? じゃあ続きね、魔法の使い方、まず魔法を使えるかどうかは才能に依存する。魔 法の才能は使える属性という形で現れる。そして属性に適性があっても、魔力が足りない とその魔法は使うことができない。魔力量は魔力を枯渇させることで、増えると言われて いる。属性と魔力量については例外もあり、強力な魔物を殺すと、その魔物の属性の魔法 が使えるようになったり、魔力量が少し増えたりすることがある、これは、殺した魔物の 魂が自分の魂に統合されるためだと言われている。魔法のお話はこのくらいかな」
「うにゃ」
いかにも子供っぽくいうとなんか頭をなでられた。
それにしても魂が統合されるという話はおもしろい。
神様の 魂の容量が大きい という 言葉から考えると、その考えはあながち間違っていないのかなと思った。
とりあえず全属 性ある自分には関係ないか 。
ミリお姉ちゃんが魔法書を置いて出て行ったので、自分の魔法について考察する時間ができ た。
とりあえず、属性は全属性、魔力量は基準がどのくらいかわからないけど、魔力を使 い切って魔力量増大の訓練はこれからも続けていこう。
せっかく魔法書が手元にあるわけ だし、詠唱や属性についても調べてみようと思う。
まずは詠唱について。ほとんどの魔法使いが詠唱によって魔法を使う。
魔法が上達するとか、詠唱短縮や無詠唱で魔法を使うことができるようになる。
ライトの魔法、普通に無詠唱で使ったんだけど。
まあ、赤ちゃんはしゃべれないから詠唱できないんだけど。
多分だけど、熟練した魔法使いは、自分の魔法についてのイメージを強く持っているのではないか。
僕は科学の知識とか、見慣れた街灯の明かりとかのおかげで強いイメージをを持っていたから使えたんじゃないかな。
今は試すことができないけど、イメージが大切なら科学知識とかも役に立つんじゃないのかな。
分子の動きを止めるイメージと、水魔法とを組み合わせたら絶対零度とかできそう。
危険すぎて人間相手には使えそうもないけど・・・・




